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【熊本の蔵迫温泉オートビレッジさくら】阿蘇・久住の四季の表情を楽しみ、温泉でリラックス。大自然に抱かれるキャンプ場

2022.05.09キャンプ場

春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪――。さまざまな色彩をみせてくれるのが、熊本県阿蘇・久住の山々です。その絶景に加えて、100%源泉かけ流しの温泉に浸かれるダブルパンチ!熊本県南小国(みなみおぐに)町の「蔵迫温泉オートビレッジさくら」は、絶景と温泉のループを繰り返し、日常と時間を忘れて過ごすことができるキャンプ場です。

保養所だった場所を引き継ぎ、夫婦で運営開始

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▲管理棟は看板に沿って、坂道を上ったところ。
阿蘇外輪山とくじゅう連山に面する熊本県南小国町満願寺(まんがんじ)。そんな山々に囲まれ、両名峰を臨むことができるのが「蔵迫温泉オートビレッジさくら」です。標高約600mに位置する見晴らしの良いキャンプ場。現在経営を行っている宮川さん夫妻が、立ち寄り湯で訪れた際に、この場所の景観に感銘を受けたそう。もともとは保養所だった場所を、2008年に引き継いで、運営を開始しました。

雨ざらしの設備を整備

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▲トイレは温水完備。水回りの設備も充実
2008年当時は、どこが運営しているかもわからない状況でした。どうせ無くすならと、宮川さん夫婦が手を挙げ、経営に乗り出したといいます。もともと保養所として運営されていたこともあり、コテージ4棟が残っており、ある程度、区画サイトの整地もされていました。しかし、水回りの設備は、雨ざらしの状態。経営当初は、その部分を整えることに非常に苦労されたそうです。

キャンプブームの後押しで人気爆発

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▲日帰り利用(500円)も可能な温泉
景色や温泉、コテージなど、もともとのポテンシャルがあり、経営に入った当時からアウトドア好きの常連さんが全国から来てくれていました。遠いところでは、北海道から。それでも、一般的には認知不足で、現在ほど客足は伸びていない状況だったといいます。当初はコテージがメインで、大人数泊まれることから、ファミリー層の需要が高めでした。その後は、キャンプブームの追い風もあり、キャンプがメインに。ソロからファミリーまで、幅広い層のお客さんが訪れるようになりました。いつでも温泉に入れる環境と、雄大な自然の景観に、またたく間に人気が高まっていったのです。

山の環境と表情を全身で体感

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▲芸人のヒロシさんも訪れた阿蘇側のサイト。木にハンモックをかけてゆっくりできるところも
テントサイトは、阿蘇側に11サイト、久住側に7サイトの計18サイトです。あまり区画数は多くない分、広々と使用することができます。どのサイトも車乗り入れ可能で、電源ありと設備は充実。好きなレイアウトでテントを立て、阿蘇や久住の景色を見ながら、ゆっくり過ごすことができます。
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▲阿蘇側では、4月に桜が満開に
阿蘇と久住の山々は、四季によってその表情を変えていきます。春は桜、GWから夏にかけては新緑と、どのシーズンにきても、景色の移り変わりを楽しめます。人気のシーズンは、やはりGWと年末年始。3月ごろに行われる野焼きから、新しい芽が芽吹いて新緑になる季節と、一面雪景色になる季節です。春から夏にかけては、とても過ごしやすい気候になますが、冬は非常に冷え込みます。標高が高い分、相応の準備が必要。ただ、満天の星や雪景色と阿蘇・久住の山並みを見られるのは、この場所ならではかもしれません。
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▲久住側の景色。取材時は野焼きが終わった直後で黒く焼けていた

100%源泉かけ流しの美人の湯でリラックス

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▲大きめの露天風呂「松の湯」。解放感が気持ち良い
景色と合わせて、楽しみたいのが温泉です。循環濾過をしていない温泉を、地下からくみ上げている100%源泉かけ流し。泉質は、古い角質を取ってくれ、美人の湯ともいわれる「炭酸水素塩泉」。内湯と露天風呂が各2つあり、利用者はチェックインからチェックアウトまで、いつでも入浴可能です。露天風呂は、20人弱入る「松の湯」と少し狭めの「藤の湯」が男女日替わりで入れます。その開放的な空間に、思わずため息がでるほどです。宿泊日とチェックアウト日で、両方楽しむのがマスト! お客さんのなかには、チェックアウトまでに、4回ほど入られる人もいるのだとか。

フルリノベーションされたコテージで快適に宿泊も可能

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▲コテージは、6人~20人程度まで収容可能な棟も
運営当初あった4棟の貸コテージは、フルリノベーション。その後、棟を増やして、現在は6棟になっています。そのすべてに温泉完備。デッキには、バーベキュースペースがあり、大人数で楽しむ環境が整っています。売店はありますが、基本的には、食材持ち込みがお薦めです。
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▲各棟に設置されているデッキ兼バーベキュースペース

山×温泉×サウナ!? まだまだ進化する村設備

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▲地元の蔵と製造したさくらオリジナルの焼酎とワインも
現在でも、人気のさくらですが、これからも進化を続けています。2年前から息子さんである慎一郎さんが、事業本部長として、運営に参加。将来は、一つの村のように、この場所だけで、自然を満喫できる場所づくりをしていきたいといいます。構想としては、カフェはバーの設置など。直近の新たな設備としては、サウナの完備だそうです。「早くて、夏ごろにはできているかな」(慎一郎さん)
阿蘇側と久住側で景色の違いと、四季によって変える山の表情。何度きても飽きない自然に抱かれながら、温泉とキャンプでリラックスできる絶好の環境があるのが、「蔵迫温泉オートビレッジさくら」です。
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▲代表取締役の宮川眞弓さんと事業本部長の慎一郎さん。
【基本情報】 住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺2849-1 電話:0967-44-1008 営業期間:通年(不定休) 料金:[テントサイト]2,000円~ [宿泊棟]1名3,750円~ チェックイン/チェックアウト:テントサイト13:00 宿泊棟15:00/テントサイト11:00 宿泊棟10:00 公式はこちら:蔵迫温泉オートビレッジさくら


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