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湖のそばに止まっているキャンピングトレーラーを引いている車

「キャンピングトレーラー」小型は牽引免許不要!気になる値段や維持費も解説

※本記事には一部プロモーションが含まれます

アメリカではごく当たり前のスタイル「キャンピングトレーラー」を日本で見かけることはまだ少ないですが、そのメリットは多くブログ等でも注目が集まっています。特に小型のものは牽引免許不要で、中には軽自動車で牽引できるタイプも。そこでおすすめの小型キャンピングトレーラーと、新車や中古、レンタルの値段相場や車検等の維持費について詳しく紹介!キャンプだけではない、使い方のアイデアも提案していきます。

キャンピングトレーラーとは

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

よく比較されるキャンピングカーとキャンピングトレーラーの最も大きな違いは、居住空間と車が一体か別かという点です。キャンピングトレーラーの移動には牽引する車が必要ですが、その分居住空間が広い等メリットが多く、欧米での人気は高く住まいとしている人も多くいます。

小型キャンピングトレーラーのメリット

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

キャンピングトレーラーというと大型で運転も大変そうなイメージがありますが、牽引免許の要らない小型のキャンピングトレーラーの注目度が高まっています。そのメリットをひとつずつ紹介していきます。

750kg以下なら牽引免許は不要

車両総重量750kgを超える車の牽引は牽引免許が必要ですが、小型のキャンピングトレーラーは750kg以下に抑えてあるものが多く、普通免許があれば牽引が可能です。小型なので意外と運転しやすく、少し練習すればマスターできます。

軽自動車や普通乗用車でも牽引可能

小型のキャンピングトレーラーは乗用車でも問題なく牽引ができ、今ある自家用車をそのまま牽引車として使えます。さらに軽量タイプのキャンピングトレーラーは軽自動車で牽引可能なものも。ただし上り坂や高速道路での追い越しなど力不足を感じることもあるので、その際は注意しましょう。

車体価格や維持費が抑えられる

細かい費用面は後述で詳しく紹介しますが、エンジン部を持たないキャンピングトレーラーは購入費や維持費を抑えられる点も魅力のひとつです。同じ位の広さを確保したキャンピングカーと比べると、車体費用だけでも約半分くらいの価格で済み、そこに維持費が加われば大きな差となります。

小回りがきく&切り離せる

タイヤが車体の真ん中にあり小回りがきくので、車体を大きく振らなくても曲がることができ、あまり広くないキャンプ場内の道も走りやすくなっています。大人が押せば移動できる程の重さなので、バックや車庫入れ等が難しいときは手押しで対応すれば安心です。 キャンピングカーと違い車体を切り離せるのも大きなメリット。宿泊地にトレーラーのみ置いて、スーパーや温泉に出かけるという使い方も可能です。またキャンピングカーを日常の買い物やお出かけに利用するのは使いにくい面もありますが、小型キャンピングトレーラーは切り離せば普通の車なので普段使いも問題ありません。

広々空間で快適な「動く小部屋」

小型でも4人家族が快適に過ごせる広さを確保したものが多く、運転席やエンジンを積んでいない分広い居住空間と間取りの自由度が高いのも特徴です。流し台やコンロ等のキッチンスペースや、シャワー・トイレなどの設備が備わったモデルもあり、出かけ先でも快適に過ごせるように設計されています。

小型キャンピングトレーラーのデメリット・注意点

保管用の駐車場の用意

キャンピングトレーラーは車両としての扱いになるため、購入時には車庫証明が必要です。自宅に空きスペースや駐車場がある場合は問題ありませんが、ない場合は家から直線距離2km以内の場所に借りる必要があります。

高速道路の料金が上がる

高速道路の利用料は牽引区分の料金もかかるため車種区分が1段階上がり、牽引車が普通車なら中型車、中型車なら大型車という扱いになります。居住空間が一体になっているキャンピングカーは車両料金のみなので、キャンピングカーより割高になることも。高速道路での移動が多くなりそうな場合はよく検討しましょう。

