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芝公園でカップルでピクニックをする様子

芝公園おすすめの楽しみ方♪公園内の見どころから周辺スポットまで紹介します!

東京タワーを望むことのできる日本で最も古い公園の一つが芝公園です。緑豊かな公園は、東京のオアシス的存在として人気がありますが、由緒正しいパワースポットでもあることをご存知ですか?知る人ぞ知る芝公園の魅力と周辺スポットを、ご紹介します!

芝公園って?

日本で最も古い公園の一つである芝公園は、由緒正しい歴史のある公園です。江戸時代の日本では、神社やお寺の境内が公園の役割を果たしていました。本格的に都市公園が作られたのは、明治に入ってからで、江戸時代、芝公園は伊勢神宮へのお供え物を保管する蔵(御厨)と呼ばれる荘園だったのです。 当時、広大な緑地帯であった芝公園は、明治政府によって制定された5つの公園のひとつでした。この頃、芝公園と指定された場所は、1号地から25号地(現在の芝公園1丁目から芝公園4丁目)までと現在の3倍以上もある広大な公園だったのです。 芝公園として指定された場所には、徳川将軍家の菩提寺でもある増上寺の境内が含まれていたため、現在の芝公園の3倍以上の広さでした。その後、昭和に入り増上寺と芝公園の敷地は分けられましたが、芝東照宮、東京タワーを含む、現在のような増上寺を中心としてリング状に整備された公園で東京ドームの約2.5倍の広さがあります。

芝公園内での楽しみ方

数多くの名所、史跡のある芝公園内は、緑あふれる癒しの空間としても知られています。お花見シーズン、紅葉シーズンはもちろんのこと、歴史を感じながらの緑の中の散歩を楽しめる芝公園の魅力をご紹介しましょう。
夜の東京タワー

出典:walizzimo / ゲッティイメージズ

森林浴も楽しめる芝公園

芝公園は、都会にありながら緑の中を散歩できる公園です。御成門駅から芝公園駅までの日比谷通り沿いの6号地から15号地まで約600mの区間には、高さ10m以上のクスノキの大木が連なる散歩道があり、木漏れ日が美しい都会にいることを忘れさせてくれる空間です。

真っ赤に染まる紅葉と瀑布は壮観

東京タワーのお膝元19号地は、美しいもみじが有名なスポットです。ここは、かつて、臨済宗南禅寺派の寺院である金地院境内だった場所で第2代将軍徳川秀忠が江戸城紅葉山からカエデの木を移植したことから「紅葉山」と呼ばれていました。昭和59年に、大小の自然石を組み合わせた人工の渓流「もみじ谷」、高さ10メートルの岩場から落下する滝「もみじの滝」が作られました。もみじ谷一帯にはもみじが植えられ、11月後半には一面が紅く染まります。渓流のせせらぎと流れる落ちる滝、真っ赤に染まったもみじ、都会とは思えない空間に心奪われます。 また、滝の右奥にある蛇塚は金運・出世運アップのパワースポットとして有名です。

大イチョウも見逃せない

芝東照宮には、東京都の木としても知られる樹齢300年余と言われるイチョウの大木があります。第3代将軍徳川家光が植えたとされる高さ25m近いイチョウの木が金色に染まる姿も見逃せません。

梅と桜が堪能できる丸山古墳

東京プリンスホテルパークタワーの横には、伊能忠敬記念碑、大野伴睦石碑などの史跡、芝丸山古墳があります。東京都指定の史跡である前方後円墳の芝丸山古墳は、都内では最大級の規模を誇ります。古墳の麓や上には、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラなど約200本の桜の木が植えられ、春にはお花見スポットとして賑わいを見せます。また、古墳の麓には「銀世界」と称されていた梅林が移植されていて、早春にはその芳しい香りを漂わせています。

四季を感じる散策スポット

歴史の古い公園である芝公園には、クスノキ、ケヤキ、イチョウの大木の他に、ハナモモ、夏ツバキ、キンモクセイ、ロウバイ、サザンカなど四季折々に花を咲かせる木々が沢山植えられています。その花を目当てに鳥も沢山集まるので、散策しながらバードウォッチングも楽しいですね。

東京タワーファンには見逃せないビュースポット

芝公園に行ったら、公園内どこからでも見える東京タワーは見逃せません。公園の南側にある17号地の桜と東京タワーのコラボは有名ですね。東京タワーのライトアップを背に受けて、夜桜を堪能できるスポットとしても密かな人気です。芝生エリアからはバラの花と東京タワー、もみじ谷からは木々に囲まれた東京タワーと芝公園内の各所からさまざまな表情の東京タワーを眺めることができます。

体力測定もできる芝公園

東京の公園における運動施設の始まりという歴史を持つ芝公園には、明治時代には運動器具が備えつけられていました。春には絶好のお花見スポットとして人気の17号地の緑道は、体力測定緑道と名付けられ、体力測定ができる9種類の遊具が設置されています。お花見がてら、体力測定をしてみるのも楽しいかもしれません。

