一度は経験するキャンパーの悩み！ギアの泥んこ掃除を達人が指南

ギアの泥んこ掃除を教えてくれたのは山田昭一さん。山田さんは大手アウトドアメーカーから独立後、アウトドアブランドのPRやディレクション、メディアや広告でのスタイリング、執筆に携わってます。趣味はキャンプや渓流釣り、サーフィンと幅広くアウトドアを楽しみ、外遊びの達人です。

キャンプ場は水はけが悪い場所が多く、雨がふっていなくても地面がぬかるんでいる場合があります。また川岸やくぼ地、低地といった場所は雨水がたまりやすく、地面と接するギアや靴、車のタイヤが泥で汚れがちです。

ぬかるんだサイトでキャンプを行うと、テントを支えるペグはもちろん、チェアの足やテントの底部も泥で汚れてしまいます。子供やペットと一緒に行くと、いつも以上に泥で汚れてしまうことも…。そのまま愛車に入るのもはばかられ、泥はなにかとアウトドアで頭を抱える問題です。

仕事でもプライベートでもキャンプ場を訪れることが多い山田さんに、泥の苦い思い出を聞いてみました。すると、「ギアに泥がつくことはもちろんですが、強風のキャンプ場でギアやテント、車の中まで砂だらけになったことがあります。静電気でくっついた砂はなかなかとれないので、家に帰ってから洗うのも大変でした」といい、山田さんも苦労した経験をしていました。

今回、山田さんが泥んこ掃除でおすすめするのは、小型洗浄機の「ケルヒャー マルチクリーナーOC3」。コンパクトで持ち運び可能なバッテリータイプの洗浄機です。給水タンクと洗浄機が一体になっているため、電源や水場を気にせず、アウトドアシーンで大活躍します。

マルチクリーナーは水をタンクに入れ、ノズルのスイッチを押せば簡単に洗浄できます。標準のフラットジェットノズルは、扇状のフラットな水流が洗浄面に対し均一にかかります。泥で汚れやすいペグやチェアをいちいち水洗場まで運ぶ必要もなく、時間を短縮して撤収作業ができます。

水圧は一般的な水道の約2倍ある低圧流水です。高圧洗浄機では洗えないデリケートな部分に使用できるのもうれしいポイント。「汚れたテントを持ち帰り、掃除を行うのは一苦労…。しかしマルチクリーナーがあればキャンプ場で掃除して、綺麗な状態で持ち帰れるため、外に水場のないマンション住まいの方には特におすすめです！」(山田さん)。

通常の洗浄機の場合、水栓につながないと洗浄できないものがほどんど。マルチクリーナーは4Lの給水タンクに水を入れておけば、どこにでも持ち運んで使用できます。アウトドアシーンでは水道が近くにない場合も多いので、給水タンク一体型は山田さんもお気に入りの点です！

キャンプギア以外にも泥で汚れてしまうのは靴。まず汚れが落ちやすい防水素材の靴を選ぶのもポイントです。とはいえ、防水靴は泥汚れを放置すると、加水分解が早まり劣化しやすくなります。「コンパクトなマルチクリーナーは靴を洗うのにちょうどいいサイズで、帰りに車や家の玄関が汚れなくなるので、助かります」と山田さん。

オプションアクセサリーのシャワーノズルを使用すると、シャワーのような柔らかな水が出てきます。泥で汚れたペットの体や手足の洗浄にも活躍します。

低圧洗浄で落とせない汚れにはモバイル高圧洗浄機 KHB 5がおすすめです。バッテリータイプのため、水道ホースをつなげるだけで使用できます。手持ちできるコンパクトさで、持ち運びやすく収納にも便利。噴射の種類も選べるため、用途に合わせて使用できます。

車のタイヤにこびり付いた泥は一度乾いてしまうとなかなか落ちません。そんな時はモバイル高圧洗浄機で泥を落としましょう！広角のジェットノズルと水流を高速に回転させるサイクロンジェットノズルで、あっという間にタイヤや車体の下部が綺麗になります。

車のタイヤ以外にも家の窓や塀、庭の水まきにも最適！重さも2.9kgと女性でも簡単に取り扱え、通常のアウトドアから家まで幅広く活躍するアイテムです。

今回はベテランキャンパー山田さんに泥んこ掃除の強い味方について教えていただきました。紹介されたマルチクリーナーとモバイル高圧洗浄機は、キャンプで使うテントや車、シューズに限らず、外で使用するギア全般に使用でき、マウンテンバイクやサーフボード、カヌー、釣り道具など、さまざまなアクティビティーシーンで大活躍のアイテムです。汚れを臆さないようになるため、さらに楽しく、快適に外遊びができます！