「ヒッチメンバー」の取り付け

キャンピングトレーラーを牽引するためには牽引装置「ヒッチメンバー」を取り付ける必要があります。車種に合わせたヒッチメンバーを選び、取り付けが可能な整備工場と費用の検討も必要なため購入前に確認しておきましょう。また取り付け後は車検証の記載変更とETCの再セットアップも行う必要があります。

走行中はトレーラーには乗れない

道路交通法により、ペットも含め走行中はトレーラー内に乗ることはできません。しかしキャンピングカーであっても、走行中はシートベルトの着用が義務付けられており動き回ったりすることはできないため、どちらの場合であっても安全のためシートベルトの着用が大切です。

気になる、小型キャンピングトレーラーの値段・維持費

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

キャンピングトレーラーは車両扱いですので自動車税や車検も必要になってきます。しかしエンジンのないキャンピングトレーラーは自走するキャンピングカー等に比べてもだいぶ安価。人を乗せて走らないので保険料も比較的安く設定されています。

小型キャンピングトレーラーの値段

新車は150〜600万くらいが多く、300万前後を目安にするとよいでしょう。中古車は100〜200万くらいが中心で、安いものなら数十万でも手に入ります。中古車は状態が良いものや人気のものは高い傾向にあり、逆に言えばあまりに安いものにはそれなりの理由があるかもしれないため、よくチェックが必要です。

自動車税は毎年10,200円

自動車の所有者に毎年課税される地方税の一種です。キャンピングトレーラーは被牽引車に分類されます。

車検代は2年ごとに4万円前後

キャンピングトレーラーも2年ごとに車検を受ける必要があり、750kg以下の小型キャンピングトレーラー車検時に必要な金額の目安は以下のようになります。
  • 自動車重量税 8,200円
  • 自賠責保険 5,440円(25ヶ月)
  • 検査手数料 2,000〜30,000円
自動車重量税は車種や車の重量によって金額が変わり、小型キャンピングトレーラーは8,200円。車両扱いのキャンピングトレーラーは自賠責保険に加入しなければ公道を走ることはできません。検査手数料は方法等により差があり、自分で検査や手続きを行うユーザー車検は費用を大幅に抑えられますが、知識と技術が必要です。

自動車保険は任意保険にも加入しておく

万が一のことも考え任意保険にも加入しておくのがおすすめです。基本的に牽引中の事故は牽引車の保険が適用されますが、例外も。また牽引車と切り離した状態での事故は保証外となり、修理代は部品や業者も少ないため高めです。保険金額は保証の範囲や金額によって変わりますが、約5万位が相場と言われています。

その他にかかりそうな維持費

新たに駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。他にも洗車やメンテナンス費等がかかりますが、キャンピングトレーラーはエンジン部分がないので、自走車に比べれば部品の故障や交換等の頻度は少なめです。

アメリカ・欧州製&日本製 おすすめの小型キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

本場アメリカやヨーロッパ製の人気モデルに加え、日本で生産されている国産の小型キャンピングトレーラーのおすすめを紹介していきます。ふるさと納税で手に入るキャンピングトレーラーもありますので、ぜひチェックしてみてください。

アドリア社「アビバ360DK」(スロベニア)

アドリア社の本社はヨーロッパにあり、信頼性や満足度も高くキャンピングカーメーカーの中でも特に人気があります。こちらは同社のキャンピングトレーラーの中で最も軽量コンパクトなモデル。キッチン・トイレ・シャワー・2段ベッド、収納や冷蔵庫も装備された使い勝手が良く、シンプルで落ち着いたインテリアが特徴です。 【基本情報】
就寝定員4人
重量Truma:740kg Diesel:720kg
全長5,530mm
全幅2,090mm
全高2,580mm
価格Truma:3,146,000円 Diesel:3,322,000円
詳しくはこちら:アドリア

エベランズ「ロデオミニ」(アメリカ)