芝公園周辺の観光スポット

東京タワーが見える夜景

出典:SeanPavonePhoto / ゲッティイメージズ

芝公園まで行ったら、ぜひ増上寺、東京タワーを訪れてみてください。

勝運を招くパワースポット増上寺

浄土宗正統根本念仏道場として建立された増上寺は、600年を超える歴史を持つ浄土宗の七大本山の一つで、徳川家の菩提寺として知られています。6人の徳川将軍と正室、側室が眠る徳川家墓所としても知られています。 江戸の裏鬼門を守る場所に位置し、日比谷通りに面して建てられている三解脱門と言われこの門をくぐることで、3つの煩悩「むさぼり、いかり、おろかさ」から解脱できるとされています。門の2階内部には、釈迦三尊像と十六羅漢像が奉安されています。本堂の25段ある階段が25菩薩、参道から大殿までの階段18段が阿弥陀仏の18願を表しているという、境内全体で極楽の世界を表現しているお寺です。 また、勝運を招く黒本尊様が祀られ、徳川家康の勝運を図ったことから、勝運・厄除けのパワースポットとして、スポーツ選手などに特に人気があります。

見逃せない魅力の東京観光の定番東京タワー

古代からのエネルギースポットに立ち、上昇運のパワースポットと言われる東京タワー。その立ち姿の美しさは、未だに健在です。東京タワーには、地上150mの大展望台と地上250mの特別展望台があります。特別展望台は、360度東京の景色が大パノラマで楽しめます。また、足元がライトアップされる夜は、夜景デートスポットとして人気があります。床の一部がガラス張りになっている大展望台には、23区で一番高い場所に鎮座する「タワー神社」があります。伊勢神宮から御神霊を勧請して創建された神社で、「何かを高くしたい」方に御利益があるとされ、特に受験生に人気があります。

芝公園周辺のグルメスポット

芝公園周辺には、名店から気楽な立ち飲み屋までたくさんのグルメスポットがあります。その中でも、名店中の名店を選りすぐってご紹介します。

創業200年、うなぎの名店。野田岩

昔ながらの風情漂う店内で味わうこだわりのうなぎは、和風から洋風まで多彩な味を楽しめます。 住所:東京都港区東麻布1-5-4 TEL:03-3538-7852 アクセス:地下鉄大江戸線赤羽橋駅より徒歩5分、日比谷線神谷町駅より徒歩8分 営業時間:11:00~13:30、17:00~20:00 定休日:日曜日

日本庭園を眺めながら堪能する豆腐料理 とうふ屋うかい

広大な日本庭園を眺めながら、数奇屋造りの個室でゆっくりととうふ料理を堪能できるとうふ屋うかいは、大人女子会にぴったりのお店です。 住所:東京都港区芝公園4-4-13 TEL:03-3436-1028 アクセス:地下鉄大江戸線赤羽橋駅より徒歩5分、日比谷線神谷町駅より徒歩9分、都営三田線芝公園駅から徒歩7分、JR浜松町駅から徒歩20分 営業時間:11:00~22:00 定休日:月1回月曜日、年末年始

ヴィクトリア朝風の洋館で味わう本格フレンチ クレッセント

芝公園を一望できるメインダイニング、東京タワーを眺めながら食事ができる個室、屋根裏部屋を再現した個室など、用途に応じて選べる個室が魅力のクレッセントハウスは、本格派のフレンチが楽しめまるレストランです。土曜日のみ提供されるランチで憧れのフレンチレストランにトライしてみては。 住所:東京都港区芝公園1-8-20 TEL:03-3436-3211 アクセス:都営浅草線、地下鉄大江戸線大門駅より徒歩4分、都営三田線御成門駅から徒歩3分、JR浜松町駅から徒歩7分営業時間:17:30~22:30、ランチ12:00~(土曜日) 定休日:日曜・祝日

パン好きには外せないベーカリーレストラン ル・パン・コティディアン芝公園店

東京タワーの麓にあるベルギー発祥のベーカリーレストラン「ル・パン・コティディアン」は、芝公園の敷地内の東京プリンスホテルにあります。おすすめは、オープンサンド「タルティーヌ」。朝早くからオープンしているので、緑に囲まれて朝食を食べられるところも魅力です。 住所:東京都港区芝公園3-3-1 TEL:03-6430-4157 アクセス:都営三田線御成門駅から徒歩1分 営業時間:7:30~22:00 定休日:無休

まとめ

芝公園でカップルでピクニックをする様子
知れば知るほど行ってみたくなる芝公園、東京都民の憩いの場のみならず、観光スポットとしても外せない、奥が深い公園ですね。東京にいながらにして、行楽気分を堪能できる芝公園をゆっくり楽しんでみてはいかがですか?

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