スノーピークのクッカーとゼインアーツのテントがグッドデザイン賞のベスト100に選出！

特に優れたデザインのみが選ばれる「グッドデザイン・ベスト100」に、スノーピークの「HOME&CAMPクッカー」が選出されました。スノーピークからは昨年、「HOME&CAMPバーナー」もベスト100に選ばれており、ベスト100選出は2年連続となります。

スノーピークの「HOME&CAMPクッカー」は、「家とキャンプを繋ぐ、新しいクッカーセット」をコンセプトに開発されたクッカーセットです。ガラス蓋のフチ部分にシリコンが巻かれており、その蓋を鍋とフライパンで挟むように収納することで、タッパーのように食材を入れて持ち運べるようになっています。アウトドアでガラス蓋を使用することは危険だとされていますが、「HOME&CAMPクッカー」ではガラス蓋を鍋とフライパンでしっかりホールドする形にすることで、その危険性をクリアしています。

元々、アウトドア用のアイテムは、日常で使う道具とは別に用意するという考え方が一般的でしたが、このことが、初心者がアウトドアを始める際のハードルになっていました。そこでスノーピークが、家である程度まで調理した食材をそのままアウトドアに持ち出せるようにと開発したのが、この「HOME&CAMPクッカー」です。潜在的なユーザーのニーズを汲み取りつつも、アウトドア環境での使用にも対応できる機能を備えた点が高く評価されて、今回ベスト100への選出となりました。

「HOME&CAMPクッカー」の詳細はこちら：スノーピーク公式サイト

このほかスノーピークからは、パーコレータの「フィールドコーヒーマスター」や「土鍋膳」のほか、去年8月にオープンした「スノーピークミュージアム」などがグッドデザイン賞を受賞しています。

「フィールドコーヒーマスター」の詳細はこちら：スノーピーク公式サイト

「土鍋膳」の詳細はこちら：スノーピーク公式サイト

「スノーピークミュージアム」の詳細はこちら：スノーピーク公式サイト

アウトドア関連アイテムではもう一つ、ゼインアーツのワンポールテント「ゼクーM」もベスト100に選出されました。ゼインアーツは2018年8月に生まれたばかりの新興ブランドであり、グッドデザイン賞の受賞は今回が初。それも、いきなりのベスト100選出という快挙となっています。

「ゼクーM」は、従来のワンポールテントが持っていた「空間の狭さ」や「設営の難しさ」、あるいは「空間を大きくとろうとした場合の底面積の広さ」といった課題を一気に解決してくれるテント。最大の特徴は、3方向に取り付ける直立フレーム。このフレームがあることで、底面積を広げずにテント内の空間を大きく広げられるようになっており、その点が審査員から評価されました。他社の同様の製品と比べて半額ほどで購入できるコストパフォーマンスの高さも高く評価されています。

「ゼクーM」の詳細はこちら：ゼインアーツ公式サイト

ここまでにご紹介してきた製品以外にも、エイアンドエフの焚火台「ウルフ＆グリズリー　グリル M1 エディション with ファイヤーセット」や、ショーワグローブのアウトドアグローブ「テムレス」、テンマクデザイン(カンセキ)のテント「ホーボーズネスト２」などがグッドデザイン賞を受賞しています。いずれも、デザインはもちろんのこと機能性も含めて評価されている製品なので、ぜひチェックしてみてください。

「ウルフ＆グリズリー　グリル M1 エディション with ファイヤーセット」の詳細はこちら：エイアンドエフ公式サイト

「TEMRES」の詳細はこちら：ショーワグローブ公式サイト

「ホーボーズネスト２」の詳細はこちら：カンセキ公式サイト

今年、グッドデザイン・ベスト100に選ばれた2品の共通点は、初心者のアウトドア参入を妨げるハードルを、デザインと機能性で取り除いたことです。ここ数年のブームに加えて、今年は新型コロナ感染防止のために「3密」を避ける観点からもアウトドアが注目され、新たにアウトドアを始める人が増えています。今後も、初心者にやさしい機能性のある製品が生み出されていくことを期待したいです。 2020年のグッドデザイン賞一覧はこちら