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ワークマン

抜群の防水性を誇るワークマンのイージス!開発担当に聞く驚異のこだわりとは?

言わずと知れた作業服の専門店「ワークマン」。現在はアウトドア向けの商品を多く取り扱うメーカーでもあります。そんなワークマンのオリジナル防水ウェアブランドが「イージス」。高い防水性を持ち、作業着としてだけでなく、アウトドアでも支持される人気のアイテム。今回はワークマンのオフィスにお邪魔し、イージスの人気の秘密に迫りました。

ワークマンの防水ウェアブランド「イージス」とは?

ワークマン社員の杉山慎一郎さんに話を聞く

杉山さん
杉山慎一郎さん  入社13年目 ワークマン製品開発部 レイン&シェル担当
日本最大手の作業服・関連用品の専門店ワークマン。高いコスパで、工事・建設現場や工場で働く多くの人に支持されています。そんな作業服作りのプロフェッショナルであるワークマンが手がけるオリジナルブランド「AIGIS(イージス)」は、ワーカーだけでなく、アウトドアユーザーの間でも人気。 hinata編集部は都内にあるワークマン本社に突撃。イージスの製品開発担当者の杉山慎一郎さんに、その特徴や人気の秘密を聞きました。

作業着のプロフェッショナルが作る防水ウェア

イージス
──まず、イージスとはどんなブランドなのでしょうか? 杉山慎一郎さん(以下、杉山):イージスは究極の防水性をテーマに、5年前にスタートしたワークマンのレインウェアブランドです。東北などの寒い土地で働くワーカーのために防水・防寒ウェアを作ったことがイージスのはじまり。 とてもニッチな商品だったはずが、バイカーなどの支持を得て、作業着が必要な現場の方以外のユーザーにも着てもらえるようになりました。これは偶然見つけてもらっただけで、作戦でもなんでもありません(笑)。

イージスが多くの人から支持される理由

コスパ
──なるほど、もともとはアウトド向けアブランドではなかったんですね。今、多くの人がイージスを支持している理由はどうみているのですか? 杉山:一つは高い品質と防水性ですね。今でも「あくまで作業に使える服」がコンセプトです。しかし作業着で重要な動きやすさや丈夫さはアウトドアでも同じ。アウトドアのフィールドでも申し分ない品質は、多くの人の信頼を得ています。 もう一つは、やはり価格ですね(笑)。イージスでは、防水透湿素材の上下セットのレインウェアが5千円以下で手に入ります。しかし、アウトドアブランドだとそうはいきません。5倍、10倍の値段のものがざらにあります。やはり価格は他のアウトドアブランドにはない強みです。

ワークマンイージスの性能

高い耐水圧に加え、透湿性も追求

パンツ
──イージスの製品に共通する性能や特徴はありますか? 杉山:防水性に関してですが、イージスの製品は基本的に耐水圧を10,000mm以上にするルールになっています。他にも、水が染みやすい尻部や肩部に縫い目が来ないようにすることで、構造的にも水が染みにくくなっています。 今までは防水性重視でしたが、最近の製品では透湿性も追求しています。透湿性といえば、アウトドアウェア素材では定番ですが、これは体を動かすワーカーにとっても非常に重要な機能。今後の製品は、防水に加えて透湿も重要なキーワードです。

気になるお手入れの方法

性能
──なるほど、たしかに仕事をしていても汗をかくことは多いですし、透湿性がある方がうれしいです。防水透湿素材だとお手入れの方法が気になります。 杉山:イージスの洗い方は、手洗いを推奨しています。手洗いの後、脱水や乾燥も使用せずに陰干し、その後も乾燥したところで保管するのがおすすめです。少し面倒と思うかもしれませんが、この手順を守れば、長く着用いただけます。

どんなアウトドアに向いているか

おすすめはバイク!

バイク
反射
──あくまで作業着と言っても、アウトドアで使いたい人も実際多いと思います。杉山さん的に、どのようなアウトドアにおすすめですか? 杉山:やはり、ひとつはバイクですね。高い防水性と防寒性は多くのバイカーに支持されています。またアイテムによりますが、ウェアのカラーや反射塗料のプリントで視認性が高いことも人気の理由。夜間の走行でも、車に存在感をアピールできます。

釣りやキャンプ、山登りでも!?

