"ここにしかない"アイテムに出会える、こだわりのセレクトショップ「fridge」

東急世田谷線の上町にある「fridge」。実はこのお店、独特な魅力で人々を惹きつける、巷で人気のお店です。アパレルをはじめ、雑貨や日用品、食料からアウトドアグッズなどを販売しているセレクトショップ。ここでしか出会えないアイテムたちと、その個性あふれる品揃えが注目されています。そんな気になるお店、「fridge」にhinata編集部が実際に行って、人気の秘密を調査してきました！

今回は、fridgeのオーナーである熊坂さんと共に当初からお店を支えてきた内田さんに、お話を伺ってきました！ ━━━━　本日は、fridgeの魅力をたくさんお伺いできればと思います。よろしくお願いします！ 内田さん：よろしくお願いします！

━━━━ fridgeは、アパレルや雑貨、食料が一緒に店頭に並んでいたりと、他のお店にはない独特なセレクトをしているように思います。このような品揃えになった理由をお聞きしたいです！ 内田さん：僕たちは、流行りのものをただ取り入れるだけではおもしろくないと思っていて、人気のものよりも少数派なものを取り入れているからだと思います。世の中の流行を追うのではなく、自分たちが良いと思ったものを置くようにしています！ ━━━━ 流行りをあえて取り入れないのですね。 内田さん：すでに流行ってしまっているものはどこでも手に入ってしまうので、わざわざこのお店で買わなくてもよくなってしまうんですよね...。流行っているものを置けば確かに売れるとはおもいますが、こういった店のあるべき姿ではないと思っていて。来てくれた方に「こんなアイテム、他にどこでも売っていないな。おもしろいな」と思ってもらえるような、7対3だったら3の少数派であるアイテムを、僕らはあえて展開するようにしています。

━━━━ 具体的にはどのような基準で、アイテムを選ばれているのですか？ 内田さん：自分たちが実体験の中で良いと感じたものを選ぶようにしています。実際に自分が着てみてかっこいいと思ったものだったり、実際に食べてみておいしいと思ったものだったり。自分たちが食べてないのに、これおすすめだよ！と人に勧めたりはしたくないんです。嘘をついたりせずに、自分たちが素直に良いと感じたもの、心からお客さんに勧めたいと感じたものをお店に置いています。 ━━━━ 自分たちが人に勧めたいものたちを集めた結果、個性的で独特なセレクトショップになったんですね。どのアイテムも想いに溢れているからこそ、とても魅力的に感じるのだと納得しました。 内田さん：そうですね。自分たちが「良いものだから勧めたい！」という気持ちがあることが、お店の根幹としてあります。 ━━━━ では、そんなこだわりぬいたfridgeでしか手に入らないアイテムを教えてください！

内田さん：このMarmot(マーモット)のマンモスパーカは、90年代にニューヨークで着られていました。ニューヨークの寒さは厳しく、アウトドアショップのダウンが好まれていたんです。 ━━━━ 鮮やかな発色でかっこいいですね！ 内田さん：当時、アウトドアショップのセール品として売れ残っていた、このような発色の良い派手なダウンを黒人がかっこよく着る！というのが流行っていて、それが僕たちはかっこいいなと感じたんです。 ━━━━　アウトドアウェアがストリートファッションとして取り入れられていたんですね。 内田さん：はい。自分たちもファッションを意識するうえでアウトドアブランドのものは当たり前のようによく取り入れます。

━━━━ その他、秋にも着れるようなウェアのおすすめはありますか？ 内田さん：秋にも着れるようなウェアでは、RAB(ラブ)というイギリスのアウトドアブランドのフリースがおすすめです。アウトドアブランドのフリースは近年あちこちのお店で販売されていますが、RABのフリースは昔から人気で、この店でも良く売れています。 ━━━━ フリースだと、横に膨張するような形が多い印象ですが、RABのフリースは、細くてすらっとしたシルエットがかっこいいですね。これからの時期にぜひ着たいです！ 内田さん：ヨーロッパのブランドは、昔からデザインをあまり変えない傾向があるんです。アメリカや日本のブランドがどんどんトレンドを抑えてデザインを変えてゆくのに対して、ヨーロッパのものは昔から変わらないからこそ、当時のデザインの良さがつまっています。そういったデザインの良さに加えてRABのアイテムは機能性が高いことはもちろん、他のアウトドアブランドなどに比べてリーズナブルであることも魅力です。 ━━━━ 流行りのものにも良いところはあるけれど、昔から愛されてきたからこその魅力がありますね。