エベランズの「スキャンプ」シリーズの中で最小ながらゆったりした室内を持ち、アメリカンテイストのころんとした丸いシルエットがかわいい「ロデオミニ」。タイプ1とタイプ2があり、タイプ1は2段ベッドになるフロントソファがついており、タイプ2にはトイレ・シャワーがついています。 【基本情報】
就寝定員タイプ1:4人 タイプ2:2人
重量タイプ1:710kg タイプ2:740kg
全長4,040mm
全幅2,060mm
全高2,500mm
価格タイプ1:4,431,000円 タイプ2:4,563,000円
詳しくはこちら:スキャンプジャパン

Happier Camper「HC1」(アメリカ)

7色から選べる車体はレトロでおしゃれなデザイン。最大の特徴はAdaptivモジュラーインテリアシステムによってベンチ・テーブル・キッチン・トイレまでも移動し、カスタムできる自由度の高さです。大きなリアハッチドアと窓が多く開放的な車内、水洗い可能でキッチンカー等に利用しても目立つこと間違いなし! 【基本情報】
就寝定員最大5人
重量499kg
全長4,200mm(アーム含む)
全幅2,140mm
全高2,270mm
価格BASE:3,100,000円 COMMERCIAL:3,360,000円 CLASSIC:4,200,000円
詳しくはこちら:HappierCamper

トリガノ「インディアナRV エメロード406Vエディションプレミアム」(フランス)

日本の環境や道路状況に合わせて、キャンピングトレーラー輸入販売のインディアナRVが日本仕様に進化させたモデルです。主に左エントランス、断熱効果を高める断熱材への変更、灯油式FFファンヒーター、カセットガス供給器ユニット等の設備も充実。VIPモデルはポータブルバッテリーが搭載され、さらに快適に過ごせます。 【基本情報】
就寝定員4〜5人
重量750kg
全長5,510mm
全幅2,100mm
全高2,580mm
価格3,938,000円
詳しくはこちら:インディアナ・RV

バンショップミカミ「コロ」(日本)

軽でも牽引できる軽量コンパクトなキャンピングトレーラー。コンパクトながらシンクやコの字ソファ、ポップアップなどの設備が充実しており、さまざまなレジャーやキャンプに活躍してくれます。また駐車や保管スペースの場所もとらず、高さが2m以内の場所にも駐車が可能なのでガレージ内等での保管にも便利です。 【基本情報】
就寝定員2〜4人
重量450kg
全長3,400mm
全幅1,470mm
全高1,905mm
価格2,200,000円
詳しくはこちら:バンショップミカミ

MYSミスティック「レジストロ・クコ」(日本)

内装は山小屋テイストのウッド調でおしゃれな壁紙やファブリックで統一されており、2020年には「グッドデザイン賞」も受賞しています。収納や広々とした快適な室内は必要に応じてパッケージが選べて、シンクやコンロ、ヒーターやクーラーも装備が可能。軽自動車でも牽引できる軽さも魅力です。 【基本情報】
就寝定員3人
重量480kg
全長3,525mm
全幅1,700mm
全高2,240mm
価格スタンダードパッケージ:2,794,000円 バリューパッケージ:3,099,800円 リミテッドパッケージ:3,410,000円
詳しくはこちら:MYSミスティック

ケイワークス「トレイルワークス520HAPPY OUTSIDE BEAMS」(日本)

国産トレイルメーカーのケイワークスとビームスのコラボモデル。レトロでおしゃれ感のあるシルバーの外装と、広々とした中に細かいこだわりが見えるインテリアが特徴的です。キッチン上部の家庭用エアコンもルーバーで目隠し、実用性とデザイン性を両立させた快適性の高い「セカンドハウス」がテーマになっています。 【基本情報】
就寝定員2人
重量480kg
全長5,320mm
全幅2,090mm
全高2,630mm
価格4,389,000円
詳しくはこちら: ケイワークス BEAMS

エフェクトメイジ「X-cabin300」(日本・ふるさと納税)

