【キャンプ×日本酒】新定番を緊急調査してみた!キャンプ場で分かった驚きの結果とは?
アウトドアシーンで日本酒の存在感を高めているのが、大手日本酒メーカー日本盛の「生原酒ボトル缶」です。持ち運びやすさに加え、フレッシュな生原酒を味わえるとあって、愛好家からの評価は年々うなぎ登り。hinataは実際にキャンプ場でアンケートを実施し、アウトドアに本当に合うのか調査しました。驚きの結果は生原酒ボトル缶の解説とともにお伝えします!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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持ち運び楽チン!使い勝手最強!日本酒ボトルの新提案
キャンプ料理に日本酒が合う理由
肉が多いキャンプ料理。ビールや赤ワインを飲むキャンパーも多いのではないでしょうか。しかし、日本酒と肉料理のペアリングも実は相性抜群です。日本酒には肉の素材の旨味を引き立てる役割があり、近年では焼き肉と日本酒の店も増えているほど。淡白な素材のものだけでもなく、脂っこい料理でも調和する日本酒は多くあります。
アウトドアシーンで日本酒というと、冬のキャンプでのおでんと連想し、「夏には合わない」と考えている人が多いのも事実。ただ、それは夏の日本酒の飲み方があまり知られていないことに関係しているかもしれません。
日本酒はアルコール度数が16~20度くらいある「原酒」に水を加えて15度ほどに調整し、加熱処理をしていますが、生原酒ボトル缶は加熱・加水しない「生原酒」。アルコール度数がやや高く、濃厚ですので、氷を入れてロックにしても味わいが崩れません。
特に生原酒ボトル缶は、広口のボトルなので、冷凍フルーツを直接入れてフレーバーをつけられます。さらに炭酸水を注ぐ方法も。日本酒でも、真夏でも爽快に飲める方法がいくつもあります。
「日本酒にはアミノ酸が多く含まれており、少し加えるだけでキャンプ料理の味わいが向上します」(日本盛)。キャンプ料理でも、アサリなどの魚介の酒蒸しなどは手軽に作れ、仲間に喜んでもらえる野外料理の定番メニュー。ただ飲むだけでなく、キャンプ料理の幅を広げ、マンネリを打破してくれる日本酒はクーラーボックスに入れておくと重宝します。
2つの意味で画期的だったボトル缶
日本盛によると、生原酒ボトル缶は、アウトドアでの持ち運びのしやすさだけを考えて開発されたわけではありません。もともとは蔵元でしか飲めなかったおいしい「生原酒」を手軽に味わってもらうため、容器に遮光性と密閉性に優れたボトル缶を採用した経緯があります。
というのも、スーパーなどでよく見かける日本酒は加熱殺菌されている商品がほとんど。生原酒ボトル缶は加熱をしない非加熱製法で、「生」の状態。日本盛の開発担当者も「デリケートな生酒を常温で運びできるのは、画期的なことです」と誇るほどです。
これまでのカップ酒と違って軽量性に優れ、飲み残してもキャップができ、キャンプ料理にも使える便利さがアウトドア愛好家にも評価されています。
ボトル缶ヒットはアウトドアにも!
生原酒ボトル缶は2015年に発売し、わずか5年で約800万本を販売するヒット商品に成長。生原酒で再びキャップを締められる200mlボトル缶が清酒業界で初めてだったこともあり、旅行や花見で飲むお酒として認知度が一気に高まり、じわじわとアウトドアでも知られるようなってきました。
キャンプ場で緊急アンケートを実施!
青野原オートキャンプ場の約50人が協力
「生原酒ボトル缶は本当にキャンプに合うのだろうか」。
hinata編集部はこの真相を確かめるため、7月中旬に神奈川県相模原市にある青根原オートキャンプ場の協力を得て、来場者に試飲してもらって感想を聞くアンケートを実施。場内にいた20代〜60代の男女48人から回答を得られました。アンケートをお願いをしたほぼ全員が協力してくれ、hinata編集部も「生原酒ボトル缶」へのキャンプ愛好家の熱い眼差しを肌で感じ取れました。
やっぱりキャンプ=お酒の人は多かった!