━━━━ アウトドアブランドのアイテムも多く置いているんですね。何かアウトドアに対して意識していることはありますか？ 内田さん：アウトドアのアイテムも置いていますがそれ自体は重要ではありません。むしろ「アウトドア」という言葉にとらわれないことを大切にしています。また、アウトドアギアと呼ばれるものだけを集めるだけでは自分もお客さんも楽しくないと思うので、「アウトドアギア」としてアイテムを置くことはありません。マニアの人はこちらが勧めなくても自分たちで良いものを探すと思いますし、そうであるならば自分たちにしか勧められないものをお店に置きたい。そういう点では、自分たちはアウトドアマニアの人というよりもビギナーの方に向けて展開しています。 ━━━━ アウトドアという言葉で狭めてしまわずにセレクトすることを大事にしているんですね。そんな、ビギナーの方にもおすすめできるキャンプで使えそうなアイテムには、どのようなものがありますか？

内田さん：このチェアはおすすめですね。Monroの10周年を記念して、マウンテンリサーチとコラボして作ったものなんです。「アウトサイドリビング」をテーマに、外でも家でも使えるようなデザインになっています。 ━━━━ 最近は家で使う家具や雑貨でキャンプをする方も増えているので、このようなアイテムはキャンプをする人にとってもすごく魅力的だと思います。 内田さん：完璧なアウトドアギアをあえて使わず、このような家で使えるようなアイテムを使ってキャンプをするのがかっこいいですよね。 ━━━━　柄がカラフルでとてもかわいいので、女子キャンプなどで使えば盛り上がりそう！

━━━━ このトートバッグもキャンプで使えそうですね！ 内田さん：これは、JUNKPACK(ジャンクパック)という新品のアイテムをリメイクしているブランドのトートバッグです。元々はIKEAのトートバックなのですが、大きさも十分あるので使い方次第でキャンプにも使えます。 ━━━━ 内装もしっかりしているので、安心感がありますね！ 内田さん：はい。新品をリメイクしているユニークなデザインも良いですよね。

━━━━ とても魅力的なアイテムばかりが並んでいるので通いたくなりました！fridgeは上町という都心から少し離れた場所にありますが、この場所であることに何か理由があるのでしょうか？ 内田さん：このような場所でお店を開いたらどうなるのだろうというチャレンジです。この場所にわざわざ来たくなるようなアイテムを置かないといけないですし、「中目黒っぽい」「代官山っぽい」お店をここに開いたとしてもお客さんは来てくれないと思っています。どこにもないような個性的でおもしろいお店でいられるように、あえて上町という世田谷だけど行きにくい場所にしました。あとは、この辺にはおいしいご飯屋さんが多いからですかね！(笑)

fridgeの独特な品ぞろえの裏には、さまざまなこだわりと強い想いがありました。流行っているのものを置くのではなく、アイテムひとつひとつに選んだ意味があるからこそ、とても魅力ある個性的な品ぞろえになっていたんですね。fridgeの個性あふれる素敵なアイテムなら、キャンプをさらに特別なものにしてくれること間違いなしです。 みなさんもぜひfridgeを訪れ、ここでしか手にはいらない、自分だけの特別なアイテムを見つけてみてください。内田さん、ご協力ありがとうございました！

fridge 住所：東京都世田谷区世田谷1-22-5 山一ビル1F TEL：03-5799-4786 公式HP：fridge 各種SNS：Instagram・Twitter・Facebook