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ビーチコーミング

海の宝探し「ビーチコーミング」を始めよう!関西・関東のおすすめ海岸も紹介

海の宝探しといえば何をイメージするでしょうか?沈没船の財宝?そんな大掛かりなものでなく特別な道具も不要!だれでもできる気軽な宝探し、それがビーチコーミングです。ビーチコーミング適した時期や場所、気象条件なども紹介します。

ビーチコーミングとは?

ビーチコーミングとは「海岸を歩き、漂着物を集めたり観察する」活動です。場所や時間を超え、波や海流に揉まれ変形した漂着物を収集するのは一種のロマンを感じさせてくれます。色や形の美しい貝がらだけでなく、流木などの植物やシーグラスなど人工物も対象として人気です。

ビーチコーミングする前のチェック事項

ビーチコーミングは海水浴や海遊びと異なり、暑い夏や人出の多い浜辺は不向きです。歩きやすい季節に身近な浜辺を歩くのがおすすめで、それ以外にも覚えておくとよいポイントをがいくつかあります。

時期・時間帯

日本をはじめとする北半球では、漂着物は風を受けると時計回りに流れます。そのため南向きの海岸では東風、西向きの海岸では南風が吹いたあとに漂着物が多く浜に上がります。時間帯は潮の満ち引きをチェックし、大潮の干潮前後が探しやすいでしょう。満潮時は海岸線が上昇するためビーチコーミングに不向きです。

持ち物

ビーチコーミングに特別な道具は必要ありませんが、漂着物に汚れがついていることもあります。あとで洗いやすいよう小分けにできる小袋があると便利です。

服装

海岸にはさまざまな漂着物があるので、足元保護のためビーチサンダルより運動靴がおすすめです。また海岸は秋から冬にかけて風が強い場合が多いので、ウインドブレーカーなど防風に優れた上着をもっていきましょう。晴れの日には帽子も必須です!

ビーチコーミングのやり方

特別な道具や難しい知識も必要のないビーチコーミングですが、生き物などを採取するのはマナー違反です。拾えるのは漂着物のみであることを肝に銘じましょう。

漂流物を拾う

採取に制限がある国立公園などを除き、海岸に漂着しているものを拾います。美しい貝殻や奇妙な流木などオンリーワンの宝物が海岸に眠っているかもしれません。

拾ってきた漂流物の汚れを落とす

一見きれいに見える漂着物も、波にもまれて海岸に流れ着いたものです。細部に汚れや砂が入り込んでいるため、ブラシを使い流水で汚れを落としましょう。洗浄後も塩分が気になる場合は2~3日真水につけておき、洗った後に乾燥させればOKです。

コレクションやハンドメイドなど、自由に楽しむ

拾った漂着物はそのまま飾るのもよいですが、ほかのものと組み合わせても楽しめます。波にさらされて独特の風合いとなった漂着物は、オンリーワンのアクセサリー素材などに適しています。

ビーチコーミングのおすすめ海岸【関東】

関東でビーチコーミングに向いている海岸を紹介します。人気の海水浴場などもあるため、秋~春先が人も少なくおすすめです。

平磯海岸(茨城)

茨城県ひたちなか市の磯崎から平磯にかけて約1.2kmに渡り弧を描く東向きの海岸です。夏場は海水浴でにぎわうため、ビーチコーミングは海水浴場のオフシーズンが適しています。国営ひたち海浜公園や大型ショッピングモールが隣接しており、観光もあわせて楽しめます。

葛西臨海公園(東京)

東京都江戸川区の東京湾に面した都立公園です。南向きの広い人工砂浜の西なぎさ・東なぎさエリアがあり、都内でもビーチコーミングが楽しめる貴重なエリアになっています。

立石海岸(神奈川)

神奈川県横須賀市の秋谷にある都市公園。波打ち際に突き出した高さ12m、周囲約30mの奇岩「立石」が特徴的な南西向きの海岸です。富士山を背景にした美しい海岸の景色で知られており、手付かずの自然を満喫できます。

布引海岸(千葉)

千葉県富津市の富津海水浴場にならぶ南向きの遠浅海岸。富津岬全体が県立富津公園になっていて夏場はレジャー客に人気ですが、オフシーズン時には訪問者も少なくなりビーチコーミング向きの海岸になります。

ビーチコーミングのおすすめ海岸【関西】

塩屋海岸(兵庫)

兵庫県神戸市の垂水区、塩屋駅からほど近い南向きの海岸。都市部ながらもビーチコーミングできるスポットとして関西では有名です。珍しい貝などは難しいですが、シーグラスなどは十分期待できるでしょう。

天橋立(京都)

京都府宮津市の宮津湾を南北に約3.6kmほど続く湾口砂州。日本三景の一つとして有名ですが、その長い砂浜はビーチコーミングの場としても有望です。

ビーチコーミングする際は無闇に触ったり採ったりしないこと!

海岸には毒を持った海洋生物をはじめ、有害な物質が流れ着くこともあります。生物の死骸や尖ったガラス片、金属片などはもちろん、見慣れないものには不用意に触れないようにしましょう。缶や瓶など密閉物は破裂の可能性もあるため、踏んだり蹴ったりするのもNGです。

怪我に注意してビーチコーミングを楽しもう!

だれでも参加できるビーチコーミングですが、国立公園など採取が禁止されている場所もあります。一人で大量に持ち帰るのもモラルに欠ける行為です。ルールを守って適度に楽しみましょう!

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