社歴21年のアウトドア店専門スタッフが伝授。初心者でも失敗しないダッチオーブン＆スキレット料理

クッカーでお湯を沸かしてカップ麺を食べたり、グリルで肉や野菜を焼いたり。それだけでも外で食べればおいしく感じるもの。しかし、ダッチオーブンやスキレットといった、本格的なアウトドア料理ができそうな器具が気になっている方も多いのでは。 手入れが煩雑だったり、重厚感があり持ち運びが大変そうなイメージのあるこれらの器具ですが、その分、料理が驚くほど簡単においしくできるのも事実。 今回は、アウトドア専門店勤務21年のベテランスタッフに、自身でも愛用するダッチオーブンとスキレットの使い方を、プロの視点からレビューしてもらいます！実際の料理も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ダッチオーブンは、「焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる」の基本的な調理に加えて「燻す」こともできる鋳鉄製の万能鍋。焚き火調理に使う場合は、上下から均等に熱を伝え、食材にムラなくゆっくり火を通すことで、どんな料理も難しい手順を経ずともおいしく仕上がります。 料理好きや、グルメなキャンパーなら一度は憧れ、グループの中にひとりくらいは持っている人がいるかもしれません。しかし「誰でも気軽に」とまではいかないのは、本体の重さや手入れの大変さ含め、「扱いにくい」というイメージが先行しているからでは。

ダッチオーブンをいくつも所有しているという鶴田さんのお気に入りは、のロッジ「エナメルダッチオーブン」。エナメルコーティングが施された鋳鉄ホーロー鍋で、メンテナンスのしやすさが抜群。炊飯や長時間煮込む料理に使っても、鉄のにおいが移ったり、作り置きをして錆がつくといった心配もありません。光沢のあるつややかな質感は、アウトドアのみならず、家庭でも毎日使いたくなるデザインです。

鶴田さんのもうひとつの愛用アイテムは、脚つきのロッジ「キャンプオーブン」。蓄熱性・保温力が高いので、火から下ろしても、しばらく料理を温めておけます。焚き火でのオーブン料理など、より本格的な調理が可能ですが、鶴田さんはこちらもガス燃料のバーナーで使用しているのだそう。

２〜3人分の料理なら、重たいダッチオーブンよりも、スキレットで調理する方が手軽。ダッチオーブンと比べて底が浅い分、ほぼダッチオーブンと同じ料理が可能です。

ダッチオーブン=焚き火料理というイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。もちろん、ダッチオーブンは野外のタフな環境に強く、焚き火での直火調理に向いていますが、扱いが簡単なガスやガソリン燃料のコンロ・バーナーを使っている人も少なくありません。

ロッジのホーロー鍋とスキレットを並べて使うことも。安定の高火力で、火の番をすることなく調理可能なのも、バーナーを使うメリット。

今回キャンプ料理へのこだわりや、リアルな使用感を教えてくれたのは、「エルブレス スマーク伊勢崎店」の店員・鶴田さん。21年という長期にわたり専門店でキャンプやアウトドア用品と向き合い、プライベートでも登山やキャンプの経験を重ねてきたベテランキャンパーです。 店舗ではエントリー向けはもちろん、経験者がワクワクするような商品まで幅広くラインナップ。気軽に立ち寄り、なんでも相談できる環境が揃っています。キャンプの準備に、まずは足を運んでみましょう！

【店舗情報】 エルブレス スマーク伊勢崎店 住所：群馬県伊勢崎市西小保方町368 スーパースポーツゼビオ店内 スマーク伊勢崎 2F 電話番号：0270-30-7801 営業時間：10:00～21:00