制作者
Chinatsu Ogasawara
ついに、愛猫2匹と「猫キャン」を実現!寝るときはシュラフの中に猫を忍ばせて秋冬キャンプの寒さをしのいでいます。テントはムラコのNIMBUS 4Pを愛用中!
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童心にも帰れる「花はなの里」の魅力を体感
自然豊かな里山でキャンプ体験
里山の緑豊かな場所にあるオートキャンプ場「花はなの里」。自然豊かな場所だからこそ体験できることは少なくありません。木にくくりつけられたブランコに乗ってハイジのように揺られたり、施設内にある池でザリガニ釣りをしたり、すっかり童心に帰って遊んでしまいました。
ほどよいプライベート感が魅力
「花はなの里」は、もともと棚田だったところを18区画のキャンプ場に作り変えた場所。実際に宿泊してみて感じたのは見晴らしの良さと開放感。サイトが段差で分けれられているため、左右どちらかに他の利用者のテントが張られることはあるものの、前後にはテントがないので見晴らしの良いキャンプが楽しめます。
猫や犬が幸せに暮らす温かいキャンプ場
「花はなの里」に到着すると、猫27匹と犬7匹の合計34匹がキャンプ場内で自由気ままに過ごしていました。オーナーさんに食事と寝床を与えられ、管理棟で幸せで穏やかに暮らしています。実はそれぞれ辛い過去を背負いながら「花はなの里」までたどり着いた保護猫・保護犬たち。
そんなことを感じさせないほどに猫も犬も穏やかで人懐っこく、かわいがり放題。管理棟でただ立っているだけで猫たちが足にスリスリしてきてくれるという高待遇にニヤニヤが止まりません。34匹はキャンプ場内に放し飼いされていますが、食事にも困っていないため、キャンプサイトをあさることもせず、礼儀正しくもてなしてくれました。
今回はキャンプ場オーナーの麻里子さんに、他のキャンプ場にはない魅力がたくさん詰まった「花はなの里」が、どのような経緯で生まれたのかを聞いてきました!
「花はなの里」誕生から人気キャンプ場になるまで
自然豊かな場所を求めて
24年前まで大企業に勤めていた現オーナーの麻里子さん、仕事のストレスもあってか、ある時から不眠症に悩まされるように。そこで、思い切って住環境を変えようと、家族一緒に夫、長平さんの祖母が住む自然豊かな場所に引っ越すことに決めました。その場所が、今の「花はなの里」です。
しばらくはそこから会社に出勤する生活を続けていたのですが、出勤時間の長さと祖母の介護が理由で退職を決意。自分たちで家を改装し、カフェをはじめました。そして、そのころから家の付近を歩く迷い猫を保護するように。お腹を空かせている猫を放っておくことができませんでした。
「今まで動物を飼ったことがなくって。だから、当時は猫を何匹も世話するなんて想像もつかなかったです」と、麻里子さん。しかし、引っ越したばかりで知り合いがいない環境。迷い猫たちの飼い主を見つけられず、自分で複数匹を育てるようになりました。
友人の言葉がキャンプ場営業のきっかけ
カフェをはじめてみたものの、人通りの多い場所ではないため、集客は非常に厳しい状況。他に収入を得る方法を見つけなければと模索していました。そんな折に友人が放った「キャンプ場をしたらいいんじゃない?」という何気ない一言。これが、「花はなの里」誕生のきっかけでした。
今までキャンプは一度もしたことがなく、もっぱらインドア派だった麻里子さん。しかし、「キャンプ場ならこの緑豊かな環境を活かせるのではないだろうか?」と決意しました。
キャンプ場をいちから作る
キャンプ場営業をはじめると言っても、そこには山と棚田しかありません。麻里子さんは長平さんとふたりで、キャンプ場を作りはじめました。棚田を埋め立て、トイレや手洗いスペースを作り、やることは山のようにある状況。
「当時、何もないところから、キャンプ場が出来上がる想像は全くできなかったです」。それでも夫婦でコツコツと作業を進め、1999年ついにキャンプ場「花はなの里」が完成しました。構想から約1年かかってのオープンでした。
とあるテレビ番組で特集が組まれることに!
キャンプ雑誌はもちろん、有名漫画が原作の映画「はちみつとクローバー」、人気バラエティー番組「ガキの使いやあらへんで」などで、「花はなの里」がロケ地として使われていました。キャンプ場営業をはじめて4年ほどで軌道に乗りはじめました。
猫のサチ
さらに、BS日テレで放送していた人気動物番組「ワンニャン倶楽部」が、当時「花はなの里」で暮らしていた全身麻痺を患うサチという猫を特集。放送後、全国各地からキャンプ場への問い合わせの電話が入り、手紙も多く届きました。キャンプ場の利用者や訪問者も増え、大忙し。昨年春にサチは亡くなってしまいましたが、今でも「花はなの里」にはサチへの手紙が届きます。
家族で訪れたくなるキャンプ場に
ソロキャンプや夫婦でのキャンプを楽しむ人も多いですが、「花はなの里」の利用者の中心はファミリーキャンパー。猫や犬と触れ合うことを目的に来る家族が多く、犬の散歩をお手伝いしてくれる子供もいます。
麻里子さんは「これからもキャンプ場営業を通して、利用者さんの楽しい経験をするためのお手伝いを続けたい」と話してくれました。
取材を終えて
キャンプ好きもそうでない人も一度訪れるとファンになってしまう、「花はなの里」。穏やかな顔をした猫と犬が優しく出迎えてくれるキャンプ場に、リピーターが続出する理由が分かりました。
【基本情報】
住所:千葉県富津市上648
電話:0439-65-5126
営業期間:通年
料金:
[オートサイト] 4,000円(〜5人) / 泊
[バンガロー]10,000円〜/泊
チェックイン / チェックアウト: 12:00 / 11:00
公式はこちら:花はなの里
【施設詳細ページ】
この記事で紹介したスポット
キャンプ場画像 | |
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キャンプ場名 | 花はなの里オートキャンプ場 |
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