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ファミキャン改造

ファミリーキャンプ11年目の夫婦が挑戦。プロのコーディネイター「CAMMOC」に依頼してファミキャンサイトが大変貌〜見直し編〜

2021.12.24ノウハウ

夫婦でのキャンプ歴が11年目を迎えるhinata編集部の朝倉ファミリー。周りのおしゃれキャンパーたちの刺激を受け、ギアのフルリニューアルを決意します。そこで相談したのが、ライフスタイルや家族構成から、キャンプのコーディネイトを提案してくれるクリエイターズユニット、「CAMMOC(キャンモック)」。果たして理想のサイトへと変貌を遂げられるのでしょうか!?これまで使っていたギアのGoodポイントとBadポイントを紹介しながら、まずは見直しに着手します。

ファミキャンギア改造ストーリー、これまでの話

我が家のギアを大規模更新!

ファミキャン改造
家族構成 神奈川県川崎市在住の3人家族 【夫】マーシー(37):地域プロデューサー/ミュージシャン 【妻】ワタシ(39):hinata編集部/フリーライター 【子】ムスメ(7):小学1年 ソロ&グルキャンからデュオキャンプへ、さらにファミリーキャンプへと変遷し、夫婦でのキャンプ歴が11年目となった我が家。もろもろのギアが時代遅れとなり、以下のステップでフルリニューアルに向けて着々と準備を進めています。

【理想のキャンプサイトまでの道のり】

1.これまでのキャンプスタイルを振り返る。 2.家族で「理想のキャンプスタイル」について話し合い、方向性を決める。 3.現状のキャンプギアを見直す。 4.現状と理想のギャップを埋めるための策を練る→キャンプコーディネイター“CAMMOC”に依頼。 5.「4」を実行し、理想のキャンプスタイルを実現する。 1〜2のステップについては、こちらにまとめていますのでご参照ください。

3.現状のキャンプギアを見直す

ファミキャン改造
自家用車でのオートキャンプデビューのとき、無計画に購入してしまったファミリーギアの数々。夫婦で吟味する時間もなく「すぐに必要だから!」と、価格の安さを重視して選んだものばかりです。結果、使いづらくはないものの、全体の統一感に欠け、ごちゃごちゃした印象に。 子どもが成長したこともあり、気持ちに余裕が生まれ、こだわりたい部分が夫婦ともに出てきました。今すぐ全取っ替え(=フルリニューアル)したい!という欲求を呑み込み、まずは現状の主なギアを見直す作業から。 各ギアのGoodポイントとBadポイントを、実際に使用した感想を含めてレビュー※し、改善のポイントを見極めます。 ※あくまで個人的な意見です

家族3人だとかなりのゆったりスペース!『コールマン ウインズライトドーム/270Ⅱ』

マイカーデビューのとき、道中の御殿場プレミアムアウトレットでほぼ衝動的に購入した、コールマンの4~5人用ドームテント。 Good:もともと広々した設計で、3人だと荷物を置いてもかなり余裕がある。雨風に強く、上部と入口がメッシュ素材になっており通気性もよい。アウトドアチェアと同等くらいコンパクトに収納できる Bad:ターコイズカラーが強いので、他のギアや自然の色と調和しづらい

『コールマン ウインズライトドーム/270Ⅱ』と簡単に連結!『コールマン ウインズライトヘキサタープ/M』

ウインズライトドームと連結したり、独立させて使ったりできる利便性の高いコールマンのタフなタープ。 Good:雨風に強く、速乾性がある。比較的軽量 Bad:ウインズライトドーム/270Ⅱと連結すると天井が低く、やや圧迫感がある。独立して使うと不均等な六角形が扱いづらい
▼『コールマン ウインズライトドーム/270Ⅱ』の商品の詳細はコチラ

中にレジャーシートやフライングディスクをインできる『キャプテンスタッグ トランクテーブル UC-0517』

ピクニックやデイキャンプにも重宝。キャプテンスタッグの収納性抜群のトランク型テーブル。 Good:高さがロースタイルとハイスタイルの二段に調整可能。簡単に組み立てられ、軽量で持ち運びやすい Bad:軽いだけあり、少しチープな印象

キャンプ初心者にも扱いやすい『キャプテンスタッグ CS ラウンジチェア グリーン 』

トランクテーブルと合わせて、公園でのピクニックなどでも幅広く活躍。キャプテンスタッグのベーシックなアウトドアチェア。 Good:ワンタッチで立てられ、軽量で持ち運びしやすい。手すりに飲み物を置けて便利 Bad:布が薄いので座りこ心地がよいとはいえない

ガラモノ×ピンクがキャンプ場で目を惹く!『コールマン ファンチェアダブル フォリッジ/ピンク』

娘がピンクに夢中だった2歳のとき、ねだられて買ったコールマンの2人用ローチェア。 Good:子どもを座らせるのにちょうどいいサイズ感で座り心地もよい。2人掛けのわりにコンパクトで軽量。ワンタッチで折りたため、持ち運びやすい Bad:柄物×ピンクが目立ちすぎ、他のギアや自然と調和しづらい

シーンに合わせて、ロー・ハイスタイルを自在にチェンジ『コールマン ナチュラルモザイク(TM) ツーウェイキッチンスタンド プラス』

コールマンの抗菌加工天板のキッチンテーブル。娘が小さいときは、調理中の安全面を考慮してハイスタイルで、ここ最近はロースタイルで使用中。 Good:高さがロースタイルとハイスタイル、二段に調整可能。ツーバーナーをピッタリとセットして使えて調理が楽。メラミン加工でお手入れしやすい。コンパクトに収納でき、持ち運びやすい Bad:モザイク柄が強く、他のギアと合わせづらい

