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神戸港とロードバイク

初心者でも自転車旅はできる!大学生が日本縦断をしたノウハウを徹底解説

2023.09.12ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

自転車旅に憧れたことはありませんか?今回は、大学2年生の夏休みに自転車で日本縦断の旅をした私が、自転車旅に必要な知識を徹底解説!ルートの決め方や、どれくらい費用がかかるのか、楽しみ方など紹介します。せっかく自転車旅に興味を持ったなら、思い切って旅に出ましょう!

自転車旅は初心者でもできる?

海沿いの道路脇に停められた自転車
自転車旅は自転車に乗れさえすれば、どんな人でもできます。もちろん、時間やお金など必要なものはありますが、それも自分のできる範囲で設定して旅に出ればいいんです! 体力に自信がなくても、走っているうちに体力はつきます。走る距離も、走りながら決めればいいし、寄り道も一日のゴールも、全て自由。電車や車では通り過ぎてしまうような場所にも、ふらっと立ち寄りながら旅ができます。 僕は、大学2年生の夏休みに、自転車で日本縦断をしました。合計44日間、総走行距離約4,400kmの旅。自転車は大学に入ってからロードバイクを購入し、サイクリングも数えるほどしかしたことはありませんでしたが、それでも無事達成できました。 その経験を元に、自転車旅のルートの決め方から、必需品、予算など解説いたします!

自転車旅のルートはどう決める?

目的・目的地で決める

ルートを決めるときに一番優先するべきなのは、「目的」です。 自転車の旅で何をしたいのか、どこに行きたいのかをリストアップして、それを達成できるようにルートを決めるのが一番! 人に会う場所や、絶対に行きたい観光スポットがあれば、そこに必ず行くようにすれば自然とルートは限られてきます。 私は「日本本土の東西南北端に到達する!」という目的を持って自転車旅をしました。沖縄や離島をのぞいた東西南北の端に到達しようとすれば、ルートはかなり限られてきます。ちなみに、東西南北端に到達すると、最西端の地がある長崎県の佐世保市から賞状がもらえるので、達成する価値アリです。

期間で決める

とはいえ、人それぞれ自転車旅ができる期間は決まっていると思います。 大学生なら、長期休みを全部使って、長くても2カ月。社会人の方なら、頑張って休みをとっても1週間程度でしょう。 その期間でもどうしても自転車で旅がしたい!という方は、自分の体力に合わせて距離とルートを決めましょう。 自転車にかなり慣れていて体力に自身のある方は、1日100km程度を目安に。100kmというと途方もなく感じますが、だいたい1時間で20km程度走れるので、走っている時間は5時間程度。半日もかかりません。 もう少しゆったり、色々なところを寄り道しながら進みたい!という方は、1日50km程度を目安にするといいでしょう! 私は、先ほどの「日本本土の東西南北端に到達する!」と決めたとき、「日本一周」か「日本縦断」かで迷いました。根拠もなく体力には自信があったので、目安は1日100km。大学の夏休み2カ月間の間に達成したかったので、60日フルで使っても100km×60日で6000kmが限度です。日本は1周すると10,000km以上あるので、夏休みでは達成できません。 これを踏まえて、私は「日本縦断」を選びました。自転車は解体して専用の袋に入れる「輪行」という手段を使えば飛行機に乗せて運べます。なので、北海道まで飛行機で自転車を運び、鹿児島まで走り、鹿児島から飛行機で帰ってくる、というルートです。 実際のルートはこんな感じ↓
ルートの赤い線が引かれた日本地図
このルートで、フェリーなどを駆使して44日間で4,400kmを走破しました。途中祖父母の家に2泊したり、大阪で友達と会ったりして走らない日があったりしましたが、その分他の日で取り返したりして、ピッタリ1日平均100kmでした。

自転車旅の必需品・持ち物はなに?

夜のフェリー乗り場

自転車

当然ながら、自転車がなければ自転車旅はできません。ママチャリからクロスバイク、ロードバイクなど、どんな自転車でも旅をすることはできますが、おすすめなのは「ランドナー」と呼ばれる自転車。旅に特化した自転車で、長距離を快適に走れ、荷物も多く積載可能で、壊れにくい自転車です! 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
合わせて必須なのが、自転車の鍵と空気入れ。そしてパンク修理用のチューブ。盗難やパンクの危険もある長期間の自転車旅なので、必ず用意するようにしましょう!