防水ウェア
──たしかにバイクとの相性は良さそうです。他のアウトドアではいかがでしょうか? 杉山:あとは釣りですね。じっとしている時間が長いアクティビティとの相性は抜群です。それでいうと、キャンプも激しく動き回ったりしないので、キャンプの雨具や防寒着でも活躍すると思います。 先ほど言ったように、今後は高い透湿性のアイテムも出てくるので、登山などのアクティビティでもぜひ使って欲しいですね。

イージス担当者のおすすめアイテム3選

独自の素材と製法で作られた最新レインウェア「INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ」

レインウェア
イナレム
──ここからはイージスで杉山さんおすすめアイテムを教えてください。 杉山:最初におすすめしたいのが、イージスのオリジナル防水透湿素材「INAREM(イナレム)」を使用し、独自の製法「RAIM box(レイムボックス)」で作った最新のレインウェア「イナレム ストレッチレインスーツ」です。 イナレムは耐水圧20,000mm、透湿度25,000gという、アウトドアブランドでも使用される素材と同等の性能を持っています。素材の名前は「蒸れない」を逆から読んだところからきています。 レイムボックスはAIでウェアの着圧を徹底的に分析し、高い着心地を実現しています。同時に生産途中での廃棄も減らした環境にも配慮した製法です。
ストレッチ
──隅々までオリジナルなレインウェアですね! 杉山:そうなんです!あと、このレインウェアはストレッチもきいていて動きやすいこともおすすめのポイントです。仕事の中でよくある、手の上げ下げ、しゃがむ、立ち上がるなどの動きがしやすいようになっています。体を動かすようなアウトドアアクティビティにもぴったりです。 【基本情報】 サイズ:S、M、L、LL、3L カラー:ベージュ、ブラック、オリーブ 価格:4,900円(税込) 詳細はこちら:イナレム ストレッチレインスーツ

コスパ抜群のダウン!「イージスダウンジャケット」

ダウン
ハンドウォーマー
──次はアウターですね。かなり暖かそうです。 杉山:次は、コスパ抜群のダウンジャケットです。ワークマンでは唯一の防水ダウンジャケット。薄手で軽量ですがかなり暖かいです。旧モデルは私も着ていて、ロンTとこのジャケットで十分冬を越せました。新モデルはその旧モデルよりも暖かく作りました。それで価格は5,800円。今年の新作で大注目のアイテムです。 ポケットもハンドウォーマー機能をつけるなど、見た目にはシンプルですがギミックを効かせています。
ダウンジャケット
──真冬を過ごせる暖かさで6,000円以下は驚愕です。 杉山:そうですよね!実はワークマンのお客さまに登山家の方がいて、このウェアを着てヒマラヤに登りたいという声もあります。実際登れるかどうかは分かりませんが、そのくらい暖かさがあるということだと思います。カラーも落ち着いた感じで、キャンプにもぴったりです。 【基本情報】 カラー:カーキ、ベージュ、ブラック、イエロー(11月限定) サイズ:S~3L 価格:5,800円(税込)

電車移動が増えたワーカーのためのバッグ「防水デイバッグ」

PCスリーブ
──最後はバッグですね。レインウェアだけでなくバッグも展開しているのですね。 杉山:そうなんです。バッグも、イージスは完全防水。内側にはPCスリーブもついていて、現場仕事の方以外でも使いやすいバッグです。
PCスリーブ
──あまりワーカーの方が背負うタイプのバッグを持っているイメージは少ないので、意外なアイテムです。 杉山:特に都心ではそうですが、近頃は現場まで車で行くのではなく、電車で移動する方も増えています。そんな中ではバックパックの方が便利です。また、現場でもPCを使うことも増えてきているので、PCスリーブも欠かせません。結果的に、あらゆる人の使い道にマッチしたバッグになっていると思います。実は、女性からの人気もとても高いんですよ。 【基本情報】 カラー:ベージュ、ブラック、バーガンディ、ネイビー 価格:2,900円(税込) 詳細はこちら:防水デイバッグ

イージスを着てアウトドアを楽しもう

キャンプ
──今回の話を聞いて、イージスのモノ作りへの熱量の大きさにとても驚かされました。おしゃれなものも多く作業着の印象がガラッと変わりました。 杉山:イージスをはじめとして、ワークマンのウェアはあくまで作業着を基本としていますが、仕事以外でも着られるものもたくさんあります。平日の仕事に、週末のキャンプに、1週間を通して使ってほしいです。今後の新商品にもぜひ期待してください。


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