"そと"を楽しむにはまず敵を知れ。キャンプで出くわすあんな虫こんな虫大全

赤ちゃんのキャンプデビュー!先輩ママキャンパーがそのときに気をつけることを伝授
2020.09.25ノウハウ
赤ちゃんのキャンプデビューは、親にとって楽しみな一方、「いつから連れていって大丈夫?」「周りに迷惑をかけないかな?」など不安がつきもの。しかし、気をつけるポイントを押さえれば、安心したキャンプが楽しめます。子どもが1歳でキャンプデビューした我が家が、実際に困ったトラブルをもとに気をつけるポイントを紹介します。
ここが困った!キャンプ中のぐずりや大声
キャンプ場では、普段とは違う環境で子どもはぐずったり、大声を出してしまったりと、予想外の展開が必ず起こります。我が家の子どもたちは、楽しすぎて大声で遊んでしまうタイプ。「キャンプ場の他のキャンパーの迷惑になってしまうのでは…」といつもハラハラ。ここではそんなファミリーキャンパーの心配を回避する周囲への気配りポイントを紹介します。
キャンプ場の選び方を工夫する
まずは、何よりも場所選びが重要です。特に、ファミリーキャンプ向けのキャンプ場を選ぶのがおすすめ。子ども連れのキャンパーが多いだけでなく、遊具が充実していたり、イベントがあったりと、子どもが機嫌よく遊べるポイントが沢山あります。キャンプ場までの道中が長いと疲れてしまい、子どもがぐずる場合があります。家から近いキャンプ場であれば、トラブルがあったときもすぐに対応できます。
サイトの選び方を工夫する

キャンプサイトは周りと距離が保てるサイトがおすすめ。場所やサイズが決められている区画サイトより、フリーサイトのほうが自由が利きやすいですが、混雑時は周囲への迷惑を考えて避けたいところ。我が家の子どものキャンプデビューはコテージにしました。コテージは、夜泣きをしても周りに迷惑をかけない安心感があり、エアコン設備が整っていたので温度管理もでき、快適に過ごすことができました。いきなりテントから始めず、徐々に慣れていくことも重要です。
慣れない環境で大切なのは安心感!大人の手が離せないときの便利グッズ

設営や撤収、料理中などで大人の手が離せない時にかぎって、子どもがぐずるのはファミリーキャンプあるある!そんな時、我が家は車からチャイルドシートを引っ張り出します。チャイルドシートに子どもが座るとすぐにご機嫌に。包まれる安心感ですやすや寝てしまうことも。
お砂場遊びグッズがあれば、大自然の中で夢中に砂遊びを楽しんでくれます。子どものお気に入りのおもちゃは安心感があり、ぐずり対策に効果的でした。事前に子供が好きなアイテムや遊びは確認しておきましょう。
寝るときも油断禁物!虫刺されトラブル
子供とのキャンプで心配なのが、蚊やアブ、ブヨ、ダニ、ヒルなどの虫刺され。昼間の虫対策はしていても、夜に虫対策をせずに寝てしまい、母親が数十箇所ダニに刺され、刺された箇所が広範囲に膨らみ、かゆみが酷く皮膚科を受診したことも。幸い子どもたちは軽症で、私と同じ症状にならずに済みましたが、キャンプ中は昼も夜も虫刺されは油断禁物!それからは、キャンプ中は絶えず、虫対策をしています。
我が家の虫対策グッズはこちら

