キャンプでも家でも「美しい」明かりを。IWATADENKIのランタングローブへのこだわり

 キャンプ用品

IWATADENKIのグローブ

都内でランタンのグローブ(ホヤ)を製造、販売するセレクトショップ「IWATADENKI(イワタデンキ)」。職人の手作りによる独創的なデザインのグローブは、キャンプをしない人の間でも名品として愛されています。柔らかい光への追求とものづくりへの妥協しない姿勢。同店の取材を通して見えてきたのは、キャンパーでもあるオーナーのグローブにかけた長年の思いでした。


 目次


ランタングローブでキャンパーを虜にする「IWATADENKI」

アウトドアアイテムを製造するセレクトショップ

イワタデンキの店舗外観

IWATADENKIは、東京都世田谷区にあるアウトドアアイテムを取り扱うセレクトショップ。オーナーの岩田正吏(まさり)さんが見た目の美しさと実用性の観点でセレクトしたアウトドアアイテムやアパレル、革製品を販売しています。2018年にランタンのグローブの製造を開始。光を柔らかに屈折させる螺旋(らせん)模様のグローブが看板商品となり、コアなキャンパーの間にもその名が知られるようになりました。

先代から引き継いだ店名と思い

イワタデンキ店舗内

IWATADENKIの店名は、先代が約75年前に開業した電機店「岩田電機」に由来。先代の思いの詰まった店の名前を残すため、2代目の岩田さんが35歳のときに店を引き継ぎます。

岩田さんは電機店を引き継ぎながらも、ペンやシューズなどのデザインと卸事業の会社を経営。還暦も近づき人生の後半戦に入った中で、強まっていたのが「自分がやりたいことを形にしたい」という長年の想い。2005年にセレクトショップ「IWATADENKI」をオープンしました。

ロゴを見た人の印象に残るものにしたいとの想いから、店名にアルファベット表記を採用。なつかしいような響きの中にも、個性的で洗練されたイメージを感じさせるようにしました。

曲線美で人気のグローブ

「シンプルではないデザインを」

イワタデンキのグローブ

IWATADENKIが作る特徴的なデザインのグローブ。グローブを作るきっかけは、岩田さんの約20年の趣味であるキャンプにありました。キャンプで必ず登場するランタン。その優しい明かりは、照明の役割だけでなく、テントサイトのキャンプの雰囲気を演出してくれます。

ただ、岩田さんが気になっていたのが、ランタンに欠かせないグローブ。「グローブにはシンプルなデザインの物が多く、以前から他にはない物を作ってみたいと思っていました」。

「ビンテージっぽい風合いのもの」を追求した岩田さん。光の放ち方が印象的にでる螺旋状のデザインにたどりつきます。ただ、現実的に商品化できるデザインを決めるまでには、多くの苦労がありました。

自身はガラスの専門家ではないため、耐熱ガラスの勉強をするのに一苦労。さらに、大変だったのが、理想を追いかけながらも、商品化のために実現しなければいけなかった、コストと品質、見た目のバランスでした。

すでにある技術でもそれまでグローブに採用されたことはなく、ガラスや塗装の職人に無理を承知の上で試作の繰り返しをお願いしながら、納得のいく質と色味のグローブを作り上げました。

グローブの人気の秘密とは

職人が生み出す曲線美

イワタデンキのグローブ

「キャンプギア は、キャンプの時に使う以外は、倉庫で眠ってしまうことが多い。たくさん使ってもらうには、家でも使えるデザインにすれば良いのではないかと考えました」

デザインを手掛けているのは、岩田さん自身。豊富なキャンプの経験から、キャンプ場だけで使うギアの枠を超え、家でも使えることを想定。コールマンのルミエールランタンやスノーピークのリトルランプノクターンなどに対応した計7種類のグローブのどのデザインにも、IWATADENKIのグローブの特徴である斜めの曲線が入り、点灯した時にはガラスに屈折した光が柔らかく周囲を照らします。

インテリアとしての知名度も高いデザイン

イワタデンキのグローブ

出典:Instagram(@kichint_nob)

家のリビングや書斎など、どんな場所に置いてもその場所にほどよくなじむ光。点灯している時は、温かみのある優しい明かりが周りを包みこみます。キャンパーが家で使用するのはもちろん、キャンプをしない人の間でもインテリアとしての認知度は高まり、噂を聞きつけ、北海道などの遠方からの来店があるほどになりました。

ハンドメイドの温かみ

イワタデンキのオーダーメイドグローブ

IWATADENKIが大事にするのは、光り方だけでなく、ハンドメイドが持つ温かみです。グローブは3人の職人がグローブを1つ1つ丁寧に手作り。人気が出ても妥協のない品質を維持するため、1日に製作できる数は最大で10個程度。ハンドメイドならではのガラスの厚みや形の微妙な違いには、独特の風合いを感じられ、使うほどに愛着が増します。

お客さんを大事にするからこそのオーダーメイド

イワタデンキのオーダーメイドグローブ

出典:Instagram(@kazzbochi)

IWATADENKIの魅力は、単にグローブのデザインが優れていることだけでなく、お客さんの要望を大切にしていることにもあります。グローブを手づくりしていることで、廃盤になったランタンのグローブが割れてしまったときも、オーダーメイドで対応しています。

イメージがしっかりと定まっていないときは、お客さんに自分から電話やメールで直接聞き、納得できるまでコミュニケーションを重ね、お客さんの要望を具体化。「もちろん、全てを実現できわけではありませんが、もし、実現できなかったとしても次の改善の糧になります」。

オーナーの細やかな気遣い

イワタデンキのグローブ

グローブの専用ケースには、独自の加工が施され、スチール製の缶の内側には革張りがされています。そのため、グローブを入れた状態で缶を振ってしまっても、過度な力でなければ割れる心配はありません。オーナーの商品への思いと細やかな気遣いも感じられます。

グローブ以外のデザインも話題に

木革からこぼれる優しい明かりのウッドシェード

イワタデンキのウッドシェード

IWATADENKIは、ランタンのグローブ以外にも木製や革製のアイテムを製造、販売。その中でも特に注目を集めているのが、ウッドシェードです。アウトドアアイテムとしては珍しく、本物の木から1枚の木皮をすいたシェードは、木独特の温かみのある柔らかい明かりを放ってくれます。カラーもレッド(カリン)、イエロー(ローズ)の2種類あり、好みのイメージを選べます。

もちろん家でも使用でき、ガラスのグローブとセットで使用すれば、柔らかい明かりの共演によって、リラックスした空間を演出できます。

こだわりのグローブとゆったりなじぶん時間を

イワタデンキのグローブ

「より多くの人に知ってもらい、欲しいと思ってもらえる物を作りたい」。IWATADENKIのものづくりへの徹底したこだわりが詰まったグローブ。休日も外に出るのが難しい今、IWATADENKIが生み出す優しい光は、自宅での日常生活をも特別な時間に変えてくれます。

【基本情報】
店名:IWATADENKI
住所:東京都世田谷区松原6-42-8
電話:03-5300-0471
営業時間:13:00~18:00
定休日:不定休
公式ホームページ:IWATADENKI
公式オンラインショップ:IWATADENKI
公式SNS:Instagram(@iawatadenki)

※現在、店舗は休業中。再開は、ホームページかオンライショップページを確認してください。


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