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公認オートキャンプインストラクター講習会の様子

"正しい知識"を身に付けるならインストラクター試験を!講習会で感じた4つの気付き

2018.05.07ノウハウ

日本オートキャンプ協会が主催する公認オートキャンプインストラクター講習会。「なんだか堅苦しいし、キャンプを楽しむだけの自分には関係ない」と感じる方も多いかもしれません。しかし、実際に講習を受けてみると、キャンプを普段から楽しんでいる方にこそ一度講習を受けてほしい!と感じる内容でした。今回は、実際にhinata編集部のメンバーが講習会を受けて感じた気付きをご紹介します!

キャンプの"正しい知識"に自信がありますか?

公認オートキャンプインストラクター講習を受ける人々
キャンプは、楽しい半面、危険も付きもの。家族や友人とキャンプを楽しむとなれば、正しい知識のもと、安全で快適にキャンプを楽しみたいですよね。しかし、自信を持ってキャンプの「正しい知識」を語れる方は一体どれほどいるでしょうか? キャンプを楽しむ大多数の方は、趣味でキャンプを始めるため、「その知識が正しいか正しくないか」を意識することはあまりないはず。知り合いのやり方を真似していたり、個人ブログを参考にしていたりするのが実情ではないでしょうか。しかし、キャンプにおける事故というのは、誤った知識や、そもそも知識を知らないことで起こる事故が大半です。そのため、正しい知識を身に付けることは、仕事としてキャンプに関わる方だけでなく、趣味としてキャンプを楽しむ方にとっても、とても大切です! 「公認オートキャンプインストラクター講習会」は、キャンプに関する正しい知識を身に付けるには最適な機会です。今回、hinata編集部でも、資格取得のため講習会に参加してきました!

オートキャンプインストラクターの講習会で特に感じた4つの気付き

満点合格したhinata編集部メンバー
講習会は2日間開催され、最後に資格試験を受けて合格すれば、晴れて公認オートキャンプインストラクターとなります。今回は19名の試験応募者がいましたが、なんとhinata編集部のメンバーが唯一の満点合格!そんなhinata編集部のメンバーが、講習会を受けて特に感じた4つの気付きをご紹介します。

気付き1. キャンプの楽しさは、リラックスした上でのコミュニケーションの上に成り立つ。

コミュニケーションワークをする受講者達
まず紹介したいのが、講習会の前半で行われた、コミュニケーションワークでの気付きです。講習会に参加した19名は、みんな見ず知らずの方々。しかし、ワークの中で、どうにか共通点を探したり、相手を褒めるポイントを探す中で一気に打ち解けていきました。 コミュニケーションワークが終わったころには、参加者同士が自然と笑顔で話せるように。ワークの前の堅い雰囲気とは打って変わって、その後の講習では、参加者同士で自然と会話が生まれ、ときには参加者同士で協力して講習会を進めることができました。 この雰囲気作りは、キャンプでも一緒ですよね。特に初めてキャンプに行くメンバーがいたり、知らないメンバーがいる場合は、緊張で思いっきりキャンプを楽しむことは難しいものです。誰かが率先してメンバーのコミュニケーションを活発化し、リラックスムードを作ること。そんな雰囲気作りができて、はじめてメンバー全員がキャンプを楽しむことができると、改めて感じることができました。

気付き2. 背景知識まで把握することで、感謝の気持ちが芽生える。

講師の先生
講習の中には、「オートキャンプ場とは」「日本におけるオートキャンプの歴史とは」といった、少々難しいお話もあります。こうした情報は、普段キャンプをしている分にはあまり意識しないかもしれません。しかし、こうした背景知識をきちんと頭の中に入れておくことで、キャンプ場を運営する方の苦労を知り、何不自由なくキャンプを楽しめていることへの感謝の気持ちが芽生えます。 そうしたところから、キャンプ場でのマナーが向上したり、キャンプ場のスタッフの方を含めた交流の輪が広がったりと、副次的によりキャンプを楽しむことできます。意外と見落としがちな部分ですが、講習会だからこそ気付けるポイントです!

気付き3. 安全は自ら作り出すものである。

講師の話を聞く受講者達
講習の中で繰り返し登場する「安全は自ら作り出すものである」という考え。これは、「安全面をキャンプ場運営者に任せっきりにするのではなく、キャンパー自らが安全かどうかを確認したり、準備しておく」ことを重要視した考え方です。 意外に思うかもしれませんが、キャンプでの事故は毎年数件は必ず起きています。自分の身は自分で守るという意味でも、危機管理意識をしっかり持つことの重要性と、そのための正しい知識を身に付けることの重要性を改めて感じました。

気付き4. 論理的に説明することで、リスクを下げることができる。

公認オートキャンプインストラクター講習会の様子
講習の中では、キャンプにおける危険を伴う行為も取り扱います。こうした危険な行為は、キャンプをしている方からすると当たり前なことも多いですが、子どもや初めてキャンプをする方は、気づいていない場合も多々あります。そうしたときに「○○はしてはいけません」と伝えるだけでは足りません。初めての環境、注意力が散漫になっている状況では危険な行為自体を忘れてしまいます。 そのためにも「なぜ危険なのか」ということをきちんと説明してあげることが重要。危険な行為とその理由まで理解していると、そのシーンになったときに思い出す確立はグッと高まります。そして、その「なぜ」という部分を体系的に学ぶことができるというのも、インストラクター講習会ならではなのです!

総論、インストラクター試験は「キャンプ」を今一度見つめ直す機会になります!

講師の先生を受講者で記念撮影
講習会全体としては、普段からキャンプを楽しんでいる方の中には、「当たり前」だと感じる部分も多々ある内容です。しかし、「当たり前」だと信じ込んでいることほど、間違いに気付きにくいもの。キャンプをすればするほど、当たり前と感じる場面が増えていきますが、そうした思い違いから、毎年事故が起きていることもまた事実です。特に、自分だけでなく、家族や友人も連れてキャンプをするならなおのこと、キャンプの「正しい知識」を身に付けておくことが重要になります。 そうした意味でも、公認オートキャンプインストラクターの試験を受けると、キャンプに関するあらゆる知識を体系的に学ぶことができ、より快適で安全にキャンプを楽しむことできるようになります。これからキャンプを始める方はもちろん、キャンプに慣れ親しんでいる方も、自分が正しいと思っている「キャンプ」について今一度見つめ直す機会として公認オートキャンプインストラクター講習会は絶好の機会ですよ!

まとめ

今回の参加者の中には、キャンプをこれから始めようと思っている一般の方や、趣味としてより知識を付けたいと考えている方も多く参加していました。キャンプの正しい知識を身に付ける場として、初心者、上級者問わず、ぜひ講習会に参加してみてください!多くの気付きがあるはずですよ! 講習会の概要についてはこちらの記事をチェック▼


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