夏キャンプでキンキンのビールと溶けないアイス!HiKOKIのコードレス冷温庫は家族を思いやるギアだった【検証】
夏キャンプの大人の楽しみは、キンキンに冷えたビール。子どもにもアイスで涼しんでほしいところ。ただ保冷剤や氷では保冷力に限界があり、あきらめている人が多いのも事実です。そこで充電式のコードレス冷温庫の出番。ファミリーキャンパーに、大手電動工具メーカー「HiKOKI(ハイコーキ)」がキャンプ向けにリリースした話題の新作を使ってもらい、憧れの「キャンプアイス」ができるのか、検証してもらいました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
充電式のコードレス冷温庫をファミリーキャンプで使ってみた!
ビール&スイーツ好きなキャンパーが検証
のどを潤す冷えたビールは、夏の日差しの中で設営を終えたキャンパーの楽しみ。キャンプでの至福の瞬間です。
千葉県在住のファミリーキャンパーで、2児の父、後藤慧(けい)さんもそこに魅力を感じる一人。普段は保冷剤を使う一般的なクーラーボックスを使っていますが、今回は前々から気になっていた充電式のコードレス冷温庫を、奥さんと子どもたちとのキャンプで実際に試してもらいました。
大人にはキンキンに冷えたビールを約束
▲キンキンに冷えたビールを味わう後藤慧さん(左)
白いコットン地が印象的なノルディスクのテントを設営し、一段落した慧さん。冷温庫でキンキンに冷やしておいた地ビールの瓶を手に取り、口元にひんやりとした心地よさを感じながら、ビールを味わいます。それに負けじと、長男の庵志(あんじ)君(3)もオレンジジュースで乾杯。
今回使ったHiKOKIのコードレス冷温庫は、大手の電動工具メーカーとしては初めて、冷蔵・冷凍の2気室を実現したモデル。飲み物・食材と、アイスなど、それぞれ適温に保てるので、逆に冷やしすぎて凍らせる心配もありません。
誰もが経験するアレがなくなる!
「どこでも快適」が家族キャンプの思いやり
コードレス冷温庫は、まさに移動式の冷蔵庫。電源のあるキャンプ場ならバッテリー切れも気にせず、食中毒リスクも減らす、家族を思いやるギアでもあります。
キャンパーによくあるのが、「キャンプ場で足りなくなるのが心配だから…」という心理で多めに食材を買ってしまい、余らせてしまうこと。コードレス冷温庫なら冷蔵・冷凍の状態をずっと維持できます。
「帰るころに常温になっていたり、解凍されたりすることもないので、食材を無駄にしないで済む」というのも、後藤さんファミリーの注目点です。
帰りに寄り道しても大丈夫
後藤さんファミリーのキャンプの楽しみの一つが、キャンプ場周辺で特産品が買える道の駅やパーキングエリアへの寄り道。「帰りの渋滞で持ち帰りは難しいと思っていた肉や魚が買え、家でもキャンプ旅の思い出が続くのはいいですね」(慧さん)。
キャンプサイトに自然に溶け込むナチュラルカラー
HiKOKIはコードレス冷温庫をキャンプ向けに刷新。落ち着いた色合いの「フォレストグリーン」の新作をリリース。ナチュラルカラーが主流になっているキャンプサイトで、コーディネートしやすくなりました。
キャンパーの間でもコードレス冷温庫の人気が高まっていることで、関心が高まっていた後藤さんファミリー。「キャンプサイトに合う自然な色がないと思っていたんですが、これなら普通に溶け込みますね」。妻の良美(よしみ)さんも満足気に語ってくれました。
キャンプの道中も本体で充電しながら保冷、保温!
