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クルマと僕の週末ストーリー

あの人のキャンプな愛車、全部見せます【トーヨータイヤ 商品企画部 新開明彦さん×スズキ ジムニー】

クルマのある素敵なアウトドアライフを自動車業界の「中の人」に見せてもらう連載企画【クルマと僕の週末ストーリー】。第5回は、TOYO TIRES(トーヨータイヤ)の商品企画部で活躍する新開明彦さんと、最近家族に迎えた「スズキ ジムニー」をチェックさせてもらいました。新開さんの影響を受けて(?)娘さんが購入したという愛車ですが、親子でどのようなライフスタイルを楽しんでいるのでしょうか?

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トーヨータイヤ/商品企画部

新開明彦(しんかい あきひこ)

1992年にトーヨータイヤに入社。開発部で同社SUV向けタイヤ「オープンカントリー」などの開発に携わり、現在は商品企画部にて活躍。スバル レガシィ B4やBMW 3シリーズ、スズキ ジムニー(JB23)などを乗り継ぎ、現在はランドクルーザー プラド(70系)で家族のそと遊びを満喫中。

仕事もプライベートも「そと」に夢中

トーヨータイヤで商品企画部に所属する新開さん。 以前は主にジムカーナなどのオンロードスポーツ走行を楽しんでいましたが、15年ほど前にSUV車のタイヤ開発に携わったことをきっかけに、オフロード遊びに首ったけに。
トーヨータイヤ 新開さん
「4WD車の凄さや、オフロード走行でのタイヤの役割・重要さを身をもって体感しました」と、それからはキャンプはもちろん、さまざまな家族のそと遊びに4WD車が欠かせない存在になったそうです。 そんな新開さんが訪れたのは、 兵庫県三木市にあるオフロードコース「三木アネックス」。この日は、4WDショップ・マスターピースが主催するジムニー対象の走行会イベント「49の日」でオフロードコースの走行を楽しむようです。 会場に到着したらクルマにゼッケンを貼って、コースインの準備を進めます。
ジムニー(JA22)
そと遊びの相棒は、こちらの「ジムニー(JA22)」。 25年以上前の古いモデルですが、実はこれは愛娘・萌さんの愛車だそう。初めてのクルマ&マニュアルミッション車ということもあるので、納車して間もないこの日、萌さんの練習がてら親子で遊びに来たというわけです。

新開さんがジムニーで遊ぶ理由

納車直後にエンジン周りのオーバーホールに出したりと、現行車に比べて手間も暇もかかっているという旧車ですが、どのような魅力に惹かれて相棒に選んだのでしょうか?

「スクエア」なエクステリア

ジムニー(JA22)
「角張ったデザインのクルマが好きで、もっと古いジムニーを探していたのですが、状態が良い車体が見つかったのでこれに決めました!」(萌さん) クルマ選びは萌さんが主導したそうですが、先代のジムニー(JB23)にも乗っていた新開さんの影響を受けてか、愛車にする基準は自然と4WD車になったようです。

「マニュアルミッション」で操作を楽しむ

ジムニー(JA22)
ジムニー(JA22)には3速オートマチック車もありますが、萌さんが選んだのは5速マニュアル車。 「勾配のきつい道ではまだ坂道発進が不安かも」とも言いますが、クルマを操る感覚が楽しい!と、マニュアルミッションもお気に入りのポイントになっています。

オールマイティに楽しめる「オールテレーン」タイヤ

オープンカントリー
タイヤは新開さんが商品企画にも携わった、キャンパーにも人気のトーヨータイヤの「オープンカントリーA/TⅢ(175/6080R16サイズ))」。 オープンカントリーはオフロードに強いM/T(マッドテレーン)なども人気ですが、毎日の通勤にも使うクルマなのでオン・オフともに快適なA/T(オールテレーン)をセレクトしています。

もしかしたらここがイマイチ!?でも愛せるポイント

ジムニー(JA22)
古いクルマなだけあって、運転席も助手席も窓は手動式。 手回しハンドルをクルクルとするのは面倒に感じるときも少なくありませんが、“このクルマならでは”を感じる愛着ポイントの一つでもあるようです。

クルマがつなぐ素敵なアウトドア時間

クルマの準備が整ったら、荷室からいつものキャンプ道具を降ろしてピット作り。
キャンプサイト
スクリーンタープにテーブルとチェア、ツーバーナーなどを並べて、即席デイキャンプ空間の出来上がり。前日に下ごしらえを済ませておいたパスタをツーバーナーでさっと仕上げて、走行前の腹ごしらえも完璧です。
ランドクルーザー プラド(70系)
この日は活躍場面が少なかったものの、新開さんも自身の愛車・ランドクルーザープラド(70系)で来場していました。 こちらも30年ほど前の旧車ですが、この日のようにジムニーに載せきれないキャンプ道具を積んだり、みんなでアウトドアや旅行を楽しんだりと、家族の大切なパートナー。とくにスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツには欠かせない存在だそうです。

準備が整ったらいざクルマ遊びへ!

ジムニー(JA22)
準備を整えて、フリー走行タイムでコースイン。 登坂やウォッシュボードなどの普段出会うことないフィールドを走りますが、助手席で新開さんがアドバイスするので萌さんもだんだん笑顔に。 「クルマやタイヤの性能・役割を体感するのにも、こういうオフロード走行会はぴったり。限界を把握できれば、普段もより冷静で安全な運転ができるはず!」(新開さん) と、学べる場としても時間いっぱい楽しんでいました。

まだまだ「クルマ×アウトドア」遊びは続く

ジムニー(JA22)
「“クルマ”と“アウトドア”という、親子の共通言語をもてたことは本当にうれしいこと。これからも、このキーワードでどんどんそと遊びを楽しんでいきたいですね」(新開さん) さまざまな乗り物の中でも、「自由度の高さ」がクルマの魅力だとか。旅行や遠くの遊びスポットに行く時も、スケジュールやルートも思いのまま。新開さん親子は、そんなクルマのあるライフスタイルをまだまだ続けるはずです。
【基本情報】 車名:スズキ ジムニー(JA22) 車名型式:XC 全長×全幅×全高:3,295×1,395×1,680mm エンジン型式:K6A 総排気量:658cc 最高出力:64ps/6,500rpm 最大トルク:10.5kg・m/3,500rpm 使用燃料:レギュラーガソリン トランスミッション:5速マニュアル 駆動方式:パートタイム4WD 懸架方式:3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング タイヤサイズ:175/80R16(F・R) ※各スペックはノーマルのものです 撮影/重松浩平 取材協力/ミキアネックスパーク

クルマと僕の週末ストーリー

クルマのある素敵なアウトドアライフを自動車業界の「中の人」に見せてもらう連載です。


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