アウトドアのプロにガチ相談!ソロ・デュオキャンプ用焚き火台の上手な選び方とは?
防災・環境配慮の観点から、近年では国内のキャンプ場の大半で「直火禁止」がルール。キャンプで安全に焚き火を楽しむために、焚き火台は必須アイテムです。店頭に並ぶ商品を比較すると、サイズや素材、形状、値段と、選択肢の幅が広すぎて悩んでしまいます。今回は、ソロ・デュオキャンプで重宝するコンパクトな焚き火台にフォーカス。選ぶ際のポイントとおすすめアイテムを、アウトドア専門店のプロスタッフに聞きました。
1〜2人用の焚き火台、どれをどう選べば良い?
友人同士のグループキャンプを数回経て、「次は自分でも行ってみよう」とソロやデュオでのキャンプを目論んでいる人も多いことでしょう。子どもが成長して部活や遊びで忙しくなり、夫婦のみでキャンプに行って、ファミリーサイズのテントや焚き火台を持て余した経験のある人もいるのでは?
「大は小を兼ねる」とは言うものの、灰の片付けや薪の量を考えると、少人数のキャンプで使い勝手が良いのは、人数に合ったコンパクトな焚き火台です。
エルブレス吉祥寺店で焚き火台選びのコツを聞いてみた
初級者から上級者まで、ふらっと立ち寄りたいアウトドア専門店
吉祥寺駅(東京・武蔵野市)の北口を出て、すぐ目の前に位置しているアウトドア専門店「エルブレス 吉祥寺店」。初級者から上級者まで、あらゆるニーズに対応できるよう、テント、ウェア、雑貨、シューズ、シーズンアイテムが幅広くラインナップされています。フロア数は地下1階から6階までの全7フロア。各フロアにはびっしりとアイテムが陳列され、抜群の品揃え。街着として使いやすいウェアなども展開しており、家族で買い物が楽しめます。
焚き火台選びには一家言あるプロスタッフに相談!
膨大な商品数の中で買い物のサポートをしてくれるのは、精鋭揃いの吉祥寺店のスタッフたち。中でも焚き火グッズ選びで頼りになるのは、スタッフ・伊藤さんです。
焚き火の魅力にどっぷりハマり続けて十数年。焚き火をボーッと眺めている時間が好きで、火を育てていく過程がとにかく楽しいんだとか。
ユニフレーム「ファイアグリル」
コスパと使い勝手で選ぶならコレ!最初の1台におすすめ
日本が誇るアウトドアブランド「ユニフレーム」。ブランドを象徴するのが、焚き火台「ファイアグリル」です。金物の街・燕三条(新潟県燕市)の工場で製造され、高品質なステンレス素材を使用しています。耐荷重は約20kgで、ダッチオーブンなど重量のある調理器具を使った調理も可能。
たしかなものづくりで、多くのキャンパーたちから支持されているアウトドアメーカーが展開する人気モデル。この品質で税込み7,500円はかなりお買い得です。
収納時はコンパクト
網のサイズは本体よりひとまわり小さく設計されており、収納時は脚と一緒に炉の中に収納できます。分解したパーツををひとつにまとめられるため、持ち運びも楽ちん!
薪、炭の継ぎ足しが簡単
調理時は付属の網を斜めに載せるのが正解。炉の四隅にある隙間から火ばさみを入れれば、網をどかさずに炭や薪を継ぎ足したり、火力を調整したりできます。炉の外にはみ出た網の四隅は、中心部に比べ火力が弱くなるため、保温スペースとしても活用可能。
【基本情報】
商品名:ファイアグリル
使用サイズ:約43×43×33cm
収納サイズ: 約37.5×37.5×7cm
分散耐荷重:約20kg
重さ:約2.7kg
価格:7,500円(税込)
ホールアース「QUICK UP焚き火台」
安全面にも配慮された、燃焼効率が抜群の1台
伊藤さんのイチ押しは、ホールアースの「 QUICK UP 焚き火台」。タフな作りで壊れにくく、焚き火台本体、炭床、アンダープレート、収納袋まで付いて9,000円台と、コストパフォーマンスの高いモデルです。
スクエアフレームをアンダープレートにロックできるので、強風で倒れる心配が少なく安全。地面への熱ダメージも最小限に抑えられます。
4面全てにメッシュ構造を採用
炉の側面は全てメッシュ地。下から空気を取り込めるため燃焼効率が良く、火をおこすのも、持続させるのもコツいらずです。
別売りのロストルと一緒に使用すれば、さまざまな調理が可能に!
