高尾山で静かな山歩きを楽しむならこのルート!いつもと違うハイキングを満喫してみよう
【新・高尾の遊び方】高尾山の玄関口で焚き火が楽しめる!都内最高峰のアウトドア体験ができるホテル「タカオネ」
2022.01.14キャンプ場
2021年夏にオープンした京王線・高尾山口駅そばにあるホテル「タカオネ」。開放感あふれる客室やカフェ、テレワーク利用が可能なラウンジに加え、提供するのはちょっと風変わりなサービス。中庭での焚き火やルーフトップでの星空観察など、アウトドア好きの心がおどる体験を数多く用意しています。高尾山麓を遊びつくすために生まれたホテルの魅力を、余すところなくお伝えします。
制作者
辻 康太郎
気の置けない友人たちと行く、グループキャンプが好きです。たまに山登りも。よく行くキャンプ場は足柄の大滝キャンプ場です。KEENとザ・ノース・フェイス愛用者。自宅でもキャンプめしをよく作ります。チャレンジしたいのは豚バラブロック肉の燻製。
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高尾の魅力は登山だけにあらず!
都内屈指のアウトドアスポット
京王電鉄を利用し、新宿から1時間弱でアクセスできる高尾山。年間200万人以上が訪れ、ミシュラン社のガイドブックで最高評価となる三ツ星を獲得するなど、外遊びの初心者でも気軽に山の魅力を味わえるアウトドアスポットとして人気を博しています。
しかし、高尾の魅力はそれだけにとどまりません。予想外のだまし絵で視覚を刺激する「高尾山トリックアート美術館」やパワースポットとしても知られる「髙尾山薬王院」など、山以外にも訪れるべきスポットがたくさん。コロナ禍で、自宅から1~2時間圏内へ旅行する「マイクロツーリズム」という考え方が脚光を浴びましたが、まさに高尾こそ、首都圏の住人にとってうってつけの観光地です。
そんな高尾へ遊びに行く際、せっかくなら宿泊がおすすめ。「日帰りできる場所にあえて泊まる」という贅沢は、一度覚えたらやみつきに。遠方への旅よりも時間や交通機関の制限がないので、スケジュールが自由に組みやすく、心の余裕も生まれます。普段とはテイストを変えた"アウトドア"なプチ旅行を、高尾山麓で味わってみてはいかがでしょうか。
高尾山麓を遊びつくすために生まれた「タカオネ」って?
駅から徒歩1分のホテル
そんな高尾に宿泊する際、高尾山の玄関口、京王線・高尾山口駅の目の前にあるホテルが「タカオネ」。高尾山麓を遊びつくすために2021年7月にオープンし、アウトドア好きにうれしい"仕掛け"が盛りだくさん。自然と一体になれる工夫を随所に施した、高尾観光における新たな拠点です。
泊まらなくても楽しめる
たとえ宿泊しなくても、タカオネは高尾遊びの基地として機能。デイユース利用の「タカオネ テレワークプラン」なら、1,800円で7時~18時の間、館内のさまざまな施設が利用可能。Wi-Fiや電源、荷物預かりやシャワーなど、観光客にとって気の利くサービスが充実しています。
フロント横の売店には、掘り出し物をそろえたリユースのアウトドアグッズや、量り売りで買えるおつまみ、登山時の行動食、近辺で活動する作家の作品など、地域に根ざした商品がずらり。この土地ならではのアイテムを、あれこれ物色するのも楽しみ方のひとつです。
さらに、トレイルランナーに人気のシューズ「オン」のレンタルも。宿泊者であれば無料。それ以外は1日220円でシューズを借りられるので、アウトドア遊びの心強い味方に。マイクロツーリズムといえど、シューズの持ち運びは大変なので、外遊びを主な目的とする人にはありがたいサービスです。
客室はまるでテントサイト
▲グループ利用向きの客室「スーペリアルーム」。定員は9名
タカオネに宿泊する場合、客室内でもちょっとしたアウトドア気分を味わえます。
各部屋の壁にはテーブルやチェアが掛けられており、それを利用者自らがセッティング。まるで自分好みのテントサイトを作り上げるように、室内の家具を配置するという仕掛けを施しました。
タカオネで楽しめる"遊び"がこちら!
【その1】中庭で焚き火
タカオネの南東側に設けられた中庭には、十数台の焚き火台がセッティングされています。宿泊者はもれなく薪一束をプレゼントしてもらえるので、無料で火を囲むことが可能。電車の駅から徒歩1分の場所で焚き火を眺めるなんて、これまでにない新鮮な気分を味わえそうです。
宿泊者以外でも、800円(税込)の「焚き火セット」を購入すれば焚き火の利用ができます。都心部では、場所の確保が難しい焚き火。フラッと立ち寄って試せるのは、初心者キャンパーにとってもうれしいところ。薪は追加購入も可能です。
中庭には薪割り台とハンマーも完備。キャンプ場さながらに、アウトドアな気分を体感できます。
【その2】カフェでのんびり
1階のカフェ&ダイニング「キッチン」では、地元でとれた旬な食材を味わえます。登山前の朝食から外遊び後のディナーまで、ナチュラルな木材を基調とした空間で利用者をお出迎え。
取材時はランチタイムだったので、「本日のカレー」をチョイス。やや辛口で深みがあり、濃厚な味わいでした。
八王子産の米を使用した日本酒など、各種アルコールも。中庭での飲食も可能なので、焚き火を囲みながら仲間と一杯、なんてリラックスタイムも実現できそうです。
【その3】ワークショップに参加
タカオネや近隣のエリアで実施する各種アクティビティ・プログラムも用意しました。たとえばこちらは、高尾山そばの陣馬山のふもとのアトリエ「salikhlah(サリヒラフ)」で活動するレザークラフト作家・竹沢むつみさんによる、革を使ったクラフト体験。ポーチやキーホルダーづくりなど、革を用いたクラフト体験ができます。
詳細はこちら:タカオネ公式サイト
こちらは、陣馬山のふもとにあるアトリエ「調麓窯」にて行われる陶芸体験。主宰するのは八王子出身の陶器作家・上島かな子さん。高尾の風を感じる気持ちのいい空間で、手びねり技法による器作りにチャレンジできます。
詳細はこちら:タカオネ公式サイト
アウトドアガイドグループ「高尾オーダーメイドツアー」によるアウトドアツアーにも参加できます。タカオネに宿泊の上、夜明け前からハイキングをし、ご来光を見て下山するなど、参加者の希望に合わせた世界にひとつだけの体験を提供。ツアー前には事前のオンライン面談もあるので、アウトドア初心者でも安心して外遊びを楽しめます。
詳細はこちら:タカオネ公式サイト
いざ、アウトドアな魅力に満ちた高尾山麓へ!
「サッと行けて、日帰り向きの観光スポット」というイメージのある高尾。しかしせっかく訪れるのなら、タカオネを拠点に高尾山麓の遊び場をハシゴし、泊りがけでアウトドアな遊びに浸ってみるのもいいかもしれません。
初心者から上級者までアウトドア好きの味方になってくれる「高尾の基地」で、心ゆくまで外遊びを堪能してみてください。
詳細はこちら:タカオネ公式サイト