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寝袋(シュラフ)がキャンプの快眠のポイント!失敗しない選び方&おすすめ8選★
寝袋(シュラフ)は、テント泊における布団でありベッド。キャンプでたくさん遊んで楽しんだ後は、テントの中で気持ちよく眠りたいですよね。その睡眠の質の良し悪しはシュラフ次第です。今回は、シュラフの選び方と、使う季節やシーンに合わせた最適なシュラフを紹介します!
『シュラフ』はキャンプの必需品!
キャンプや登山で使用するテントやタープ、その他にもこだわりのアイテムを揃えるのはアウトドアの醍醐味ですが、テント泊で使用するシュラフ選びもとても大切です。夜快眠できたかどうかで、その日1日楽しかったかどうか決まります。睡眠不足だと、次の日の活動にも支障がでてしまいますよね。
シュラフは、キャンプにかかせない携帯型寝具です。自分にぴったりのシュラフを選ぶポイントとして、いつ、どこで使用するか、季節や場所、また形や素材もチェックしておきたい項目です。
★シュラフの種類★
マミー型シュラフ
マミー型シュラフは、頭からすっぽりと体に沿った形をしています。顔のところだけ開いていて、密着度が高いので、保温力が高く熱を逃がしにくいのが特徴です。
またマミー型のメリットとして、コンパクトに収納できることと軽いことが挙げられます。荷物を少なくしたい方やツーリングでキャンプに出かける方におすすめです。デメリットは、体の形に沿っているので、圧迫感を感じる点です。すこしゆとりをもたせて大きめを選ぶと改善されますよ。
封筒型シュラフ
封筒型シュラフは、長方形で布団を半分に折って縁をくっつけたような形をしています。メリットはリーズナブルなお値段と普段使用している布団に近い形なので、圧迫感をあまり感じないことです。安価なものが多いため、初めて購入したシュラフは封筒型だったという方が多いようです。
洗濯も可能ですので、汚れたらすぐに洗うことができ、清潔な状態を保つことができます。デメリットは収納がかさばって重い点でしょうか。ファミリータイプのワゴンカーなどであれば、持ち運びも楽にできますね。
★シュラフの素材★
ダウン素材
軽くてコンパクトに収納できるダウン素材。濡れると保温力が下がりますが、通常は保温力が高く適応できる温度の幅も広いです。化繊のシュラフよりも高価なものが多いですが、寝心地もよく、登山を好むアウトドアユーザーなどに大変人気があります。デメリットは、気軽に洗濯することはできず専用の洗剤が必要な点です。
ダウンの品質は「フィルパワー」値でわかります。フィルパワーとは、ダウンの評価基準の一つです。30gのダウンを直径288mmのシリンダーに入れ、室温20℃、湿度50%の状態で94.3gの加重を行ったときのロフトの復元力を測定した値のことを言います。550フィルパワー以上で高品質とされ、700~800フィルパワー値が最も良質なダウンとされています。
化繊素材
ダウン素材のシュラフよりも、リーズナブルな値段で購入できるのが化繊素材のシュラフです。耐久性が高いので洗濯機で洗うこともできます。また濡れてしまっても保温力が低下しにくいのも特徴です。背中部分の弾力性も高く、熱が逃げにくいので温かさが持続します。その分コンパクトにすることが難しく収納サイズが大きくなります。
夏のオートキャンプにおすすめのシュラフ
ロゴス 丸洗い寝袋ナバホ・6 (抗菌・防臭)
寝袋の表裏にオシャレなナバホ柄がデザインされた薄手の封筒型寝袋です。抗菌・防臭処理をされた素材で寝汗による不快感を防いでくれます。もちろん洗濯機で丸洗いOKで、夏キャンプに最適の寝袋ですよ!