生原酒ボトル缶の味について聞く前に、お酒を飲む頻度について質問。週3回以上飲むというお酒好きは過半数となり、キャンプでもお酒を楽しみにしている人が多くいることが分かりました。
特にキャンプで飲む一番人気はビールで、33人と圧倒的多数。その次は、ビールに代わって人気が高まっているハイボールが20人。その次に日本酒とサワーが15人と続き、ワイン13人を上回る結果に。キャンプで日本酒を楽しみにしている人が3分の1はいることが分かります。
実際にアンケートをしていると、クーラーボックスでキンキンに冷やした四合瓶を見せてくれる方も多くいました。
味は7割が高評価!
生原酒ボトル缶については、「まったく知らない人」との回答が72.9%(35人)と多かったものの、実際に試飲して忖度なしの感想を求めると、「おいしかった」と答えた人は約70%の33人。「キャンプに合う」と答えた人もほぼ同数の結果に。やはり生原酒ボトル缶のおいしさも評価されることがわかりました!
特に「飲みやすい」と好評だったのは!?
実際にアンケートを行ったスタッフの印象では、赤いボトルの純米吟醸が、普段あまり日本酒を飲めない20〜30代の若い人や女性からも「フルーティーで飲みやすい」と好評。
また「日本酒を瓶でわざわざ持ってくるのはかさばって手間」(30代男性)として、ボトル缶に興味を示す人も多くいました。ただ、ビールや缶チューハイと違い、キャンプ場の売店で取り扱っているところが少ないため、「このサイズなら飲みきれるので、キャンプ場で日本酒に合う乾き物と一緒に売っていたら買う」(40代男性)という声もありました。
今回のアンケートを通して、キャンプをする人にも日本酒好きが多いことが判明。まだまだキャンプでビールほどの浸透はしていませんが、キャンプ場での買いやすさや持ち運びもやすさの条件がそろえば、夜は焚き火を見ながらゆったり飲む酒に日本酒を選ぶ人が増えると確信できました。それだけに、キャンパーからの生原酒ボトル缶への注目はかなり高かったです。
気になるアンケート結果はこちら
Q1.日本盛「生原酒ボトル缶」を飲んだことありますか?
よく飲む…4.2%(2人)
飲んだことはある…8.3%(4人)
飲んだことはないが、聞いたことはある…14.6%(7人)
まったく知らない…72.9%(35人)
Q2.普段お酒は飲みますか?
ほとんど毎日飲む…37.5%(18人)
週3〜4回飲む…16.7%(8人)
週1・2回程度飲む…29.2%(14人)
基本的に飲まない…16.7%(8人)
Q3.普段のキャンプではどんなお酒を飲んでいますか?(複数回答可)
ビール…33人
ハイボール…20人
サワー…15人
日本酒…15人
ワイン…13人
ウイスキー・バーボン…9人
焼酎…8人
梅酒…5人
カクテル…4人
飲まない…3人
Q4.今回飲んだ生原酒ボトル缶の味はいかがでしたか?
おいしかった…68.8%(33人)
まあまあ…14.6%(7人)
おいしくはない…0%(0人)
特に感想ナシ…16.7%(8人)
Q5.生原酒ボトル缶はキャンプに合うと思いますか?
あう…69.6%(32人)
あわない…2.2%(1人)
わからない…28.3%(13人)
Q6.キャンプと日本酒の楽しみ方での提案はありますか?(自由回答)
・焚き火で飲むといい
・手軽でいい、冷やしやすい
・キャンプ場で販売してほしい
・炭酸、日本酒ベースのハイボール感覚なお手頃なものがほしい
・川や海のそばのキャンプ場で焼き魚と一緒に食べたい
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日本盛は、日本酒に合う「アウトドアおつまみ」、日本酒を使った「キャンプごはん」「山ごはん」や「カクテル」の写真・レシピ・料理名(カクテル名)を募集中。ハッシュタグ「#日本酒キャンプ飯」か「#日本酒山ごはん」を付けてInstagramやTwitterなどで投稿すると、著名アウトドアコーディネーター小雀陣二さんが審査。21名にキャンプにぴったりなアイテムをプレゼントします!
夜のゆったりした時間は日本酒で
実際にキャンプ場で聞いた「生原酒ボトル缶」は、持ち運びのしやすさへの評価だけでなく、試飲の1口目で「おいしい」という声を多く聞きました。夏のキャンプの最初の一杯目はビールや炭酸系にして、夜のゆったりした時間は焚き火をみながらお酒の味を楽しみたい人には、日本酒が最適ということがよく分かったアンケート結果でした。