ソロキャンプこそ、こだわりのコーヒーセットが必須!自然とゆっくり向き合う、圧倒的に優雅な時間
休日にどっぷりとアウトドア気分に浸れる、ソロキャンプ。なにもせず自然の中でのんびりとチェアに腰かけて、木々の緑に癒される。そんな優雅なシーンに、リラックス感をプラスしてくれるのがコーヒーです。丁寧にハンドドリップで手間をかけた1杯は、不便な環境を逆に楽しめるアウトドアでこそ味わいたいもの。今回は、そんなふうにチル感たっぷりなソロキャンプのコーヒータイムを充実させる、こだわりのアイテムを紹介します!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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キャンプで飲むコーヒーがおいしいのは、なぜか?
場所が変われば、物事の感じ方も変わります。たとえばスーパーで買った普通の肉でも、河原でバーベキューをしながら食べればおいしさは倍増しますよね。
そんなふうに、自宅でもできることをあえて自然の中でやるのは、それだけで贅沢というもの。その究極が、ソロキャンプです。自分ひとりでただのんびりと過ごすためだけに、わざわざクルマを走らせてアウトドアフィールドへ向かうなんて非効率なようにも思えますが、実はそれってとても貴重な行為。「自然の中でなにもしない」という時間が、やっぱりアウトドア派には必要なんです。
いつも自然と触れあっているみなさんならおわかりだと思いますが、ソロキャンプで飲むコーヒーってなぜかおいしいですよね。自宅と同じ豆を使っているはずなのに、不思議と味わいが違う。それってやはり、「アウトドアにいる」という心持ちがそうさせているのではないでしょうか。キャンプ場のひんやりとした空気、鳥の鳴き声、川のせせらぎ。そうした非日常的な要素が加わることによって、コーヒーはいつもに増しておいしく進化してくれるんです。
「コーヒーを淹れる」過程そのものが楽しいイベントのひとつ
あえてゆっくり豆を挽くところからやるのがオツ
自宅でコーヒーを淹れるとき、豆から挽いている人は少ないでしょう。よほどのコーヒー好きは別として、家で飲むコーヒーは手軽に入れられるのがイチバン。マシンを使ったりインスタントだったりと、手間をかけずにコーヒーを楽しんでいる人がほとんどではないでしょうか。
でも、キャンプではそれが真逆になるから不思議。あえて豆から手で挽き、ハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れるという過程がそのものが、楽しい時間になったりするんです。これは、やっぱり大自然が作り出すのんびりとした空気感のおかげ。そんなふうにソロキャンプにおいては、コーヒー豆の手挽きがなかなかオツなんです。
で、豆を手挽きするときにおすすめのミルがこちら。ホールアースの「テビキミル」。安心のメイドインジャパンで、セラミック製の刃でスムーズに豆を挽くことができます。
金属臭がしないので、コーヒーが持つ本来の風味を楽しめるのも特徴。調節ネジで粗さも変えられるうえ、約2人分の17グラムを一度に挽けるので2杯分を確保できます。ソロキャンプ×コーヒーの第一歩として、まずは手に入れたいところ。
お湯が沸く音を聴きながらじっくり待つ時間も至福
せっかくなら、お湯を注ぐ道具にもこだわってみましょう。こちらはホールアースのケトル「フラミンゴポット」。高級ステンレス素材を使用しており、耐熱・耐食性に優れています。縦長のレトロな形状が可愛らしく、初心者でもドリップしやすい細口タイプの注ぎ口。一気にドバッとお湯が出ないので、安定して注ぐことができます。
豆を挽くのと同様に、注ぎ口から湯気が上がるのをのんびりと待ちながら、じっと炎を見ている時間もなかなかオツなもの。お湯が沸くまでの待ち時間が苦にならないのも、誰にも気兼ねなく時間を使えるソロキャンプの醍醐味ですよ!
本格派のドリップスタンドがあると気分が上がる
ミルとケトルにまでこだわったら、ドリップスタンドもアウトドアシーンで映えるものを用意したいところ。ホールアースの「ヒノキスタンド」は、国産ヒノキを使用した組み立て式のドリップスタンド。そう、この組み立て式というのが重要なんです。
「自宅では面倒だけど、キャンプ場だとなんだかテンションが上がる…」というモノ・コトを選べば、自然とアウトドア気分も盛り上がるってもの。お湯を沸かしている間にゆっくりとスタンドをセットして、おいしいコーヒーを心待ちにしておきましょう。
とは言っても、スタンドの組み立ては至って簡単。土台となる板に、両サイドの板2枚をスライドさせてはめるだけ。あとはドリッパーを載せる丸い棒を穴に通せば完成です。シンプルな構造だから片付けもサッとできますし、必要なときには再び組み立てればOK。そうして気軽にアウトドアへ連れ出せるのが、こちらのヒノキスタンドなんです。
こちらが完成したスタンド。いかがでしょうか。樹脂製のスタンドも使い勝手はいいですが、素材がウッドだとやはりキャンプ場で映えますよね。自分の好きなアイテムだけで遊べるソロキャンプにおいては、こうした小さいアイテムまでこだわるのが吉です!
ドリッパーもウッドで統一感を
で、ここまできたら、ドリッパーにもアウトドア顔を用意しちゃいましょう!こちらは同じく国産ヒノキを使用したホールアースのもの。「ヒノキドリッパー」です。
クリア加工を施したヒノキは汚れがつきにくく、美しい木肌を長く保ってくれます。また、スタンドを併せて使用することで本格的な雰囲気を醸してくれますが、ドリッパー単体で使うことも可能。マグカップやシェラカップの上に直接載せて紙フィルターをセットするだけで、コーヒーを淹れられるんです。
アルコールと違って、感覚がクリアに研ぎ澄まされているような心地よさ
ソロキャンプで飲むコーヒーは、優雅な時間を与えてくれる特別なもの。そこにこだわりのアイテムが加われば、アウトドアフィールドで過ごす休日はもっと楽しくなります。
これまではソロキャンプで、現地に着いたらまずはプシュッと1杯始めていたみなさん。青空の下、グイッとあおるビールのおいしさはよ~くわかりますが、今度のキャンプではぜひ豆から手挽きしたコーヒーを試してみてください。今までとは違った、感覚が研ぎ澄まされているような気持ちよさが、自然の中にいるあなたを包み込んでくれるはずです。