【基本情報】
重量:1.4㎏
適正温度目安:6℃まで
使用サイズ:75×190㎝
収納サイズ:24×37㎝
素材:ダイナーチューブファイバー他
夏キャンプで使用したのですが、丁度良かったです。暑い時はジッパーを下ろして広げて使えましたし、デザインが可愛いです。
寝袋の表裏にナバホ柄を配置した、今までにない楽しい寝袋
封筒型タイプの寝袋は、ファスナーを開けば掛布団としても使用できるので車中泊などでも使用できます。デザインも可愛い「コールマン」の封筒型寝袋は、コンパクトに収納できるケース付きで、冬以外の3シーズン対応できるおすすめアイテムです!
【基本情報】
重量:1.7㎏
適正温度目安:5℃から
使用サイズ:150×190㎝
収納サイズ:27×27×38㎝
素材:ポリエステル他
畳むとコンパクトなのに、出すとふかふかです。子供と一緒に喜びました。
冬のオートキャンプでも使えるシュラフ
暖かいシュラフが必須の冬のオートキャンプには、隙間が少なくて体との密着度が高いマミー型が向いています。シュラフの素材は簡単に洗濯することができ水にも強い化繊タイプがおすすめです。
モンベル バロウバッグ #3
化学繊維を使用したマミー型のシュラフ。濡れに強く、メンテナンスも簡単、コスパも抜群と、初心者におすすめのシュラフです。マミー型なので保温性も高く、夏の登山から冬のキャンプまで対応できます。
【基本情報】
重量:1.085㎏
適正温度目安:1℃から
収納サイズ:18×36㎝
素材:ナイロン他
もっとモンベルのシュラフの情報を知りたいという方はこちらの記事をどうぞ↓
モンベルのシュラフ15選! 定番〜冬キャンプや登山に使える寝袋を紹介!
モンベルの寝袋(シュラフ)はアウトドアの睡眠環境を良くする高性能さが魅力です。快適温度域を目安に夏用・冬用・3シーズン用と分類して、モンベルのおすすめシュラフを紹介します。種類や選び方、洗濯方法など、初めてシュラフを購入する人に役立つ知識を解説!登山に使える高性能シュラフが欲しい方、必見です。
冬キャンプでも使用できるマミー型シュラフです。ナンガのシュラフの中では低価格で、スタンダードなモデル。ナンガのシュラフは、ヨーロッパ産の高品質なダウンを日本国内で加工したもののみを使用した信頼性も品質も抜群です。
【基本情報】
重量:1.25㎏
適正温度目安:-6℃から
使用サイズ:210×80㎝
収納サイズ:21×28㎝
素材:ナイロン他
ナンガのシュラフのより詳しい情報はこちらの記事をどうぞ↓
ナンガのダウンシュラフ全解説!オーロラ&別注・アウトレット情報も
「ナンガのダウンシュラフ(寝袋)」は、キャンプでも大人気!国産にこだわった高品質のダウンを封入し、「軽くて暖かい」と評判です。今回は、そんなナンガのダウンシュラフを徹底紹介。定番のオーロラをはじめそれぞれの違いがわかるので、シュラフ選びに悩んでいる人は必見です!お得なアウトレット情報もお見逃しなく。
季節に合わせて快適な眠りを提供するスノーピークのオフトンシリーズ。日本の布団からヒントを得て「掛け・敷き」に分離する新しいタイプのシュラフです。マミー型とは異なりますが、十分な暖かさを提供してくれます☆
使用温度は-8℃〜と冬のオートキャンプに最適です。
【基本情報】
重量:2㎏
適正温度目安:-8℃から
使用サイズ:105×210㎝
収納サイズ:20×50㎝
素材:ウォッシャブルダウン他
スノーピークのオフトンのことが気になる!という方はこちらの記事をどうぞ↓
冬の登山でおすすめしたいシュラフ
1月~2月に日本国内の雪山でテント泊をする場合は、シュラフの最低使用温度が-20℃ぐらいあるものが必要だと思います。シュラフの形はもちろんマミー型で素材が保温力が高いダウンが良いでしょう。
モンベル ダウンハガー800#0