アルミボディのエクストリーム風でかっこよくレトロ感のある外装ボディ。内装も高級感があり広々として、用途によって装備や仕様の異なるモデルが選べます。ふるさと納税の返礼品として申し込めるX-cabin300は「スペシャルパッケージモデル」となり、通常モデルとは異なるオプションも盛り込まれた充実仕様です。 【基本情報】
就寝定員2人
重量730kg
全長4,580mm
全幅2,120mm
全高2,170mm
価格5,800,000円
詳しくはこちら:エフェクトメイジ

中古のキャンピングトレーラー購入時の注意点

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

ネットで中古車探しをする際は、中古のキャンピングトレーラーは市場が大きくないため、希望する車種を絞って探していくのがおすすめです。また「におい」や「設備の使用感」等写真だけでは分かりにくい部分もあるため、なるべく見学しやすい近場の中古車店で探し、購入前に目で見て確認するのが安心です。 あまりにも安いものは特に注意して状態を確認したり、その車種の相場観を知っておくことも大切。また中古車は新車に比べてタイヤのパンクやトイレ等の設備故障・メンテナンス費がかさむこともあります。気長に探すことを念頭に置き、慎重に選ぶことを心がけましょう。

小型キャンピングトレーラーをレンタル

小型キャンピングトレーラーのレンタル業者はまだ少ないですが、家の近くや旅行先でレンタルするチャンスがあれば、牽引の感覚を試すのにもおすすめです。牽引車も一緒にレンタルできることが多く、牽引装置が自家用車についていなくてもOK。レンタル会社やシーズンにもよりますが、日帰りなら約2万円位でおさまります。
「R36」 大阪でキャンピングカーの車検や整備を行う会社で、2021年からキャンピングトレーラーのレンタル・販売を開始しています。見学や試乗のできるイベントもあるため、近くの方はぜひチェックしてみてください。小型のキャンピングトレーラーレンタル時は、牽引装置のついたヘッド車も別途レンタルすることが可能です。 【店舗情報】
住所大阪府堺市中区見野山112
電話番号072-349-3637
営業時間月〜土:9:00〜18:30 日・祝:13:00〜18:00
定休日火曜日
レンタル可能な小型キャンピングトレーラータバート スモールエッグ ビンテージ エアストリーム キャラベル
レンタル時間8時〜18時
レンタル料金(税込) ※牽引車料金別平日:11,000円~ 土日祝:14,300円~
詳しくはこちら: R36 ホームページ R36 Instagram
「TRAVEL TRAILER STATION」 北海道内をレンタルエリアとして、牽引車もセットでキャンピングトレーラーのレンタルが可能です。千歳市から100km圏内なら現地まで届けてもらえるため、旅行で北海道を訪れる旅行客にも利用しやすいのもポイント。北海道の大自然をキャンピングトレーラーで旅するのもおすすめです。 【店舗情報】
住所北海道千歳市白樺6-14-5
電話番号080-1893-7898
営業受付時間9:00〜12:00・15:00〜18:00 (返却のみ21:00まで対応)
レンタル可能な小型キャンピングトレーラー・WINGAMM ROOKIE 3.5 ・ADRIA Action 341PH
レンタル時間貸出:9:00〜12:00 返却:15:00〜21:00
レンタル料金(税抜) ※牽引車料金別日帰り 12h:7,500円〜 1泊2日 24h:15,000円〜 ※土日祝は+25%

キャンピングトレーラーはキャンプ以外でも使える

キャンピングトレーラー

出典:PIXTA

牽引車と切り離せるキャンピングトレーラーは、ふだんは「小さな別宅」のように使えます。リモートワークの仕事部屋として、また趣味や子どもの遊び場、来客用としてなど使い方は自由。また災害時にペットや子どもがいても気を使わすに過ごせたという声もあり、「自分たちだけの避難所」としても備えられます

小型キャンピングトレーラーで新しい旅のスタイル

サイズの大きいトレーラーをただ小さくしたのではなく、居住性とコンパクトさを両立させた小型のキャンピングトレーラー。日本の道路事情や運転免許制度にもマッチし、おしゃれで使いやすいモデルが続々と増えてきています。新たな旅のスタイルとしてぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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