漁港の駅「TOTOCO」で食材調達!小田原の海の幸や珍味でのんべえなおかず作ります【ご当地ひなたごはん/小田原編】
ご当地食材を使って、料理研究家がキャンプ飯レシピを考案する連載「ご当地ひなたごはん」。小田原編では、地元の特産物が豊富にそろう「漁港の駅TOTOCO小田原」で食材を買い出し、海の見えるキャンプ場に移動。小田原産の魚や農産物、珍味を使い、飲んだくれキャンプにぴったりなおつまみを作ります。キャンプや料理初心者でも、手軽にササっと作れるレシピばかりなので、お酒をたっぷり用意してお試しください!
「ご当地食材」を使ったキャンプ飯の連載、小田原編
漁港の駅TOTOCO小田原で買い出し
毎月、ご当地食材を使ったキャンプ飯を紹介する連載「ご当地ひなたごはん」。第2弾は、東京から車で約1時間ほど、神奈川県の西部に位置する小田原市を訪れました。食材は、漁港直送の鮮魚や海産加工品、地元生産者の農産物、ご飯にもお酒にも合うお惣菜、お土産に人気の調味料など、 約1,700種類の商品がラインナップする魚のテーマパーク「
漁港の駅TOTOCO小田原」(以下漁港の駅)で買い出し。
キャンプ料理研究家ダイちゃんが、レシピを考えながら予算8,800円以内で食材を厳選。小田原の海の見えるキャンプ場でつまむ、のんべえレシピがひらめきました!
▼「漁港の駅TOTOCO小田原」で買える特産物が気になる方はこちら
▼のんべえおかずを作ってくれるのは、この人!
キャンプ料理研究家/煮込みスト
ダイちゃん
料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに、自炊経験0から料理を始める。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年には料理研究家として企業レシピ開発や連載、フジテレビ「林修のニッポンドリル」「Kinki Kidsのブンブブーン」出演など、活躍の幅を広げる。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、全国各地で料理教室「Cooking For Life」を開催。うまい飯と酒マニア、音楽好き、大分県出身、都内在住。
小田原のうまいもんで作る、のんべえなおかずレシピ
漁港の駅で購入したご当地食材はこちら!
豊富な食材の中から厳選し、予算8,800円で購入したのんべえレシピの食材は、
さわらの味噌漬け、キャベツ、薬膳ケールミックス、ゴールデンオレンジ、小田原さつま、海のぺっちゃんズ(えびちりめん・かいばしら)、漬けしらす、花チーズ、合わせ味噌、雲丹醤油、レモンと塩麹のドレッシング、サンクトガーレン ゴールデンエール、小田原うめチューハイ2本、湘南ゴールドサイダー、おまけで珍味スイーツシャリシャリレモンとフルーツ琥珀糖(卵は持参)。
これで、2~3人分の夕食と翌朝の朝食を作ります!
小田原さわらのゴールデン味噌煮込み
小田原産、旬のサワラの味噌漬けと甘みたっぷりの春キャベツを、すっきりとした味わいのクラフトビール「ゴールデンエール」で煮込んだ食べ応えのあるおかず。クセのないサワラの出汁が溶け込んだ味噌に、ゴールデンエールの柑橘系の爽やかな香りが混ざり合い、体中に春のうまみが充満する一品です。
材料
(2〜3人分)
- サワラ 小田原産味噌漬け 1パック
- サンクトガーレン ゴールデンエール 200ml程度
- キャベツ 1/8玉
- オリーブオイル 大さじ1/2
- 塩コショウ 少々
作り方
①キャベツを包丁で半分に切り、片方をさらに半分に切る。最後は食べやすい大きさになるよう、手で大きめにちぎる。今回購入した地元農家の春キャベツは、生でも芯まで甘く柔らかかったので、芯まで使用しました。
②鍋にオリーブオイルを熱し、香りが立ったら、サワラの味噌漬けを袋の中の味噌ごと絞り出して入れ、炒める。
③味噌から香りがしてきたらキャベツを加え、ヘラで混ぜながら中火で2〜3分炒める。
④ビールを加えてふたをし、煮立ったら弱火にする。ここで味見をしてみて、お好みで味噌を足す。
⑤10分ほど煮込み、塩コショウで味を調整して完成!
