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ノーラ名栗

「北欧の森」で楽しめるプライベートサウナ!「ノーラ名栗」で心と体をリセットする至福のグランピング

2021.06.09キャンプ場

都心から車で約2時間。埼玉県飯能市の奥地にひっそりと現れたのは「北欧の森」。複合アウトドア施設「ノーラ名栗」では、フィンランドの森の中にいるかのように錯覚する大自然の中、アウトドアサウナやバーベキューなど、北欧の文化が体験できます。「極上の体験が待っている」という噂を耳にし、hinata編集部も北欧の森へトリップしてきました。

北欧の時間を体験できる「ノーラ名栗」

ノーラ名栗
西武線で池袋駅から約50分の場所にある埼玉県飯能市は、首都圏にありながら美しい自然に恵まれ、市の75%を森林が占めています。なかでも特に自然豊かな名栗エリアの山道を登っていくと、清流の名栗川に沿ってそっとたたずむノーラ名栗が見えてきます。 ノーラ名栗は、北欧・フィンランドをテーマとした複合アウトドア施設。2020年8月にアウトドアサウナや北欧風バーベキュー施設を展開し、大学生から30代ほどの若い世代を中心に、じわじわと人気が高まっている場所です。 そんなノーラ名栗が、2021年4月29日にグランピング施設をオープン。これまでの施設の口コミによる期待感から、すでにゴールデンウィークや6月の週末は予約でいっぱいです。 人気の秘密はどこにあるのか?新オープンとなるグランピング施設を一足先に体験しながら、編集部はその理由を探ります。

大自然に囲まれたプライベートな空間

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足を踏み入れた瞬間、大自然にはっとさせられました。施設の周囲を背の高い木々が取り囲み、まるで本当に北欧の地へ来てしまったかのような錯覚に陥ります。
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▲ノーラ名栗から見下ろせる名栗川
「Nolla(ノーラ)」はフィンランド語で0(ゼロ)を意味しています。心身をリセットして”わたしの「ちょうどいい」をみつける場所” としての役割を担いたいという思いからその名がつけられました。別世界にいるかのようなロケーションは、日常の喧騒から一度離れるには十分な効果がありそう。いつもと違う1泊2日を予感させてくれます。

心地良い広場でのびのび過ごす

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▲セントラルパーク内にある休憩スポット。誰でも利用できます。
森林からの心地よい風を受けながらノーラへ足を踏み入れ、まず目に飛び込んできたセントラルパークを歩きます。ここは誰でも出入り自由な芝生の広場。テーブルとチェアが設置され、ピクニックの場所、ハイカーの休憩所、犬の散歩コースなど、人々の憩いの場として活用されています。
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お昼が近くなり、グランピングの前に予約していた北欧風のバーベキュー「コッコバーベキュー」をいただくことに。冬を越したフィンランド人の楽しみは、春の訪れを感じながら大切な人と一緒にバーベキューをすること。その文化を舌で味わえるよう、メニューには北欧の料理が取り入れられています。
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フィンランドでは日常的に食べられているレイクロブスター(ザリガニ)のボイルや、飯能市産のヒノキ「西川材」を調理に使ったプランクサーモン、ふっくらとしたソーセージを焼いたグリッリマッカラなど、普段目にすることの少ないものばかり。バーベキューコンロや網、トングなど、必要な道具はすべて用意されているため、手ぶらでOK。焼いて楽しみ、食べて味わいながら、北欧の地へ想いを馳せます。
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セントラルパークには、飲み物や軽食が購入できるドリンクスタンドも。イチオシは、飯能市内の醸造場で造られているクラフトビール「カールヴァーンボトル スペルと・ヴァイツェン」と、ノーラ名栗オリジナル「リンゴベリーと白ワインのカクテル」です。クラフトビールはフルーツのような香りと滑らかな飲み口でリッチな味わい。カクテルは名栗の自然を感じさせる爽やかな口当たりです。

いよいよグランピングエリアへ!