家庭と同じようにスピーディに調理ができる『コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII(レッド)』

あっという間にお湯が沸く、コールマンの耐風性に優れた高火力LPツーバーナー。 Good:キャンプ初心者の女性でも組み立てや片付けが簡単。折りたたむとコンパクトに収納でき、軽量で持ち運びしやすい。ガスで手軽に料理できる Bad:純正LPガスが燃料としては割高。ギアでできるだけ赤は避けたい

1台あれば、テントサイトがパッと明るい『コールマン コンカープッシュランタン』

オイルランタンは我が家にはハードルが高いと感じ、まずはと選んだコールマンのLEDランタン。 Good:光量が強く、High→Low→Flashの三段階のモードで切り替えできる。電池を入れっぱなしで保管可能で収納が楽 Bad:ランタンというより、懐中電灯のようなデザイン。蛍光灯のような白色の強い光なので、温かな空間を作りたい場合は不向き

とにかくタフでリーズナブル!『ティーエス クーラーボックス MARINA #13』

ソフトクーラーボックスがキャパオーバーになり、道中のホームセンターで購入したクーラーボックス。 Good:リーズナブルでクーラーボックスとして最低限の機能は果たす。お手入れしやすく、数年使っていてものほとんど劣化が見られない Bad:デザイン性に欠ける

4.現状と理想のギャップを埋めるための策を練る→キャンプコーディネイター“CAMMOC”に依頼

現状のギアを見直す過程で、我が家はとにかく収納性や組み立てやすさでギアを選んでいたことがわかりました。では、ここから改善すべき点は?流行りのアースカラーを基調としたカラーリングで、安っぽく見えないデザインにプラスして、収納アイテム、焚き火料理ができるキッチンウェアがあるとベストかなと考えました。 自分たちだけではどこから手をつけてよいか分からず、ナチュラルでおしゃれなキャンプスタイルのコーディネイトを得意とする、“CAMMOC(キャンモック)”に相談することに。5万円、10万円、20万円の予算別に、ギアチェンジのプランを提案してもらいました。

CAMMOCとは何者?

CAMMOCは、「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、ライフスタイルの発信、空間やフードのコーディネイトと、イベント企画などを行うクリエイターズユニット。メンバーはディスプレーデザイナー三沢真実さん、フードコーディネイター三宅香菜子さん、アウトドアライター内舘綾子さんの女性3名。 それぞれキャンプコーディネイターとしても活動し、プライベートではママとして日々奮闘中です。2020年より「SDGs防災キャンプ」と称し、キャンプをしながら無理なく、無駄なく続ける持続可能な防災活動を開始。その様子は多くのメディアに取り上げられ、注目を集めています。
▼CAMMOC三沢真実さんのキャンプスタイルについて知りたい方はこちら

ヒアリングシートに回答し、現状と理想のギャップを三者で共有

ファミキャン改造2

出典:PIXTA

提案いただく手順としては、まずCAMMOCが作成したヒアリングシートに我が家が回答し、現状のギア一覧表とともに提出します。それをもとに、予算別で具体的なギアのプランを提示してもらいます。
<実際のヒアリングシートの内容> ※一部抜粋 (Q=CAMMOC質問 A=我が家の回答) Q1.基本の交通手段→電車・車(マイカー / レンタル / カーシェア)・バイク・自転車など A.マイカー。ゆくゆくは、自転車でも可能なくらいコンパクトに Q2.好きなキャンプ場スタイル(自然の種類)→林間・草原・高原・川沿い・海沿いなど マーシー : 森、湖、海 ワタシ:草原(景色の開けているところ) Q3.理想のキャンプスタイル1(現実的に近いうち叶えられそうなレベル) A.もう少し荷物をスッキリ(たぶん今も荷物が多い方ではないが)。ロースタイルで統一 機能的でコンパクトなファミリーキャンプスタイル(冬キャンプにも対応) Q4.理想のキャンプスタイル2(いつかは出来たらいいなと夢みる憧れレベル) A.ブッシュクラフト、自転車でいけるミニマルキャンプ、登山でテント泊 Q5.理想のキャンプギア1(現実的に近いうち叶えられそうなレベル) A.DODのような、扱いやすく、リーズナブルでセンス良く見える新興アウトドアブランドでそろえる Q6.理想のキャンプギア2(いつかは出来たらいいなと夢みる憧れレベル) A.環境に負荷をかけるものはなるべく使わない(ギアを減らしていく)。食料や燃料もできるだけ自然と循環させる Q7.好きな色を教えてください(お洋服や持ち物を買う時についつい選んでしまう色や、本当は好きだけど身につけるには躊躇して選べない色などもあれば) マーシー:アースカラー、生成+さし色 (ビビットカラー) ワタシ:アースカラー。ベージュやカーキ 好きだけど身につけるのに躊躇:レイブ感のあるクレイジーなガラモノ 他、好きなテイストを“ナチュラル”“エスニック”のようなキーワードで選んだり、お手入れに関しての悩み(我が家は夫婦でお手入れが苦手…)などを回答。
夫婦でこういった情報を、あらためてお互いに共有したりしないので、とても新鮮な作業でした。相手のこともそうですが、回答を書きだすことで、自分の理想のスタイルや好きなテイストも再認識できたのが何よりの収穫です。 次回はいよいよ、CAMMOCからの提案を予算別でお披露目しますのでお楽しみに!
協力:CAMMOC

ファミリーキャンプギア改造計画

ソロ&グルキャンからデュオキャンプへ、さらにファミリーキャンプへと変遷し、夫婦でのキャンプ歴が11年目となったhinata編集部の朝倉ファミリー。もろもろのギアが時代遅れとなり、ギアのフルリニューアルを決意。理想のキャンプサイトまでの道のりをレポートします。


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