ホンマ製作所の薪ストーブを男前にカスタマイズ!予算2万円で快適な冬キャンプ
最終更新日:2020/01/27
キャンプ用品
冬キャンプの必需品になりつつあるストーブ。特に薪ストーブは暖房力に優れ、外気温が氷点下でも快適に過ごしたいキャンパーの間で年々人気が高まっています。今回は「予算が少ないけど、格好いい薪ストーブがほしい!」という方に向け、Instagramのおしゃれなキャンプ投稿で人気のキャンパーjenny.hさんが、薪ストーブをカスタマイズした記録を報告してくれました!
薪ストーブの候補探しと決め手
予算は2万円
「冬もキャンプに行きたいね」。そんな家族の会話から、やはり快適に過ごすには薪ストーブがあった方がいいのではないかということになり、薪ストーブを探しました。探し始めると値段もピンキリ。5千円ほどから、高いものだと数十万円するものまで。我が家はかなり低予算ですが、2万円に設定して探し始めることにしました。
候補に上がったのはこちら
ストーブの大きさを重視して絞り込み!
薪ストーブの購入を検討する際に重視したのは、大きさでした。その理由は、使用できる薪の大きさや長さが変わってくるからです。小型のものだと、そのサイズに入るように薪を割らないといけません。薪を斧で割るのもキャンプの醍醐味ですが、我が家は母子キャンプに行くことも多く、薪を割る時間が割けないキャンプも多々あります。自動車に積載するスペースも多少の余裕があるため、少し大型の薪ストーブにすることにしました。
出典:Amazon
大きめの薪を入れることができ、薪ストーブの中でも料理ができるホンマ製作所のストーブが最適と考え、最終候補は「ステンレス時計1型薪ストーブセット」と「黒耐熱窓付時計型薪ストーブ」の2つに絞りました。後者の「黒耐熱窓付時計型薪ストーブ」の方がかっこよく、窓もついていて火が燃える様子もみられるのですが、煙突などを買い足すと予算ギリギリになってしまうため、「ステンレス時計1型薪ストーブセット」を購入。外観のデザインなどは自分達でカスタマイズすることにしました!
ステンレス時計1型薪ストーブセットをカスタマイズ
STEP1:扉交換・塗装
まずは「やはり薪ストーブの炎を見たい!」ということで、炎が見えるガラス窓付扉を交換。ペンチ1つで交換できるため、手間をかけることなく作業が完了します。
耐熱塗料でブラックにカスタマイズ!
次にパーツクリーナーで汚れを取り除き、そのあと、耐熱塗料を塗っていきます。缶スプレータイプのものを購入したので、簡単に塗装できました。途中で塗料が足りなくなり、塗り残しが一部できてしまったため、後日同じ塗料を購入して塗りなおしました。1本だとこの面積を塗るのは厳しいかもしれません。
耐熱塗料の焼付でカスタマイズ完成!
塗料を塗った後に加熱して塗膜を乾燥・硬化させる「焼付」という作業を行いました。塗装後にストーブを利用するだけで焼付完了です。一気に高温で熱してしまうと塗膜の中の水分や、溶剤が一気に蒸発し、気泡が発生するので、少ない薪で時間をかけながら行うのがポイントです。
薪ストーブを実際に使ってみた!
薪ストーブの設置
塗装も完了したところで、さっそく薪ストーブを使ってみることに!使ったことのない方にとっては、組み立てが面倒に思えますが、実は工程がシンプルでとても簡単。L字煙突を本体にとりつけ、煙突(ストレート)をつなげていき、最後にふたをのせて金具で固定するだけで完成です。
いよいよ実際にキャンプで使用します!普段から使用しているテントに煙突用の穴が空いていたので、その穴の位置にあわせて設置。穴から煙突を通し、外から煙突を固定して完了です。使用してみた感想は「やはり暖かい!」の一言に尽きます。この時はテント内をトレーナー1枚で過ごしていましたが、十分に暖かく、併用して使っていた石油ストーブをすぐ消してしまいました。
一酸化炭素チェッカーは必須アイテム!
薪ストーブを使用するときに怖いのが、一酸化炭素中毒です。一酸化炭素チェッカーを設置するだけでなく、定期的に入り口を少し開けたりして、空気の通り道を確保して対策しました。
高温で調理できるのが薪ストーブのメリット!
薪ストーブといえば、暖房だけでなく、高温での調理もメリットの一つです。石油ストーブでも料理はできますが、加熱となると時間がかかります。薪ストーブだと高温で調理できるため、煮込み料理はもちろん、ピザも高温で焼け、お店のようなパリパリのピザが出来上がります。サツマイモにアルミホイルを巻き、薪ストーブの扉の中に入れるとホクホクした焼き芋ができるので、こちらもおすすめです!
ダッチオーブンを利用して、冷凍パイシートでパイシチューもできます!!作り方は簡単。シチューを入れた耐熱容器に冷凍パイシートを被せ、ダッチオーブンに入れてふたをします。そして、ダッチオーブンを薪ストーブの上へ。シチューが冷めていないと、熱でパイシートが溶けてうまくふくらまなくなります。しっかり冷ましてからパイを被せましょう。15分~20分ほどで焼き上がります。上からの熱が加わらない為、仕上げにガスバーナーで炙って焦げ目をつけました。簡単な上に美味しく、手が込んだ料理のように見えるので、ぜひ作ってみてください!
低予算でもカスタマイズで憧れの薪ストーブに!
今回購入した薪ストーブですが、低予算でも格好よくカスタマイズすることで、お気に入りのキャンプギアになりました。「寒いのが苦手!」という方は、テントの中で薪ストーブの火を眺めながら、ぬくぬくと「お籠りキャンプ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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