【プロ監修】キックバイクの年齢別選び方・おすすめ30選!
キックバイクは、自転車にステップアップする前の、ペダルがないバイク。バランスバイクやトレーニングバイクとも呼ばれています。種類も豊富で、西松屋やトイザらスなどでも購入できます。初めてのキッズバイクは、子どもにぴったり合ったものを選びたいですよね。ここでは、キッズバイクの年齢別のおすすめや、選び方のポイントを詳しく紹介します。練習方法や注意点なども解説しますので参考にしてみてください。
キックバイクは1歳から乗れる!
キックバイクの対象年齢は、メーカーによってまちまちです。0才から乗車して遊べるモデルから歩行ができるようになると1才から乗り始めて、2才ごろにはキックバイクのレースを目指す子どもも出てきます(公式レースの出場資格が2才からエントリーできるところが多いため)。走り回ったりジャンプしたり活発に動きはじめ、乗り物に興味を示すようになったらキックバイクデビューを検討しましょう。
また、小さな子どもの乗り物だと思いきや4才〜6才以上の子どもが、自転車に乗り換える練習目的として購入される方もいます。できることが増えて、あれもこれもやってみたい!そんな好奇心旺盛な時期は、運動能力やバランス感覚を鍛えるチャンスです。この時期の子どもは、新しいことをぐんぐん吸収するので、遊んでいるうちにいろいろなことができるようになります。
とはいえ、子どもの発達や関心には個人差があるもの。キックバイクは早くはじめればいい、というわけではありません。慌てて購入したけど子どもが興味を持たず、使わずに終わってしまった、なんてことにならないよう始める時期はよく見極めてあげましょう。
三輪車と何が違う?
キックバイクの購入を検討していると「三輪車とどっちがいいの?」と悩む方も多いですよね。キックバイクと三輪車は「幼児向けの乗り物」という点は同じですが、仕組みや乗り方は全く別物。身に付く能力も異なります。
キックバイクは2輪でペダルがないため、足で蹴って進みます。転倒しやすくスピードも出るので、危険もありますが、バランス感覚や反射神経が身に付けるのに役立ちます。また、キックバイクをうまく乗りこなすと自転車への移行がスムーズになるケースも多いです。コンパクトで持ち運びもしやすいのも魅力のひとつ。キックバイクは体を動かすのが好きなアクティブな子どもにおすすめです。
三輪車は3輪で、ペダルを漕いで進みます。安定感があるので初めてでも転びにくいのがメリット。ペダルが漕げない時期でも足で蹴ったり、手押し棒で押してあげたりすれば安全に遊べます。スピードも出にくいので、のんびりマイペースに遊びたい子どもにおすすめ。
キックバイクを選ぶ時の7つのポイント
いざ、キックバイクを選ぼうと見てみると、種類が多く「どれがいいのか分からない!」と悩んでしまう方も多いでしょう。ここでは、キックバイクの選び方と、ポイントを紹介します。
対象年齢:体に合ったサイズのものを選ぼう
キックバイクを選ぶとき、最初にチェックしたいのは対象年齢です。乗り始める年齢はもちろんですが、何歳くらいまで乗れればいいか、プランを明確にしておくと、理想のキックバイクが選びやすくなります。
しかし、年齢が同じでも、子どもの体格や身長はさまざま。対象年齢を満たしていても、いざ乗ってみるとサイズが合わない!なんて場合も。大きすぎるとバランスが取りにくくなり、小さすぎると窮屈な姿勢になり乗り心地が悪くなります。そうならないためにも、身長やタイヤのサイズ、サドルの高さなども確認し、子どもに合ったキックバイクを見つけましょう。
素材:フレームはスチール製が定番、タイヤは樹脂製をおすすめ
キックバイクのフレーム素材は、スチールやアルミが一般的です。特にこだわりがない場合は、安価で丈夫なスチールがおすすめ。アルミはやや値段が高めですが、軽量でさびにくいのが特徴。軽さや耐久性を重視したい方はアルミフレームのものを検討してみましょう。
タイヤの素材は、主にとEVA製とゴム製の2種類。初めてのキックバイクには軽くてパンクの心配がいらないEVA製がぴったりです。ゴムは大人の自転車のタイヤにも使われている本格素材。重さはありますが走行性が上がるため、走行に慣れてきたころに選ぶといいでしょう。
持続性:ペダル後付け!成長に合わせて使える!