別売りの
専用ロストル(焼き網)を装着すれば、バーベキューはもちろん、スキレットやダッチオーブンで煮込み料理も作れます。3段階で高さを調節できるので、火種との距離で火力を調整可能。
【基本情報】
商品名:QUICK UP焚き火台
サイズ:
[本体]約32.0cm×32.0cm×22.0cm
[炭床]約16.5cm×16.5cm×2.0cm
耐荷重:約30kg
重さ:約5.2kg(付属品含む)
価格:9,900円(税込)
軽くてパカッと開くだけ!UCO「フラットパックグリルS」
とにかく軽くてコンパクトな焚き火台がほしいならコレ
「火を持ち歩き、炎を楽しむこと」をテーマにした、アウトドアブランド「UCO(ユーコ)」の焚き火台。同社が展開している焚き火台シリーズ「フラットパックグリル」の中で、最もコンパクトで軽量なモデルがこちら。バックパックの背面やダッフルバッグにもすっぽり収まるため、ソロキャンプの焚き火・バーベキューにぴったりです。
30秒で組み立て完了!
「フラットパックグリル」一番の魅力は、とにかく組み立てが簡単な点。別々で収納していた網と本体を取り出し、脚をクロスにさせて本体を立たせます。
上に網をのせれば、卓上に置けるコンパクトグリルとしても使えます。「荷物をできるだけ減らしたい」「組み立てが簡単なのもがいい」というソロキャンパーのニーズに応える一品。
【基本情報】
商品名:フラットパックグリルS
使用サイズ:約24.1×17.8×20.3cm
収納サイズ:約27×18×3cm
耐荷重:約6.8kg
重さ:約832g
価格:5,940円(税込)
チタン素材でとにかく軽い!ベルモント「TABI」
重さはわずか423g。身軽さ重視のソロキャンパーにおすすめ
今回紹介している焚き火台の中でもっとも軽量な「ベルモント」の焚き火台「TABI」。チタン素材で、総重量わずか約423gながら、耐久性にも優れています。
コンパクトですが、一般的に販売されている薪がそのまま収まるサイズ感。いちいちノコギリでカットしなくて良いので便利です。
写真左から 「フラットパックグリルS」「TABI」「QUICK UP焚き火台」「ファイアグリル」
今回紹介している4つの焚き火台の中では、UCOの「フラットパックグリルS」に次いで小さいサイズ。重さは一番軽量です。
専用の収納ケース付き!
専用の収納ケースが付属し、持ち運びも楽ちん。各パーツをばらして収納するため、最初のうちは組み立てに少し時間がかかりますが、慣れれば簡単です。
【基本情報】
商品名:BM-263焚き火台 TABI
使用サイズ:約23.7×36.0×17.0cm
収納サイズ:約17.8×36.0×1.5cm
耐荷重:
[火床]約15kg
[網]約5kg
重さ:約423g
価格:11,000円(税込)
お気に入りの焚き火台を見つけてソロ・デュオキャンプに挑戦!
ソロ、デュオキャンプを始めるにあたり「どんな焚き火台が良いんだろう…」と悩んでいるなら、プロに相談するのが手っ取り早いです。焚き火にどんどんハマっていくと、焚き火台だけでなく、火をおこす周辺アイテムなどにもこだわりが出てきます。ぜひエルブレス吉祥寺店に足を運んで、ズラッと並んだグッズを見てみてください!
【店舗情報】
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-3-2
電話:0422-23-6701
営業時間:11:00〜20:00