都市と自然つなぐアパレル「TAKE & SONS」 展示会でキャンパー向けの新作を探る

 ファッション

自然の中で余暇を過ごす大人に人気のアパレルブランド「TAKE & SONS(テイク・アンド・サンズ)」。2020年秋冬の新作はキャンプや釣りでの実用から都市でのファッションまで、幅広いシーンで使用できるのが特徴です。展示会に並べられた注目の新作とデザイナーのこだわりを紹介します。


 目次


都市とフィールドで注目のブランド「TAKE &SONS」

男がフィールドで着る服の格好良さ

   

TAKE & SONSは、フランスのコレクションブランドで修行後、国内でフリーデザイナーとして活躍していた山沢岳史氏が2016年に開始したアパレルブランド。

   

洋服のスタイルが男女ともに近づいている中で、男性がフィールドで使用してきた服の格好良さを再評価。野外での使用に耐える頑丈さと伝統的な紳士の様式を意味する「Heavy Duty Trad (ヘビー・デューティー・トラッド)」をテーマに、これまでクラシックなデザインの狩猟やフィッシングのベストを発表し、ファッションとアウトドアの両分野で注目を受けてきました。

服にも時間経過の味わい

   

TAKE & SONSのアパレルは、都市部にアウトドアのテイストを持ってくる「アーバンアウトドア」の流れとは一線を画しているのが特徴です。狩猟と渓流釣りをたしなむデザイナーの山沢さんが、実際にフィールドに立ちながら機能性を洗練。実用性とデザインを両立させてきました。

山沢氏曰く「釣り竿ならバンブー(竹)、テントならコットン(綿)と、時の経過とともに味わいが出る素材に回帰していく人は多い。ただ、なぜかアウトドアのウェアは合成繊維が多く、時間がたつとボロボロになるだけなのが不満でした。」とのこと。
 
洋服の素材の変化を楽しめるようにするため、TAKE & SONSはベストなどで素材の綿の比率を高め、時間とともに素材の味わいが楽しめるようにしています。「激しい動きをするスポーツ的なアウトドアではなく、ゆったりとキャンプや渓流釣りを楽しむ男性に向いています」と山沢さんは語ります。

アウトドア専門店でも高い評価

   

フィールドでの使用感の良さを裏付けるかのように、TAKE & SONSのアパレルは、国内各地に店舗を構える有名セレクトショップ「ジャーナルスタンダード」や「SHIPS」だけでなく、福岡にあるフィッシングギアのセレクトショップ「CASKET(カスケット)」などのアウトドア系小売店でも取り扱われています。

長野県駒ヶ根市の山荘でのアウトドアライフを発信している著名カメラマン、写風人(しゃふうじん)さんら多くのフィールドを愛する人たちが同社のアパレルを愛用しており、週末に自然の中でゆったりとした時間をおしゃれに過ごしたい愛用者が増えているのだとか。

2020年春夏の新作はキャンプにもおすすめ

今回発表された新作は全部で13点。この中から、週末に自然の中でゆったりとした自分の時間を楽しむキャンパーに、おすすめの新作を紹介します。

経年変化を楽しむウェーディングベスト

   

Wading Vest Light ver(39,000円+税)は、水辺に浸かりながら釣りをするウェーディングを意識して、短めの着丈を採用。逆に着丈の長いシャツと合わせたり、ストラップベストなどジャケットのアウターの上に着ても違和感なく、着こなせます。トレンドに流されず、長年使用することでより愛着が持てる耐久性と格好良さを追求したモデルです。

洋服の要素を高めたベストも

   

画像右手のClassic Fishing Vest(39,000+税)は、より洋服としての要素を強調したベスト。ファスナーには一般的なファスナーより約2倍のサイズを採用。山沢さん曰く、「フィッシングベストとしては見たことがない」とのこと。実用性も重視して配置されたポケットの存在が引き立ち、ファッション性も洗練されています。

初制作のチノパンにも男のこだわり

   

ブランド初のチノパン(19,000円+税)。価格を抑えた定番商品で店舗でも手に取りやすくしていますが、ポケットのデザインなどをクラシックに仕上げ、TAKE & SONSらしさを出すことは忘れていません。さらに肌触りに「シャリ感」を出すことで、夏でも素材がべたつきにくくなり、清涼感が得られる工夫も凝らされています。

またチノパンにはサスペンダーをつけられるボタンがついており、オーバーオールよりも着こなしやすくなっています。同ブランドの真鍮金具が特徴のサスペンダーと合わせれば、ヘビーデューティーな男の着こなし術を体現できます。 

実用性を重視した小物も充実

大容量トートバッグは都会でもアウトドアでも

   

展示会ではそのほか、縦38cm、横56cm、幅16cmで、日常に持ち歩くものはほとんど入れることができるトートバッグ(23,000円+税)も展示。トートバッグは素材に3本撚りの極太糸を使用し、キャメル色と相まって、独自の力強さとぬくもりが調和した見た目に仕上げられていました。

   

肩にかける紐のほか、空いた手先をかける紐もバッグの胴部分にあり、使い勝手も重視しています。都会だけでなく、荷物が増えがちなキャンプの場面でも活躍が期待できそうです。

キャンプ向きのポーチも

   

山沢さんが「キャンプで手袋やナイフなどのギアを入れるのに向いている」というのが、ベルトに通して腰に装着するポーチ(13,000円+税)。トートと同じ生地を使ったフィールドにマッチする質感で、道具を使うアウトドアの現場で重宝すること間違いなしです。

米国ハンター御用達のカモ柄にも注目

   

また展示会で新作と一緒に並べられていたダッフルバッグは、今秋から各地の店舗で取り扱いが始まります。トートバッグ、ポーチと同色のキャメルだけでなく、山沢さんが米国企業と1年半の交渉の末に使用できるようになった現地ハンター御用達のカモフラ柄「ツリー・カモ」は、生地の珍しさもあって注目を集めそうです。

まとめ 

   

フィールドで活動するデザイナーが生み出したTAKE & SONSの新作。アウトドアで耐える頑丈さと街中でも注目を受けるデザインが印象的でした。狩猟で都市を出ることが増え、地方の人たちの精神的な豊かさに気づいたという山沢さん。「自分の服をきっかけに、自然のある土地の豊かさに気づいてほしいですね」。


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