バッテリーが2個入り、キャンプに行く道中で、車のシガーソケットで充電しながらの保冷も可能。そこは、大手電動工具メーカーのHiKOKI。職人たちが毎日タフに使う高負荷な電動工具に採用されているバッテリーなので、その信頼性は折り紙付きです。
子どもにアイスのご褒美で上機嫌
工具メーカー初の冷凍冷蔵2室で、夢のキャンプ場アイスを実現
慧さんが取り出したキャンプで初めてのアイスに、子どもたちも大興奮。何を隠そう、慧さんは千葉県成田市で人気の甘味処を営むキャンパーで、一家でスイーツ好き。最大マイナス18度で冷凍できるので、次男の慈瑛(じえい)君(1)もおいしそうに味わい、笑顔がこぼれます。
「その後のキャンプでも子ども2人から『今日はアイスは無いの?』とおねだりされるようになってしまい…。すっかりコードレス冷温庫のある快適キャンプが忘れられないようです」。慧さんが後日、メッセージでこう教えてくれました。
氷、保冷剤不要。コンパクトでもモノが入る!500mlペットなら20本
クーラーボックスは大型のものを買っても、それだけの量の氷や保冷剤が必要で、「思ったほど食材が入らない」と気付くことも。HiKOKIのコードレス冷温庫は25Lで、2Lのペットボトルなら6本、500mlのペットボトルなら20本入り、1泊2日のファミリーキャンプには十分な量の食材や飲み物が入ります。
「普段使ってるクーラーボックスだと保冷剤が必要ですが、食品や飲み物が取り出しにくくなります。保冷剤が不必要なので中身の見通しも良いですよね」。慧さんはビールをもう一本取り出しながら、コードレス冷温庫の良さを再確認。
日常でもヘビーユースできるコードレス冷温庫
夏のスーパーの買い出しなど、普段から使える!
コードレス冷温庫はキャンプで最大限に活用できますが、「それだけのために買うのは、妻の決裁が通るか…」と考えるのは、ほかのギアと同じ。
もちろん、日常的に「家電」として使えるのも魅力の一つ。車に積んでおけば、夏のスーパーの買い物で刺し身や冷凍食品を買っても安心で、意外とお買い得に感じてしまうかもしれません。
火が使えない公園や運動会でも、あたたかい料理がすぐ食べられる
保冷だけでなく、保温もできるので、夏だけでなく、冬にも活躍するのがHiKOKIのコードレス冷温庫。家で料理をしたものを温かいまま食べられ、火が使えない公園のピクニックや行事で活躍します。車輪もついているので、力に自信のないお母さんでも持ち運びは安心!
停電時にもスマホ充電で大活躍
毎年のように全国各地で発生する自然災害。台風や地震が直撃する地域でなくても、停電は頻繁に起こっています。特に、スマートフォンは支援情報や災害の状況をリアルタイムで知るためのライフライン。逆にいうと、スマートフォンの充電がなくなることは、孤立するリスクにもつながります。
HiKOKIのコードレス冷温庫が一つあれば、スマートフォンも充電でき、いざというときに安心。ポータブル電源を持っていなくても、キャンプや災害時に困りません。ここが慧さんも特に注目した点。
「スマートフォンで写真を撮ったり、音楽流したりすると電池の減りが早いので、充電できるのは一番有難いです。LEDランタンの充電にも役立つのでいいですね」
基本情報
商品名:コードレス冷温庫 UL18DB
サイズ:奥行340cm×幅653cm×高さ450mm
重さ:15.6kg(蓄電池なし)
容量:25L
設定温度:マイナス18度〜60度の5度単位
販売先:ホームセンター、ECサイト、全国の電動工具取扱販売店など
定価:87,800円(税込)
家族で最高の瞬間が味わえる「コードレス冷温庫」
ポータブル電源をキャンプで使い始める人が目立つようになったときも、「キャンプに電気?」という意見があったのも事実。しかし、後戻りできない快適性はもちろん、防災の観点からキャンパーにもすっかり浸透。それはコードレス冷温庫でも同じことがいえそうです。活用すれば、大人も子どもも家では感じられない最高の瞬間を味わえ、家族のキャンプがより好きになるはず!