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食事を終えて、一息ついたところでグランピングのチェックインに向かいます。チェックインは15時からと少しゆっくり。お昼にバーベキューを予約したりランチボックスを持参したりと、早めに到着してノーラの中でゆっくり過ごしても良さそうです。
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今回の本命、グランピングエリアです。カードキーを使い、宿泊者しか出入りできないプライベートな場所になっています。
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中央には大きな焚き火ゾーンがあり、夕方17時ごろが点火の時間。煌々と輝く大きな炎の周りには、つい引き寄せられてしまいます。テントは全10張。コットン素材のツインポールのテントで、天井が高く身長が180cmの方でも楽々過ごせます。
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うち2張は、ケージや犬用の備品が置いてあり、ペットも宿泊できるようになっています。テントはウッドデッキに常設されており、それぞれ一定の距離を保っているため、プライベートな時間が過ごせます。
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最大4人まで宿泊可能となっていますが、今回は2人用にセッティングしてもらいます。一面に敷かれたラグの上にベッドがふたつ並び、ソファやローテーブル、冷蔵庫にエアコンまで設置され、まるでホテルのような内装。
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タオルや歯ブラシなどのアメニティも充実しており、極力荷物を少なくできるようにというノーラ名栗の心遣いを感じます。

サウナにバーベキューに…プランは至れり尽くせり

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夕食はコッコバーベキューのヨキプラン。すべて新鮮な地場の食材を使い、名栗の土地の空気を感じながらいただけます。女性2人で十分満足できるボリュームです。
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チェックイン時に、夕食は17時・18時・19時、朝食は7時・8時のいずれかの時間を選び、指定の時間にテントまでスタッフがサーブしてくれます。夕食は、スタッフの方が食材や使い方について、丁寧に説明してくれました。
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夕食を終えたら、一番の目玉であるアウトドアサウナを体験しにいきます。 4名定員の中テントが8張り、12名定員の大テントが1張りと、全9張りのフィンランド式アウトドアサウナが立ち並ぶ「サウナクラブ」。薪ストーブで熱したサウナストーンに、全8種類から選べるアロマ水を掛けて、水蒸気で体感温度を上げる「ロウリュ」を楽しむのがフィンランド式です。
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体が十分に温まったら、水シャワーで汗を流して水プールへ!一気に体を冷やしてクールダウンします。
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しっかり冷えたら、休憩エリアでととのいましょう。この時間が最高に気持ち良いのです。 現在、サウナクラブのテントはすべて貸し切りでの利用となっているため、家族や友人とリラックスして入れます。
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サウナのみ利用する場合は、10時から18時までの日中利用になりますが、グランピング宿泊者のみ、チェックイン後から21時まで貸切で夜にサウナに入るという特別な体験ができます。幻想的な雰囲気のナイトサウナは、他の場所ではなかなか味わえない経験です。 サウナを堪能したら、シャワーを浴びて就寝の準備。枕元にはアロマディフューザーが置いてあり、心地よい睡眠を誘います。
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そして朝、指定の時間に朝食が運ばれます。朝日を浴びながらいただく北欧風のぜいたくな朝ごはんで、一日の元気をチャージ。
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朝食を終えて身支度をしたら、後ろ髪を引かれながら午前10時にチェックアウト。帰る前にノーラの出入り口付近にある、地元の野菜や工芸品が並ぶカフェ「CAFE&SHOP YAMASEMI」へ寄り道します。内装に飯能市産の西川材が使われ、暖かな雰囲気です。小松菜やタケノコなど旬の野菜や名栗まんじゅうなどの名産品が並び、どれをおみやげにしようかとついつい悩みます。
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飯能の山々を見渡せる展望テラスで一息ついてから、やっと帰る踏ん切りがつきそうです。

埼玉の森の中で心も体もリフレッシュ

ノーラ名栗
最初から最後まで、たっぷりと北欧の気分を堪能できたノーラ名栗。日々の疲れが消え、帰途につく頃には気持ちがリフレッシュされていました。ちょっと疲れてしまったとき、自分を見つめ直したいとき、ノーラ名栗を訪ねてみてください。

【基本情報】

住所:埼玉県飯能市下名栗607-1 電話:042-978-5522 営業期間:通年 営業時間: [グランピング]チェックイン / チェックアウト:15:00〜18:00 / 10:00 [バーベキュー]10:00〜17:00 [サウナ]10:00〜17:00 料金: [グランピング]30,000円〜(大人2名) [バーベキュー]3,500円〜(大人1人) [サウナ]10,000円〜(サウナテント1張り) 公式はこちら:ノーラ名栗

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