伊豆シャボテン動物公園オフィシャルホテルのグランピング施設「伊豆シャボテンヴィレッジ」を体験!
伊豆シャボテンヴィレッジ(静岡県伊東市)は2020年2月にオープンしたばかりのグランピング施設。周辺にはカピバラの露天風呂で有名な伊豆シャボテン動物公園や国指定の天然記念物の大室山(580m)があり、家族や友人同士での遊びや観光の拠点にピッタリです。今回は女子旅で「日本初」のものがあるというドームテントでのグランピングを体験してきました!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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日帰りじゃもったいない!新感覚「伊豆シャボテンヴィレッジ」とは
伊豆シャボテン動物公園から徒歩0分!?
約140種類の動物たちと、約1500種類の世界中のサボテンや多肉植物が楽しめる「伊豆シャボテン動物公園」(静岡県伊東市)。動物の餌やり体験や実際に小動物と触れ合える「タッチdeZOO」というコーナーがあり、子供から大人まで大人気の施設です。
季節に合わせた80〜100種類のサボテンを自由に組み合わせ、好みの植木鉢を購入できます。またカピバラをモチーフにした「カピバーガー」やフラミンゴの色をした「フラミンゴカレー」など食事も充実しており、一日楽しめる公園です!
特にこの時期に外せないのが、お風呂に入ったカピバラ!カピバラ虹の広場へ行ったら小さな樽に5匹ほどが入浴中で、カピバラの恍惚とした表情は見てるだけで癒されます♪そもそもカピバラは世界最大のネズミの仲間。もともと南米アンデス山脈東側の水辺近くの茂みや森など、温暖な気候の場所で生活する動物です。なぜ、お風呂に入るようになったのでしょうか。
公園によると、きっかけは1982年の冬。伊豆シャボテン公園の飼育員が清掃中にお湯を使ったところ、小さな湯だまりでカピバラが手足やおしりをつけている姿を発見。試しに池にお湯を入れてみると、気持ちよさそうに入浴を始めたそうです。以降、元祖カピバラの露天風呂として、今では家族連れに大人気のスポットになりました。
そんなカピバラは、好物の餌を見せると、そそくさとお風呂を出て餌をもらいにきます!間近で餌やり体験(200円)ができるのもうれしいポイントです。
1年中楽しめる伊豆高原グランイルミ
車で5分!体験型イルミネーション施設「伊豆高原グランイルミ」。日中は伊豆ぐらんぱる公園として無料遊具やアトラクションが楽しめ、迫力満点の実物大恐竜が見られるテーマパークです。キラキラ輝くイルミネーションの中、ジップラインゴーカートが楽しめます。全国のお出かけサイトの「Walker+全国イルミネーションランキング」で3年連続1位を獲得し、全国から観光客が訪れています。
隣は伊東市の天然記念物大室山
伊豆シャボテンヴィレッジの隣には、国指定の天然記念物の大室山が鎮座!1年に1度、伊豆の春を告げるイベントで、山に火をつける山焼きが行われます。山焼きは700年の歴史があり、山の保全と良質なカヤを採取することを一目的に始まったとされています。地上からリフト(往復700円)で登れ、360度伊東市を見渡せます!
いっぱい遊んだあとは便利で快適なグランピング施設に宿泊!
まずはチェックイン
周辺の施設で遊んだ後は、伊豆シャボテンヴィレッジにチェックイン!ドームテント内にできたフロントでは、優しいスタッフさんがお出迎えしてくれました。チェックイン時間は午後3時〜午後8時なので、日中にたっぷり遊んでからくつろげました。フロントではビールやサワー、ジュースが販売されており、お酒好きにはうれしいポイント!
広々したおしゃれな空間
伊豆シャボテンヴィレッジは宿泊テント13棟が全てドームテント。さっそく中に入ってみましょう!今回おじゃました「洋室」と呼ばれる部屋はベットが2つ、大きなソファーが2つ用意されていました。ベットやラグのデザインが可愛く、室内にいるだけでも気分が上がります♪
こちらは和洋室。ベットの隣にはこたつが用意され、ぬくぬくおしゃべりを楽しみます。こたつは10月上旬〜5月末に設置予定。そのほか、室内が全て畳の和室部屋もあり、全部で3種類の部屋から選べます。
日本初!バス&トイレ連結
通常のグランピング施設はお風呂やトイレが部屋に付いておらず、共同で使用するところもあります。冬の寒い中、一度外へ出てトイレに向かったり、お風呂でポカポカに温まっても部屋に戻るまでの道のりで湯冷めしてしまう可能性も…!
伊豆シャボテンヴィレッジは日本初のバス&トイレ連結型ドームテントを導入!全てのテントにお風呂とトイレが付いています。ベットや椅子が設置されているドームテントを抜けると、すぐにお風呂と洗面台、トイレ。朝に化粧をする際に外に出なくてもすぐ準備できるのも、女子の強い味方でした♪
アメニティーには高級フランス化粧品ブランドTHALGO(タルゴ)がそろっています。グランピング場でいつもよりちょっとリッチなバスタイムを楽しめました。
美味しい食事と癒しの時間
グランピングの醍醐味!シェフ特製アウトドアディナー
グランピング最大の楽しみアウトドアでのディナー!串焼きのお肉は、富士箱根伊豆国立公園に囲まれた絶好の環境で丹精こめて育てられた「あしたか牛」。ブイヤベーススープに入っている金目鯛は静岡県下田沖でとれたもの。他にも静岡県産の食材を多く使用し、春の旬の味覚を堪能できました!
ジューシーな串焼き肉や魚介がふんだんに入ったブイヤーベーススープ、サラダに前菜、アヒージョ、そしてデザートとフルコースの食事を堪能し、お腹いっぱい!食べ終わったお皿はボックスにしまっておくだけのため、あと片付けも簡単です。
究極の癒し焚き火
週末は施設中央の広場でキャンプファイヤーが行われます。周辺にはベンチが置かれ、仲間と語り合ったり、家族と癒しの時間を過ごせます。
満天の星を楽しもう
施設内にはあらゆるところに地面を照らすライトが…。ただこのライト、午後10時には消灯します。担当者に理由を伺うと、「満天の星を楽しんで欲しいから」とのこと。天気が良い日には、綺麗な星空を観測できます。
年間通してライトアップされる施設
また施設に隣接した木々がライトアップされます。イルミネーションチームにお願いし、今後は季節に合わせたライトアップを展開するそう!桜のピンク、紅葉の赤など、どんな光の色が出てくるか今後が楽しみです!
地元産の野菜をふんだんに使用した朝食
朝食は温泉で栽培された伊豆高原野菜をたっぷり使ったサンドイッチとミニサラダとヨーグルト。パンは柔らかく、野菜とマッチします。セットでオレンジジュースと牛乳、コーヒーが付きます。
伊豆シャボテンヴィレッジで素敵なひとときを…♪
美味しい食事に、ホテル並みに備わった施設の数々。女子旅はもちろん、家族やカップルでも楽しいグランピングを体験できました。周辺は遊ぶところがたくさんあるため、「日帰りではなく、絶対宿泊するべき!」と感じました。隣の施設にはプチホテル伊豆シャボテンヴィレッジというホテルもありますが、「アウトドアな体験をしたい!」という方は、ぜひグランピング施設、伊豆シャボテンヴィレッジへ足を運んでみてください。
【基本情報】
住所:静岡県伊東市富戸1317-590
電話:0557-52-3711
営業期間:通年
チェックイン:午後3時〜午後8時
チェックアウト:午前10時
宿泊料金:19,800円~