夏のソロキャン必勝術!ホールアース最新「パップテント」が使えるひと張りだった
海外の軍隊などで多く採用されてきた「パップテント」。武骨なテイストやシンプル&コンパクトな構造がキャンパーの琴線に触れてソロキャンプにも大人気のテントになりました。そこで今回は、ホールアースが満を持して登場させる新作パップテント「アース フリーリーパップ」に注目!夏に適した機能も盛り込んでいるというので、徹底的に魅力を探ってみます。女性が使いやすいポイントも満載ですよ。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
パップテントはマニアだけのものじゃない!?
▲新作のホールアース「アース フリーリーパップ」
武骨なルックスに憧れる人も多い「パップテント」。とはいえ、元々は主に海外の軍隊が使用してきたアイテムだけに、払い下げ品などを根気よく探す必要があったり、快適性が十分でなかったりと、キャンプビギナーにはハードルが高い一面もあります。
そんな中、ホールアースは2021年秋にパップテント入門にもぴったりな「アース プリマッド」を発売。敷居を高く感じていたような層からも好評を得ました。安心して使える機能面に加えて柔らかな印象のベージュカラーが採用されているのも、パップテント入門者に受けた理由の一つかもしれません。
新作「アース フリーリーパップ」は夏キャンプにもぴったり!
▲新作のホールアース「アース フリーリーパップ」
そんなホールアースが2022年夏、新たなパップテント「アース フリーリーパップ」をリリース!同ブランドならではのかゆい所に手が届く装備も満載されているとのことなので、hinata編集部はひと足先に設営して実力をチェックしてみることにしました。夏のソロキャンプにもぴったりな仕様も盛り込まれているそうですよ。
シルバーコーティングで熱をシャットアウト!
写真はイメージです
フライシートの内側には、遮熱性を高めるシルバーコーティングが施されています。外気との温度差を5〜8℃程度軽減でき、最高レベルのUVカット(UPF50+)も確保されているので、木陰などを見つけられなくても涼しいテントサイトを構築できるというわけ。フライシートには難燃加工も施されていて、タフに扱えるのもうれしいところです。
余裕あるサイジングで寝苦しさもなし!
吊り下げ式のインナーテントは、約W200×D120×H120cmと広めに設定されているのも見逃せないところです。空間に余裕があるので、ハイタイプのコットを使った涼しく快適な就寝環境を整えるのも楽々。
フライシートの両サイドにもスペースに余裕があり、居住空間を有効活用できます。ここに荷物を収納すれば盗難対策にもなるので、ソロキャンプでも安心感が増すはずです。
ちょっとうれしいデイジーチェーンも標準装備
デイジーチェーンが標準で付属しているのも魅力の一つです。フライシートまたはインナーテント内側などに張れるので、ランタンなどの頻繁に使うアイテムをつり下げたりと、便利に活用できます。
女性のソロキャンプにうれしい機能も盛りだくさん
プライベート空間を楽しむ「サイドウォール」も装備
おひとり様を満喫するのに活用したいのが、標準装備されている「サイドウォール」です。出入り口の部分を跳ね上げたキャノピーモードの際に側面を覆えるので、人目を気にすることなくソロキャンプを楽しめるというわけ。日差し対策にもなって、気になるまぶしさや日焼けも解決できるはず!もちろん、使わないときは巻き上げておくことも可能です。
手間いらずの超簡単設営
ポールとフライシートなどをすばやくかつ確実に接続できる「クイックアップイージーピン」のおかげで設営が楽々。編集部スタッフ2人で挑みましたが、初めてながらも約10分と短時間で設営が完了できました。慣れると5分程で設営できそうなので、テントを張っただけで汗だく…そんな苦行ともおさらばできますよね!
二又式のポールを採用しているのも特徴の一つ。自立型で大きな力を必要とせずに設営できるので、女性でも負担なくキャンプが楽しめます。多少の悪天候にも負けない安定感が確保されているのもうれしいところ。
突然の雨天でも安心!
軍用のパップテントでありがちなのが、シンプルな構造ゆえに起こりやすい水や風の侵入などによるトラブル。それをどのようにしてクリアするのかを考えるのも楽しいところではありますが、今回試してみたホールアースのアース フリーリーパップなら心配ありません。
フライシートは軽量で扱いやすいポリエステル製としつつ、3,000mmと十分な耐水圧を確保(インナーテントのフロアは耐水圧5,000mm)。さらに、各部には防水シール加工&ジッパーが濡れないレインブロッカーも備えているので、雨天でもストレスなく過ごせます。
パップテントにはめずらしいウインドスカートが装備されているのもポイント。外からの冷気をシャットアウトしてくれるので、工夫次第では冬キャンプにも使えるパップテントとも言えそうです。
気になる「重量」と「強さ」も文句なし
十分な装備で約7kgを実現
快適なソロキャンプを叶えてくれるスペックを備えながらも、重量は約7kgに抑えられています。フライシートとインナーテント、ジュラルミン製ポール、ガイロープ類、ペグ(22本)、キャノピーポール(2本)、デイジーチェーンがパッケージされているので、あとはペグハンマーさえ用意すればOK!
コンパクト収納で持ち運びもスムーズ
専用のキャリーバッグを使えば約W64×D22×H25cmに収まるので、車のトランクに積んでも邪魔になりにくいのもうれしいところ。持ち手の長さもほどよく、キャンプ場でもスムーズに持ち運べました。
パップテントの入門にもおすすめ
キャンプビギナーや女性にも優しい機能を備えながら、本格的なパップテント泊が楽しめるホールアースの新作「アース フリーリーパップ」。夏のソロキャンプをスタイリッシュで快適に過ごしたいなら、テント選びの選択肢に入れるのもおすすめです。一人でも設営しやすいポール構造や、開閉可能なサイドウォールもこのテントならでは!次の相棒を探している人もぜひチェックしてみてくださいね。
※サンプル品での撮影のため、実際の製品とは各部の仕様が異なることもあります。