カラフルなシューズでストリートの足元を彩る！メレル春夏展示会をいち早くレポート

メレルを代表するモデルのひとつといえば「モアブ」シリーズ。ハイキングシューズのグローバルリーダー的存在ですが、2021年の新作「モアブ スピード ゴアテックス」は見た目の印象がガラッと変化。黒やアースカラーで武骨なイメージだった従来の物から、より日常のファッションになじむハイテクな見た目にアップデートされています。 足をしっかりホールドするトレランシューズ構造やゴアテックスによる透湿防水性、ぬかるみや砂利道でも滑りにくいビブラムソールなど、機能面はモアブらしさを踏襲。最新のミッドソールを新たに採用することで全体の軽量性も実現しました。またアッパーは3層構造になっていて、透け感ある個性的な外見に仕上がっています。

同じく新作「モアブ フライト」も安定したホールド力と軽さが魅力。 立体感がありディテールに富んだジャガードアッパーはただ目を引くだけでなく、通気性にも優れています。高いクッション性を誇るソールなど、ランニングシューズの要素も取り入れているので、ランニングや軽い運動用として持っておいても使い勝手がよさそうです。

「モアブ フライト」は全5色のバリエーションで展開。こちらのホワイトの一足は、生産工程で染料や顔料を一切使わず、環境に配慮して作られたもの。自然とともにあるライフスタイルを提案するアウトドアブランドだからこそ、サステナビリティ(持続可能性)にも積極的に取り組んでいます。

2021年の目玉はなんといっても「ジャングルモック」シリーズ。ブランド創立40周年のアニバーサリーイヤーに、メレルの絶対的アイコンが大幅に進化します。 それを象徴するのがこちらの「モノクロームシリーズ」。春夏らしいカラフルなラインナップに心が踊ります。もともと街履きとしてファンの多かったジャングルモックですが、よりファッション性を高めるためにシューズ全体が単色仕上げに。洋服と色みを合わせて全身ワントーンにしても、足元だけ差し色使いしてもかわいく履けます。くすみがかったスモーキーな色合いなので、子どもっぽくなりすぎないのもうれしいポイント。

グリップ力のあるソールや撥水加工のアッパーも搭載。クッション性にも優れているほか、履き口にゴアが付いているので脱ぎ履きしやすく、キャンプにも持ってこい！機能性は言うことなしです。

40周年イヤーである2021年はアニバーサリーモデルが続々登場予定。第一弾は「サステナブル」を軸に作られたジャングルモックです。丈夫で水に濡れてもすぐ乾くヘンプ素材を使用したキャンバス時のアッパーがおしゃれ。ガムソールにはもみ殻が練りこまれていて、見た目のアクセントにもなってくれます。 こちらのモデルは男女ともに数量限定。続報から目が離せません。

「フューチャーレトロ」がテーマのアルパインシリーズはこれまでスニーカーのみの展開でしたが、今回からサンダルが新登場。写真のようなつま先の出るスライドタイプのほか、ストラップとクロッグの3タイプがラインナップ。アッパーのウェビングベルトには使用済みペットボトルをリサイクルした素材を採用しており、こちらもサステナブルな作りになっています。

スニーカー、サンダル共通したアルパインシリーズの大きな特徴として、シャークソールがあります。シャークソールとは文字通り「シャーク(サメの歯)」のようなギザギザした形のソールのこと。1950年代に誕生し、アウトドアシーンで重宝されていたシャークソールを採用することで、レトロな独特の存在感が出ています。

この「ハイドロモック」は、米国や欧州のインスタグラマーから人気に火がつき、ファッション誌で使われるほど海外でデザイン性が高評価。足を包みこむような独特の履き心地もあいまって、どこか異色な魅力を放っています。

気になるモデルだらけだった今回の展示会。今後もアニバーサリーモデルの第2、第3弾など、大きなニュースが舞い込んできそうな2021年のメレルは大注目です！