スーパースパイラルストレッチシステムにより、シュラフが隙間なくフィットし、体を動かしたいとき生地が伸びるので窮屈さを感じさせません。保温性と快適性で最高の睡眠を作り出します。最低使用温度も-18℃と、冬の登山まで対応できる優れものです。
【基本情報】
重量:1.183㎏
適正温度目安:-18℃から
収納サイズ:19×19㎝
3000m級の冬山や底冷えの八ヶ岳にも対応できる「イスカ」のシュラフ。ゆったりした作りで寝心地もよく、最低使用温度は-30度で、暖かく眠ることができます。
【基本情報】
重量:1.1㎏
適正温度目安:-30℃から
使用サイズ:84×208㎝
収納サイズ:24×38.3㎝
素材:ナイロン
羽毛量810gでウインドストッパーを内蔵しており、保温力は抜群。
高い耐水性能と透湿性能がシュラフカバー無しでも優れた性能を発揮します。
イスカの他のシュラフを見てみたいという方はこちら↓
ヴァランドレ フレージャー
alandre(ヴァランドレ)のシュラフは、全体のつくりがよく登山を好むアウトドアユーザーに人気があるフランスのメーカーです。生まれてから21週目という最も良い状態のダウンのみを使用するという抜群のクオリティで、ダウンに非常に力を入れています。
高価なシュラフですが、寒さの厳しい高所登山用に作られたシュラフなので、最低使用温度-43度と防寒性能は最強との呼び声が高いです。
【基本情報】
重量:1.453㎏
適正温度目安:-43℃から
収納サイズ:25×40㎝
シュラフはダウンが一番です。憧れはやはりヴァランドレですね。
もちろんこれらのシュラフでも十分ですが、それだけじゃ不安という方はこちらの記事もご覧ください↓
寝袋に一工夫!保温力を高めてくれるプラスαアイテム
ついに日本でも各地で雪が降り始めましたね。気温もグンと下がり、防寒対策を強化していかなくてはいけません!特にアウトドアでの防寒はとても重要です!寒さが苦手で寝袋だけでは足りないという人もいるんではないでしょうか?ということで今回は、寝袋の保温性をさらに高めてくれるプラスαアイテムを紹介します!
補足:シュラフカバーについて
モンベル ブリーズドライテックU.L.スリーピングバッグカバー
シュラフカバーとはマミー型シュラフを入れるカバーのことで、テント内の結露などからシュラフが濡れないように守るためのものです。また保温力が上がるので雪山でのテント泊では必須アイテムとなっています。
シュラフをシュラフカバーで包めば、冬のテント泊で雨や雪が降っても安心して過ごせますよ。
【基本情報】
重量:180g
サイズ:最大長225×最大幅84㎝
収納サイズ:8×5×18㎝
シュラフカバーについてもっと知りたい!という方はこちらの記事をどうぞ↓
【2023年最新】シュラフカバーおすすめ10選!冬に使えるアイテムも紹介
キャンプなどでは使われることが少ないシュラフカバー。テントが結露してシュラフが濡れてしまうのを防げるアイテムなのですが「必要ないのでは?」と思っている人も多いはず。しかし、シュラフカバーには他にもさまざまな役割があり、持っていると何かと便利です。今回はシュラフカバーの基礎知識と選ぶときのポイント、おすすめのシュラフカバーを紹介します!
まとめ
いかがでしたか?シュラフ選びの際は季節や場所、形や種類など様々な要件が重要なんですね。自分にぴったりのシュラフが見つかったら、寝心地と保温のためにマットもチェックしてみてください!テント泊の眠りがより心地よいものになりますよ!
【2023年】寝袋(シュラフ)の選び方&人気のおすすめ寝袋29選!
「寝袋(シュラフ)」とひとくちに言っても、マミー型・封筒型・ダウンに化繊と、種類もさまざま。今回は、寝袋の種類や選び方を徹底解説!シチュエーションごとにおすすめの寝袋も厳選して紹介します。ナンガやイスカ、モンベルなど有名な寝袋ブランドの特徴についても解説。自分に合った寝袋を見つけましょう!