できるのは炊飯だけじゃない！万能調理器具アルポットの魅力とおすすめ3選

アルポットは釣りや登山をする方が、風の強い海辺や山の上で使用していたものが口コミで広がりキャンプグッズとして定着しました。キャンプでよく使うバーナーとコッヘルが一体化したような作りで、メリットはとにかく火の大敵である風雨に強いこと！ポンピングなどの面倒な事前準備も必要なく、シンプルな構造のため初心者でも簡単に扱えて、使用後のお手入れも簡単です。

上部のフタをあけると、中ぶたのアルミカップが入っています。こちらは計量カップ兼取り皿の役割。その下の深いアルミカップが鍋の役割である本体内部で、二重構造になっています。この本体内部に水を入れ、取り外し可能な下部の燃料タンクにアルコールを入れて着火し、お湯を沸かします。本体外側が燃料タンク部分まで囲っており、燃料タンクは本体に引っかかる作りになっていて、すべてが一体化。風が入らず、火が吹き消えることがありません。本体側面には燃焼確認の覗き窓がついており、炎が燃えているか確認しやすい作りになっています。

燃料には、アルコールを使用してください。インターネットやドラッグストアなど、どこででも購入できるので便利で使いやすいですよね。注意すべきなのは、アルコールはメタノールなので有毒です。蒸気も有毒なので、車内泊やテント内で使用する場合は換気が必須。 無水エタノール(こちらもアルコールとして販売されています。消毒用アルコールを購入しないようご注意ください。)を燃料にすれば安心ですが、酒税がかかり格段に高価になってしまいます。換気さえすれば燃焼時間などはさほど変わりませんので、メタノールを使う方が良いでしょう。

アルポットは、昼間や明るい場所で使う際、バーナーやたき火のように赤い炎が見えない事があります。さらに燃料が無くなる直前になると、突然炎が小さくなりさらに見えにくくなります。燃料タンクもあとどれくらい残っているのか確認できません。だからといって途中で燃料継ぎ足しなどは決してしないでください！！継ぎ足した瞬間ボウッ！！と大きな炎が上がります。この時驚いて燃料を溢そうものなら、すべて一気に燃え上がってしまいます。 燃料であるアルコールは、揮発性が高いので要注意です。どうしても火が見えない時は、燃料タンクの炎が出るところに斜め上からフッと息を吹きかけてみてください。一瞬赤い炎が確認できるはずです。もしそれでも炎が見えない時は、一度燃料タンクに蓋をして確実に消火をしてから燃料を追加してください。安全に正しく使いましょう。

一見、お湯を沸かすだけのアイテムですが、決して侮ってはいけません！熱源がアルコールなので柔らかな加熱が可能で、レトルトの温めやコーヒーの湯沸かしはもちろん、飯盒のようにごはんを炊く事も！ちょうどいい感じでおこげが作れます。ゆっくりとした調理が得意で、45分間加熱できるので煮込み料理もおまかせあれ。 朝ごはんにちょっと一品、ポトフやみそ汁なんていかがでしょう。アルポットの中でラーメンを作ることだって可能です。二重構造のおかげで保温性も高いので、最後まで温かいラーメンを楽しめます。洗う部分は本体内部だけなので、洗い物も最小限。夜にちょっとお腹がすいたな～って時に非常に便利です。

普通のキャンプならバーベキュー以外はバーナーを使う方が多いのではないでしょうか。その度にいちいちバーナーを設置してコッヘルを乗せて…あーっ！風が吹いて火が付かない！コッヘルが風に煽られてガタついちゃう！目が離せない…なんてことはありませんか？ アルポットをキャンプに持っていくと、そんなイライラを解消してくれます。上記の通り熱源と本体が一体化していますので風に強く、熱源は小学生のころ理科で使ったアルコールランプと同じ原理なので、音が静かで夜間音を気にしてコソコソする必要もありません。バーナーって案外音が大きいですからね。また、火が外にでないので小さなお子様がいるご家族でも安心して使えます。

めずらしいキャンプアイテム「アルポット」をご紹介しました☆簡単便利なアルポット、キャンプ場でもなかなかお目にかかりませんから、使っていると注目を集めること間違いなし！！レアなグッズを使いこなすと、通なキャンパーに一歩近づきますよね！気になった方はぜひ手にとってみてください。