全国注目。パーヴェイヤーズショーで気になった5ブースの最新ギア【取材】

アウトドアのスタイルに新風!?大型展示会「ギフトショー」で家でも外でも使えるアイテムを発見
2020.03.04キャンプ用品
さまざまなブランドから続々と新作ギアが発表される展示会。hinata編集部は大型展示会「ギフトショー」を訪れ、アウトドアのスタイルに新風を吹き込む注目アイテムを取材してきました。既存のアウトドアブランドにはない斬新な発想で作られた展示品の数々をレポートします!
もくじ
多くのブランドが集う、展示会「ギフトショー」
アウトドアを問わず、多くのブランドが参加する国内有数の大型展示会「ギフトショー」。前回2019年9月には約3000社が出店。3日間で約27万人が来場しました。都内で開かれた展示会で、hinata編集部は、ものづくりにこだわる膨大な数の企業の中から、家でも外でも「アウトドア」を満喫できる物をテーマに、3ブランドをピックアップ。斬新さに驚かされたアイテムを紹介します。
新たなキャンプスタイルを確立!?「テツコウモリ」で変幻自在のテントサイトを
インテリアパーツの井上金物(名古屋市)が手掛けるのが、木材をつなぎ合わせるためのアウトドアギア「テツコウモリ」。同社が“アウトドアに新しい風を”とうたっているように、新しいキャンプスタイルを確立しようとするワクワクが詰まったアイテムです。

一見クリップのような形をしたテツコウモリですが、その機能は木材と木材を合体させるつなぎ役!テツコウモリを実際に使った例を詳しく見てみましょう。

写真の木の枠組みは、テツコウモリのみで固定された展示ブース。テツコウモリを使えばさまざまな用途に合わせ、木材を自由自在に組み立てられます。テツコウモリは、90°と135°、180°の角度に固定できる3つの基本パーツがあり、使い方はアイデア次第。使い方をマスターすれば、キャンプ場で即席の棚やテーブルが作れるようになります!

さらに驚くのが、ネジや釘を必要とせず、六角レンチ一つで全ての組み立てが行えること。六角レンチと木材さえあれば、誰でも簡単に組み立てられます。
オプションパーツを使えば、木材を組み合わせるだけでなく、ランタンを引っ掛けるフックや柔らかい地面に固定するペグの代わりにもなるなど、使い方次第で楽しみ方が広がります。発売は5月を予定しています。
安心安全に火を楽しむ「Lovinflame」の不思議なキャンドル

続いて紹介するのは、日本で展開が始まったばかりのブランド「Lovinflame」のキャンドル。"新しい「火」の提案"をコンセプトに、今までにないアウトドアライフを届けてくれます。

最大の特徴は、芯が特許を取得したステンレス製という点と、引火点104度の専用燃料を使用している点です。Lovinflame専用燃料は、引火点104度と燃え広がる危険性のない特別な燃料を採用しています。また、水溶性のため、排出物は水蒸気と二酸化炭素のみ。有害物質の一酸化炭素の排出や引火して燃え広がってしまう危険性がなく、部屋内での使用に適しています。

専用キャンドル「ミストキャンドル・ラウンド」の点火する場所は、中央にある棒状のステンレス芯のみ。火が燃え移る心配もありません。引火点が104度と非常に高いLovinflame専用燃料と、ステンレス芯が組み合わさって引火する仕組みになっています。ガソリンの引火点は50度なので、Lovinflame専用燃料の扱いやすさは一目瞭然です。
囲炉裏でも暖炉でもない「信楽火鉢」で暖まる

最後に紹介するのは、洗面ボウルや大型陶器の風呂などにも使われている信楽焼の技術を用い、シガラキ創陶社(滋賀県甲賀市)が生み出した「信楽火鉢 hihachi(ヒハチ)」。和風を愛する人におすすめしたい一品です。

この火鉢は62センチ四方の正方形でかなりの大きさ。右端では鍋を、反対側では魚の炭火焼をするなど、一度に多様な使い方ができます。五徳を用いることで、家庭にある鍋やフライパンも使え、料理の幅が広がります。趣のあるhihachiを囲って食べる食事は、美味しさが倍増しそうです。
もちろん、この大きさを活かして暖をとることにも非常に優れています。焚き火もいいですが、hihachiとともに暖をとれば、自然と心も穏やかになります。

さらに、用途に合わせて高さを変更できるところにも注目です。椅子に座った高いポジションで使いたい時には台座に載せ、座布団の上で楽しむ場合には囲炉裏のように和風のスタイルで活用できます。家にあるだけで、どこか心が暖まるhinachi。使う人の用途に合わせて、寄り添ってくれる存在です。
家でも外でも「アウトドア」を楽しむアイテムたち
今回紹介したのは、家の中でも外でも「アウトドア」を楽しめるアイテム。風変わりな材質や見た目をしているなど、思わず手にとってじっくりと見たくなるものばかりでした。気になるアイテムがあったら、ぜひ各ブランドの公式ホームページなどでチェックしてみてください。