【今日のキャンプ用語辞典】今さら聞けない「トンネルテント」とは?
話題のヴィクセルテントについて詳しく知りたい!おしゃれトンネル型&ドーム型テントをご紹介
2018.06.27キャンプ用品
日本未輸入ながら、人気の高いドイツのテントメーカー・ヴィクセルテント。中でも、コットン製でオフホワイトのテント「キリマンジャロ」は廃盤になりながらも、おしゃれキャンパーに絶大な人気を誇っています。そんなキリマンジャロの人気の秘密とヴィクセルテントの魅力についてご紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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ヴィクセルテントとは
一人の冒険家の情熱から、ドイツ・ベルリンで誕生したヴィクセルテントは、「アウトドアでは、常に新しい発見があり、そのために私たちはテントの開発を続ける」をブランドコンセプトに、「軽量で使いやすい」テントの製造を1995年より続けています。
ヴィクセルのテントにかける情熱は熱く、図面作成からプロトタイプの製作、プロのアウトドアマンによるフィールドテストが2年の月日をかけて行われ、問題点のすべてを改善したのち、製品を完成させています。その実力は、ヴィクセルテントの発表と同時にオランダ、デンマーク、ドイツなど高度なテクニックを要求されるアウトドアのプライベートレーベルから注目を集め、また軍事部門からも開発を求められるほどなのです。
ヴィクセルテントの特徴とは
ヴィクセルのテントは、ソロキャンパー向け、ファミリー向けからハードな登山向けまで幅広いラインナップを揃えているのも特徴の一つです。現在発売されているラインは、週末の海や山でのキャンプや車、バイクなどでの旅行に最適な「トラベルライン」、長期の山岳キャンプに最適な「ゼロGライン」、極限の天候下での遠征に向けた「アンリミテッドライン」の3タイプです。どのラインも、頑丈さと耐久性はもとより細部に渡り使いやすさに視点を置いた最高品質のテントを生産することに重点を置いて開発されています。
キリマンジャロの人気の秘密とは
おしゃれキャンパーから注目を浴びているのが、廃盤となってしまった「ロッジライン」のキリマンジャロやネバダ4です。これらのテントは「かまぼこ型、いもむし型」と呼ばれるトンネル型テントで、現在は製造されていないポリコットン製であることが人気の秘密です。
ポリコットン製の特徴は、冬暖かく結露の心配がないところとやはりその質感と独特の雰囲気。また、横に広い室内とスカート付きで冬の寒さを防いでくれるところも人気です。そして何と言っても、オフホワイトというレアカラーが自然との一体感を求めるおしゃれキャンパーの注目を集めているのです。ただし、耐水性に難ありとうたわれて販売されていただけのことはあり、雨天時の雨漏りには避けられないようです。
ヴィクセルテントの購入方法を知りたい
注目度の高いヴィクセルテントですが、残念ながら日本には正規輸入代理店がありません。そのため個人輸入、テント専門店販売サイトやamazonの並行輸入品を探し購入することになります。
個人輸入をする場合は、商品価格の60%が課税対象となるので、気をつける必要があります。詳しい内訳としては、商品代金の他に国際送料+輸入関税+通関手数料(200円)が加算されます。ただし、テントの場合その材質や生産国によっても関税が変わるので、詳しく調べてから購入しましょう。
おすすめヴィクセルテント10選
ヴィクセルテントには、さまざまなタイプがラインナップされています。使用人数や環境に合わせて最適なモデルをチョイスしてください。
【トンネル型テント】キリマンジャロ
入手困難とされるキリマンジャロ。吊り下げ式のインナーテントが標準装備され、換気をサポートしながら虫を寄せ付けない開閉式の蚊帳が装備されています。テント下部にはスカートがあり、隙間風を防ぐことができます。
人数:4名
内寸:(LWH)220×250×208
重量:20.62kg
収納サイズ:40×81
【トンネル型テント】ネバダ4
人気がありながらも廃盤となっているロッジラインのネバダ4。こちらも入手困難のテントです。オールシーズン対応のポリコットン製で2ルームタイプのトンネル型テントで、テント下部にはスカートがあり、隙間風を防ぐことができます。
人数:4名
内寸:(LWH)220v250
重量:18.6kg
収納サイズ:81× 41
【トンネル型テント】アウトポスト3 トラベルライン
広々としたファミリー向けテントです。インナーテントの高さがあるため、長期滞在してもストレスになりません。また、室内が広く蚊帳付きの窓もあり、快適に過ごすことができます。コンパクトに収納できるため、サイクリングツアーにも最適です。
人数:3名
内寸:(LWH)290×188×120
重量:4.62kg
収納サイズ:54×21
【トンネル型テント】ボイジャー4 トラベルライン
コンパクトな形状にもかかわらず、180cmと高さがあるため快適に過ごすことができるテントです。ポールが色分けされているのでセットアップが簡単なファミリー向けテントです。
人数:4名
内寸:(LWH)220×235×190
重量:6.6kg
収納サイズ:60×35
【トンネル型テント】オーロラ2 ゼロGライン
新たにラインナップに加わった2人用のテント。設営が簡単な吊り下げタイプのインナーテントが装備されたモデルです。
人数:2名
内寸:(LWH)235×125×105
重量:2.5kg
収納サイズ:55×19
【トンネル型テント】パイオニア アンリミテッドライン
あらゆる天候下や長期の遠征での使用を考慮し、側面に2つの蚊帳付き入り口が設けられた新しいモデルのテントです。
人数:2名
内寸:(LWH)235×125×105
重量:3.05kg
収納サイズ:52×16
【ドーム型テント】フォーラム42 トラベルライン
トレッキングやアウトドアの専門家が開発支援をして完成したモデルです。もっとも多様な環境に適した究極の二人用テント。
人数:2名
内寸:(LWH)220×125×112
重量:4.26kg
収納サイズ:50×16
【ドーム型テント】チャージャー トラベルライン
クラシックなフォルムでありながら最先端の構造を持つワンタッチで設営できるテントです。
人数:2名
内寸:(LWH)220×125×110
重量:2.6kg
収納サイズ:50×20
【ドーム型テント】フォーラム42 ゼロGライン
トレッキングやアウトドアの専門家が開発支援をして完成したモデルです。もっとも多様な環境に適した究極の二人用テントで、トラベルラインの同モデルが防風に対してさらにアップグレードされています。
人数:2名
内寸:(LWH)220×125×112
重量:3.66kg
収納サイズ:50×19
【ドーム型テント】ハローズ ゼロGライン
吊り下げ式のインナーテントが装備されたワンタッチで設営できるモデルです。雨水の排出、風に対しての安定性を向上させているタイプ。
人数:2~3名
内寸:(LWH)220×230×125
重量:4.16kg
収納サイズ:55×19
まとめ
おしゃれキャンパー注目のヴィクセルテントをご紹介しました。ヴィクセルの特徴は何と言っても、オールシーズン快適に過ごすことができるそのデザインにあります。また、日本未輸入のレア感も感度の高いキャンパーにとっては見逃せない魅力の一つ。少し手間はかかるかおしれませんが、個人輸入してみてはいかがですか。