・ポイズンリムーバー…虫に刺されたら、応急処置として、マウスピースを傷口にあて吸引作用で毒液や毒針を抽出するもの。パパがブヨに刺されたときには、すぐに使用したところ、かゆみが無く軽症で済みました。
・アウトドアボディスプレー…虫が嫌がるハッカなどの香りのボディスプレー。天然成分のみで作
られているので、子どもも安心して使っています。テント内でルームスプレーとしても使えるので、就寝時には必ずスプレーします。
・虫除けスプレー・・・虫から徹底的にガードしたい時に、使っています。
・除虫剤・・・しつこく虫が寄ってくる時に限り使用します。子どもがいても気にならない天然成分の水性キンチョールを使っています。
・ムヒアルファEX・・・虫に刺されてしまった場合、効き目が強いとされるかゆみ止めを持って行きます。
・ワセリン、アウトドアスポットケア・・・虫刺されや日焼けによる肌荒れが気になった箇所に使っています。子どもの皮膚はやわらかいのでケアも必要です。保湿クリームも効果的です。
長袖長ズボンなど虫に刺されない服装を心掛けるのも大切。暑い時は、メッシュの上着を利用するのも良いです。アウトドア用の蚊取り線香は子どもが誤って触らないような場所に設置します。
不測のけがや体調不良も想定して行動を
特に就学前の子どもとのキャンプは、思いもよらない怪我や体調不良が起こることも。どのように対処すればよいか事前に決めておけば、いざと言うときに慌てずにすみます。
近隣の病院チェックと保険証、救急用品などの用意
万が一のために病院をチェックし、保険証を用意しておくことをおすすめ。怪我や体調不良になった際のルーティーンを決めておくと、より安心です。けがの応急処置ができる救急用品も忘れずに。ちょっとしたけがであっても、消毒し清潔に保つことが大切です。
意外に予備が必要なモノとは?
昼間は汗を沢山かくほど暑かったのに、夜になると急に寒くなったり、天気による気温の変化もよくあること。体温調節が苦手な赤ちゃんは特に注意が必要。熱中症や寒さも軽視できないポイントです。
多めの服に加えて必要な予備とは?
アクティビティで服が泥や汗で汚れた時、豪快な食べこぼしで汚れた時のために、子どもの着替えは多めに持っていきます。赤ちゃんの着替え、オムツも普段より多く用意。夜の気温の低下対策に、夏であっても冷えを防ぐための長袖、秋冬などは暖かい下着、スパッツやフリース類などの防寒対策も忘れずに。
特に忘れがちなのが、予備の靴。子どもたちは自然の中で容しゃなく遊び、雨のキャンプではわざわざ水たまりで遊ぶため、靴は必ず汚れます。我が家は最低でも1人2足の靴の替えを用意しています。
熱中症対策にはコレ

夏のキャンプでは、テントを設営し終わる頃には、家族全員汗だく。熱中症対策に、塩分や水分補給はもちろんのこと、体を冷やしてくれるグッズがあると格段に快適になります。我が家では簡易扇風機を新調し、暑さがやわらぎ涼しくなりました。水分を含ませると冷却効果のあるタオルを首にかけるのもおすすめ。繰り返し使えるので便利です。
けがだけでなく、熊、イノシシ対策も万全に!
焚き火による火傷防止に囲炉裏テーブル

ファミリーキャンプで焚き火の際は、囲炉裏テーブルが便利。小さな子供でもほどよく焚き火との距離が保てます。子どもが遊びながら焚き火に近づいてひやひやすることも無くなります。万が一、やけどをしてしまった場合に備え、小さめの保冷剤をクーラーボックスに入れておいています。
クマやイノシシなど自然動物に気をつけること

自然に囲まれたキャンプ場では近年、クマやイノシシなどの野生動物の出没が全国的に増えています。子どもと一緒にキャンプをするには、事前に出没情報をチェックすることが重要。食べ残しやごみ袋は、就寝時は車に入れておくことが大事です。心配性の我が家は、クマよけスプレーも持参しています。
キャンプデビューは準備をしっかりすれば安心、快適
赤ちゃんのキャンプデビューは、事前に準備をしっかりすることで、ある程度は快適に過ごせます。赤ちゃんを見守りながらのキャンプは、パパとママの育児とキャンプの経験値が鍵。初心者ならデイキャンプから始めるなど、無理のない計画で親子で楽しいキャンプデビューにしてください。