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スノーピークの新店舗

大阪で分かるアウトドアの次期トレンド!スノーピークが提案する「キャンプフィッシング」とは!?

    大阪駅直結の商業施設「ルクア大阪」に今秋に開業したアウトドアフロア「LUCUA OUTDOOR from ALBi(ルクア アウトドア フロム アルビ)」。スノーピークが、人気フィシングブランドと共同で出店した直営店などが話題を呼び、今も多くの人でにぎわっています。大阪に来たら立ち寄りたくなるフロアの魅力とともに、各ブランドが提案するトレンドを探りました。

    大阪からアウトドアトレンドを発信!

    スノーピークのショップ
    大阪駅に直結する商業施設「ルクア大阪」に、初めてのアウトドアフロア「LUCUA OUTDOOR from ALBi(ルクア アウトドア フロム アルビ)」がオープン。大阪駅の改良工事で惜しまれつつも営業を終了したショッピングセンター「アウトドアのアルビ」から、人気のアウトドアショップ8店舗が移転。計10ブランドでオープンしました。 アウトドアのトレンドの発信拠点だったアルビの思いを引き継いでオープンした同フロア。アウトドアのトレンドを先取りできる最新商品だけでなく、店舗だからこその生の情報を手に入れられるのも魅力の一つです。「おうちキャンプ」から「本格的なアウトドア」までをカバーできるアウトドアフロアの内容とともに、各ブランドが提案する新しいキャンプスタイルを取材しました。

    スノーピークが提案する新しいスタイル

    フォックスファイヤーと共同出店のワケ

    フォックスファイヤーとスノーピークの共同店舗
    新フロアの目玉は、スノーピークが、人気フィッシングブランド「Foxfire(フォックスファイヤー)」と初めて共同出資した直営店「Foxfire LUCUA 1100(フォックスファイヤー ルクア イーレ)」。スノーピークは2019年、フォックスファイヤーを手掛ける釣り具販売、輸出入のティムコと資本業務提携の契約を締結しており、これをきっかけに今回の新店舗が実現しました。

    釣り、キャンプのプロが接客する店舗の良さ

    スノーピークの店内
    店舗では、キャンプに圧倒的な強みを持つ「スノーピーク」のテントなどのギアやアパレルとともに、フォックスファイヤーのベストや、スノーピークがティムコと共同開発したフライフィッシングの入門セットなどを販売。キャンプと釣りの境目なく、アウトドアのフィールドを全力で楽しんでもらおうとする意図が感じれます。 スノーピークによると、両者の製品を並べるだけでなく、店舗スタッフにも釣りとキャンプに詳しいプロをそれぞれ配置。オンラインではわからない、おすすめのキャンプ場や、キャンプ場そばの釣りのポイントなども教えてくれます!
    フォックスファイヤーとスノーピークの共同店舗
    「国内のキャンプ場は川や湖、海に近い場所がほとんど。そこで、スノーピークがフォックスファイヤーとともに提案しているのが『キャンプフィッシング』。1泊目はキャンプをして、次の日の朝早くに渓流釣りに行くイメージで、キャンプとフィッシングを楽しんでほしいと思っています」(広報担当者)。
    フライフィッシングコーナー
    キャンプ人気の高まりとともに、そのスタイルも多様化。釣りだけでなく、山登りや自転車、SUPなど、アウトドアのアクティビティをかけ合わせていく流れが加速しています。今回の新店舗も、キャンプの最前線でトレンドの変化を常に捕捉するスノーピークならではの取り組み。アウトドアの時代の鏡をうつすスノーピークの今後の展開から目が離せません。

    ダナーが国内初の直営店をルクア大阪にしたワケ

    「女性層の多さに注目」

    ダナーショップ
    ▲ダナーがフラワーマウンテンとコラボした「MTF」
    「ルクア アウトドア フロム アルビ」のもうひとつの目玉が、アウトドアブーツメーカー「DANNER(ダナー)」の直営店です。これまでアウトレットでのほかブランドと一緒に出店していたダナーですが、意外にも国内で初めての出店。 同ブランドを管理するABCマートの広報は、国内で初めてダナーブランド単独で出店した理由について「ブランドとして独自の発信をするだけでなく、女性のお客さんの多いルクア大阪で、男性だけでなく、女性にも良さを知ってもらいたいと思っています」と語ってくれました。
    ダナーのショップ
    店内では、厳選された素材で、時間をかけて丁寧に手作業で仕上げられたたダナーのシューズを壁一面に展示。シューズだけでも常時、約100種類を販売しています。「開業から2カ月たっても、大阪だけでなく、神戸など遠方からの購入客も多くいる」(店舗スタッフ)とのことで、連日多くの人がダナー目当てに来ている人気ぶり。
    ダナーのショップ
    ▲ダナーの人気スニーカー「トレイル2650」(手前)
    キャンパーにとって、ダナーといえば、名作ブーツ「ダナーライト」のイメージですが、街寄りのシューズも多数展開。同店によると、売れ筋は、ダナーライトのほか、カラフルなゴアテックスを採用したスニーカー「トレイル2650」や、フラワーマウンテンとコラボした「MTF」。こだわって作られたダナーの靴だからこそ、オンラインでなく、自分にフィットする一足を店舗で見つけてみたくなります。

    海外注目ブランドも多数出店!