テント・寝袋・マット

自転車旅は期間も長いので、毎日宿に泊まっていては膨大な費用がかかります。そこでおすすめなのが、テントや寝袋を持ってキャンプをしながら旅をすること。費用がグッと抑えられるのはもちろん、泊まる場所をかなり自由にできます。 少し疲れが溜まった時や、天候が悪い時は、ゲストハウスなどの宿を利用するのもおすすめです。 もちろん、テントを張っていいのは原則キャンプ場のみ。日本ならばそこかしこにキャンプ場があるので問題なく旅を進められるでしょう。 日本の方々は優しいので、公園や道の駅に宿泊しても何も言って来ないかもしれませんが、法律上、公有地も宿泊は禁止です。どうしても宿泊場所がない…という場合は管理事務所に電話をして確実に許可をもらってからにしましょう! その場所を利用する方にはもちろん、他の自転車乗りにも迷惑がかかるので無断宿泊は厳禁です。

キャリア・サイドバッグ・フロントバッグ

自転車に荷物を積むには、キャリア(荷台)と自転車に取り付けるサイドバッグ・フロントバッグが必要。バッグに着替えなどの荷物を詰めて、テントと寝袋をキャリアにくくりつければ、リュックを背負う必要もなく自転車旅ができます。 毎日リュックを背負って自転車に乗っていると肩や腰にかなりの負担がかかるので、取り付けるようにしましょう!

その他あると便利なもの

上記のものと財布・携帯があれば基本的には大丈夫ですが、あると便利なものを紹介します。
・シングルバーナー・クッカー より節約するには、テント泊の時に自炊をするのがおすすめ。外食の回数を減らせるため、費用を安く済ませられます。ただ、その分持ち歩く荷物は増えてしまうので、荷物の量や予算と相談して決めましょう!

自転車旅の予算はいくらくらい?

準備費+日々の費用×日数+雑費

必要な予算は、自転車やギアなどの準備費用と、毎日かかる費用、観光費や緊急時のための予備費が必要です。 準備費はすでに持っている費用によって異なりますが、毎日かかる費用は生活パターンによってだいたい決まってきます。 全て外食orコンビニなら、食費は1日3,000円程度。テント泊なら、1泊1,000円もかかりません。銭湯には毎日入りたいでしょうから、1日500円程度。これだけなら、1日合計3,000+1,000+500=4,500円です。 食事を自炊すれば、1日1,500円程度に抑えられるので、3,000円にまで抑えられます。 観光費や予備費は50,000円程度用意しておけば十分です。 なので、仮に旅を60日と想定すると 4,500円×60日+50,000円=320,000円 となります。 もし自炊すれば、 3,000円×60日+50,000円=230,000円 に抑えられます。 これに準備費が加わります。どういう旅をしたいか考えて、自分の予算を計算してみましょう!

自転車旅で楽しいこと

食べ物がいつもの倍おいしい

ジンギスカンを焼く様子
自転車旅は、正直疲れます。でも、その分食事の瞬間が最高に幸せに感じます。空腹は最高のスパイスと言いますが、空腹に疲れも加われば、どんな高級料理よりも美味しく感じるもの。 実際、旅の途中で食べた食事はほとんど覚えています。ご当地の名物はもちろん、テント泊をしながら食べたコンビニの弁当の味も、今でも鮮明に記憶に残っています。

景色がいつもの倍きれいに見える

夕焼けした空と海
食べ物だけでなく、景色も強く記憶に残ります。これも同じ原理で、必死に走ってたどり着いた景色だからこそ、心に響くものが違います。ドライブや電車で同じ景色を見に行っても、同じ感動は味わえないでしょう。

たくさんの人に出会う

これが一番の自転車旅の醍醐味です。 コンビニで補給をすれば、同じような自転車に乗った旅人に会うこともしばしば。キャンプ場やゲストハウスで、「どこから来たの?」と会話がはじまることもよくあります。 また、突然見知らぬおじさんが声をかけてくれて「これやるよ」とスポーツドリンクをくれたこともありました。 こんな素敵な出会いは、普通の旅では経験できないのでは?

自転車旅で辛いこと

走ること自体が好きじゃないと、基本辛い

よっぽど走ること自体が好きじゃないと、走っている間は辛いことが多いです。私自身、走ること自体が好き、という訳ではなかったので、正直辛いことも多くありました。 でも、その分食事や景色の魅力が強く響いて、疲れも吹き飛ぶので、結局は走ってよかったと感じられます!

パンクは絶対にする!

ロードバイクのタイヤに釘が刺さった様子
私がロードバイクに乗って旅をしていましたが旅の途中で2回パンクしました。ですが、ロードバイクとしてはこれでも少ない方。ランドナーやマウンテンバイクのような丈夫なタイヤの自転車でも、高い確率でパンクはします。 とはいえ、パンク修理は基本的に替えのチューブさえあれば簡単で自分でもできるので、旅に出る前に練習したり、サイクルショップで教わってみてください。一度慣れてしまえば、パンクなんて全く怖く無くなりますよ。

自転車旅は絶対に後悔しない!

まっすぐ伸びた道路とロードバイク
私だけでなく、自転車旅をして後悔をした人には会ったことがありません。しっかりと準備をしていけば、必ず問題なく走りきれるはずです。どんなに辛くても、必ず自分の大切な財産になります。一度興味を持ったなら、迷わず自転車に乗って旅に出てみては?

今回紹介したアイテム

商品画像イスカ(ISUKA) 寝袋 エア180Xキャプテンスタッグ キャンプ用マットミノウラ(MINOURA) 自転車 リアキャリアオルトリーブ バックローラー シティ ブラックJ-Power 自転車 フロントバッグ 2.7LAnker PowerCore 10000オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋
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