キックバイクは、メーカーによって1台で2way、3way(三輪車)と成長に合わせて使えるモデルがあります。
キックバイクを長く使いたい方は、後からペダルやブレーキ、スタンドが取り付けられる、自転車として使えるモデルを選びましょう!またキックバイクは、道路交通法の自転車(軽車両)には分類されていない為、遊具の位置付けなので公道を走ってはいけません。
そこで、ペダルといった自転車に必要な付属品を後付けできるモデルを選ぶことで、自転車として乗ることができます。子どもの成長に合わせてモデルチェンジできます。
乗り始めはキックバイクとして、バランス感覚を身につけ成長に合わせて自転車として使用することで、小さいころから乗り慣れたキックバイクでスムーズに移行できますよね。
重さ:公園に持ち運ぶなら4kg程度が限界...
キックバイクは重さも重要です。車体重量は、メーカーによって異なりますが4kg〜6kg程度のモデルが多いです。小さな子どもには、倒しても自分で起こせるくらいの重さが扱いやすくおすすめ。たかが数百グラムの差でも、子どもにとっては大きな違いになるのでしっかり見極めてあげましょう。
また、キックバイクは公道での走行ができないため、移動の際は持ち運ぶ必要があります。子どもが疲れて「だっこ~」となってしまった場合も想定すると、キックバイクの重さは4kgを目安に選ぶと安心。運ぶ機会が多い場合は、収納バック付きや折り畳み式のものも便利です。
安全性:足で止めるのが安全、慣れてきたらブレーキ付きを
キックバイクにはブレーキが付いているものもありますが、付いていないものも多く販売されています。「ブレーキは付いていた方が安全!」と思うかもしれませんが、ブレーキがある場合のメリットとデメリットを紹介します。
ブレーキがあるメリットとして、ブレーキがあることで安全性が向上します。また、移動する速度を手元で自由に制御することが可能となります。
ブレーキがあるデメリットとしては、ブレーキ動作が複雑になるため、小さな子どもには操作するのが難しく、また力も弱くうまく握ることができません。最初は足で止まる練習を繰り返すことで安全に止まることができるようになります。
ブレーキがあることで車体重量も重くなるので、まずはブレーキのない軽くて操作しやすいシンプルなモデルがおすすめです。
デザイン性:キャラものからおしゃれなものまで
キックバイクには、シンプルなものから子どもが喜ぶキャラものまで、さまざまなデザインがあります。子どものやる気を引き出すには、お気に入りのデザインを見つけるのがいちばん。一時的な好みで選んですぐに飽きてしまうことのないよう、長く使えるものを一緒に選んであげましょう。カラフルなものは認視性がアップするので安全にもつながります。
収納性:スタンド付きだと便利!
キックバイクを止める際は、スタンドがあると便利です。自宅の玄関に収納できる場合は必要ないかもしれませんが、外に置く場合や駐輪場を使用する場合は、立てた状態で置けるスタンドの有無を確認しましょう。スタンドには、元々本体に取り付けられている一体型のものと、別で保管ができる分離型のものがあります。
一体型のスタンドの上げ下げは、小さな子どもには難しい場合があるので、慣れるまでは手伝ってあげるといいですね。スタンドを下げたまま走行すると転倒の危険があるので注意してください。分離型のスタンドは別途購入することもできます。
【年齢別】キックバイクおすすめ30選
キックバイクのおすすめを紹介します。【1歳】【2歳〜3歳】【4歳〜】と年齢別に紹介しますのでお気に入りを見つけてみてくださいね。
【1歳】キックバイクおすすめ6選
【2歳〜3歳】キックバイクおすすめ20選
【4歳〜】キックバイクおすすめ4選
キックバイクの練習方法と注意点
キックバイクの練習は、場所選びが肝心です。平坦な道が多く、広い公園を選んで練習をスタートさせましょう。
「キックバイク持ち込み禁止」でないかも要チェック!最初は転んでも怪我をしにくい芝生がおすすめです。走る、止まるの基本操作をしっかり確認し「進むにはどのくらいの力が必要か」「曲がる時はどうしたらいいか」などの感覚を掴んでいきましょう。
慣れてきたら、歩幅を大きくしたり、両足同時に蹴ったり、いろいろな方法での走行にチャレンジ!少しずつスピードが出てきて、
両足を離した状態でキープできるようになれば、バランス感覚が身に付いた証拠です。
キックバイクに乗る時の注意点はこの3つ。
- 必ずヘルメットをかぶる
- 公道は走行しない
- 乗り降りは左側からする習慣をつける
安全をいちばんに考え、楽しく乗りましょう。
おすすめのヘルメット&プロテクター
安全に遊ぶためには無線機!?
キックバイクでそと遊びをもっと楽しもう!
キックバイクに乗れるようになると、そと遊びの楽しみが広がります。しっかり練習すれば、運動能力も身に付き、自転車への移行もスムーズになりますよ。また、キックバイクの大会は全国でたくさん開催されているので、上手に乗れるようになったらレースに参加してみるのもおすすめ。安全に気を付けて、キックバイクを楽しみましょう。