    フェールラーベン バイ トリニティ

    フェールラーベンの定番バッグ
    世界中の人に愛され続けている名作リュック「KANKEN(カンケン)」のラインナップは西日本でも有数。スウェーデン王室御用達の国民的ブランドの良さを実際に触れて確認できます。

    KEEN

    KEENのショップ
    KEENのショップでは、定番モデル「JASPER(ジャスパー)」のほか、防水仕様の新作JASPERⅡWPなどを展開。ダナーと同様、キャンプに欠かせない1足は、初心者から上級者も満足する1足です。

    ショッフェル

    ショッフェルのショップ
    ドイツの人気ブランド「ショッフェル」も新店舗をオープン。同ブランドは、ドイツ警察のオフィシャルウェアにも採用される高い品質と機能性が人気のヨーロッパを代表するブランドの一つ。ハイキングやキャンプから、バックカントリーまでのさまざまなアウトドアに対応したアパレルを展開しています。シックな印象のウェアが多く、日本のフィールドにもマッチする商品は、実際に手にとってみてみたくなるものばかり。

    大手に負けない存在感。野良道具製作所

    メイドイン広島の質実剛健なアイテム

    野良道具製作所
    野良道具製作所の新作
    国内外の大手ブランドや有名セレクトショップが並ぶ中で、異彩を放つのが、広島発の焚き火ギアのガレージブランド「野良道具製作所」。関西での初出店で、同ブランドの里﨑亮代表は「お客さんのフィードバッグを得る場所にしたかった」と意気込みを話してくれました。
    野良道具製作所の焚き火台
    桜の花びら型をした焚き火台の代表作「野桜」のほか、ハリケーンランタン「フュアハンド276」「DIETZ78」用の新作シェードを披露。大手に負けない発想と機動力で、前を通った人の歩みを止めさせるほど。ルクア大阪のアウトドアフロアで大手に負けない存在感を示しています。

    アウトドア好きから初心者まで交流できる

    伝言板
    「身近にアウトドアに詳しい人がいないから、興味はあるけど、どう始めていいのかわからない」 こんな悩みを持っている初心者や未経験者のため、フロアにQAボードを設置。「子どもと一緒でも安心のキャンプ場は?」「まず何からそろえればいいの?」といった悩みつづったカードを貼り付けると、店舗スタッフやアウトドアの先輩たちが回答。悩みはInstagramの公式アカウントでもシェアし、ほかの初心者の人と一緒になって、アウトドアの魅力や疑問が分かるようになっています。
    伝言板のメッセージ
    インスタグラムでも、皆のアウトドアライフを発信。「#ルクアアウトドア」をつけて投稿すると、公式アカウントにもリポストで紹介されます。

    A&Fでそろえるおしゃれアイテム

    A&Fのテント
    世界中の優れたアウトドアギアを輸入するA&F COUNTRY(エイアンドエフカントリー)は、ALBi大阪店から移転。スケールアップして一新されました。サバティカルの取り扱いもキャンパーからは期待されています。 また人気チェアブランド「ヘリノックス」の取り扱いも、A&Fだからこその充実。ペンドルトンなど、センスの良さを小物でだしたい人も満足の品揃えです。
    ヘリノックスのチェア
    このほか、スウェーデン発のスポーツファッションブランド「ピークパフォーマンス」や、国内を代表するモンベルも出店。初心者の山登りから、バックカントリーなどを楽しむ上級者まで、商品を見ながらフロアを歩いていれば、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

    関西のアウトドアの最先端を発信

    アウトドアの最新トレンドを発信するルクア大阪。国内外の大手ブランドだけでなく、センスの良さの光るこれからの注目ブランドをしっかりとおさえていました。各店舗の多くが、実際にアウトドアが好きなスタッフを配置しており、初心者から本格的なアウトドア愛好者まで対応できるように。関西圏にいなくても、大阪に寄ったときには、アウトドアトレンドをおさえるために訪れたい場所の一つです。

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