さつまあげ塩麹レモンドレぶっかけ
伝統的な職人の技が息づく小田原の練り物。肉厚でタンパク質豊富なさつまあげは、そのまま食べてもおいしいですが、「レモンと塩麹のドレッシング」をかけると、塩麹の奥深い旨味とレモンの酸味で、いつものさつまあげが新感覚のおつまみに変身。かまぼこやちくわでも楽しめます。
材料
(2〜3人分)
- 小田原さつまあげ(お好きな味。今回は紅生姜を使用) 小 5個
- レモンと塩麹のドレッシング 大さじ2
作り方
②ドレッシングをかけるだけ!1分でサッパリ食べられるおつまみが完成します。
おまけ①余りキャベツのぺっちゃんズサラダ
煮込みに使ったキャベツの余りで、もう一品作成。柔らかくて甘いキャベツに、素材の旨味がギュッと詰まったスナック「海のぺっちゃんズ」の歯ごたえがたまらない、おつまみサラダ。やさしい塩気なので、子どものおやつにもぴったりです。
材料
- キャベツ 食べたい量
- 海のぺっちゃんズ 数枚
- オリーブオイル 量に合わせて
作り方
余ったキャベツを一口サイズにちぎり、「ぺっちゃんズ」とオリーブオイルをかけるだけ。
おまけ②オイ湘南ゴールドサイダー
ゴールデンオレンジと温州みかんをかけあわせて誕生した“幸せを呼ぶ、新感覚オレンジ”湘南ゴールド。ゴルフボールほどの丸い果実は、爽やかな甘みが特徴。
サイダーにスライスを2〜3枚浮かべれば、香りが増し爽快感が抜群です。車の運転などでお酒を飲めない人も、喉越しが楽しめおつまみが進みます。もちろん、市販のサワーや焼酎ソーダ割りに浮かべても絶品。夏を先取りするような、爽やかなドリンクでキャンプを楽しみましょう。
【材料】
- 湘南ゴールドサイダー 200ml
- 湘南ゴールド スライス2切れ
【作り方】
「湘南ゴールドサイダー」に、輪切りにした湘南ゴールド入れる
小田原のうまいもんで酒まみれキャンプ!
ビールもワインもなんでもコイ!のんべえなおかずたち
調理の時間は、ぜんぶで20分程度。ササっと作れるおつまみと、漁港の駅で買ったスナックで酒まみれキャンプのはじまりです。
サワラの味噌煮込みを食べ、「う、う、うまい〜!!」と自画自賛。ゴールデンエールはそのまま飲んでももちろんおいしいですが、煮込み料理に使うと、素材のうまみをよい塩梅で引き出してくれます。煮込んでいるためアルコール分はとんでいますが、ホップの苦味がほんのり残り、全体を引き締めてくれています。見た目は少々地味ですが、ハッキリいって痺れるほどうまい!
小田原の特産物のひとつに、銘梅「十郎梅」をはじめとする梅があります。収穫時期はまだ先になるので、今回のレシピには登場していませんが、漁港の駅で販売している「小田原うめチューハイ」で初夏を先取り。ゴクゴクと飲みやすいですが、アルコール分8%と、ビールより度数が高いので注意!
次回は「日本人でよかった〜」と感謝する朝ごはんレシピを紹介!
次回の「ご当地ひなたごはん」小田原編は、キャンプで食べたい朝ごはんを作ります!濃厚な海のミルク“ウニ醤油”を使い、定番のTKGを、究極アレンジ。「日本人でよかった〜」とホッとできる朝ごはんレシピは、2022年4月27日(水)公開予定です!