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ユニフレームが2020年に新機軸!?便利小物へのこだわりもさらに進化!!

コストパフォーマンスに優れた高品質のアウトドアギアを多く展開する大手ブランド「ユニフレーム」。2020年は、ソロキャンプ需要の高まりを受けた新製品を多くリリースし、あのロングセラー商品にも新ラインナップを追加!かゆいところに手が届くユニフレームらしい小物も忘れてはいません。11月中旬に都内で開かれた展示会で、キャンプ業界のトレンドを映し出した新製品について聞いてきました。

新商品に共通するものづくりへのこだわり

これまでファミリー層を主な対象にしてきたユニフレーム。2020年は、ソロキャンプ需要のさらなる高まりを予想したラインナップを強化しているのが特徴です。ヒット商品の新ラインナップの追加だけでなく、テント系アイテムも拡充。新製品に共通して見えたのは、ユニフレームのものづくりへの徹底的なこだわりでした。

ロングセラー商品にまさかの新ラインナップ!

まず目を引いた新製品が、約20年前から展開されているロングセラー焚き火台「ファイアグリル」のソロ版。使用時の大きさは約30cm四方、高さ20cm弱で「テーブルでも焚き火が楽しめる」とうたうほど。小ぶりな可愛らしい見た目はもちろん、重量は約900gで、専用の袋に入れるとバックパック内におさまるほどコンパクトに収納できるのも魅力です。
ファイアグリルの料理も楽しめる焚き火台のコンセプトも引き継いでおり、これからソロキャンプを始めたい人にとっては、有力な選択肢になりそうな一品。価格は4,900円(以下、税込価格)で、リーズナブルな価格設定になっているのも重要なポイントです。

ソロ仕様の中華鍋も登場!

来場者の関心が高かったのは、ユニフレームが得意とする調理器具でした。特に「キャンプ中華鍋17cm」は、熱伝導に優れた1.6mm厚の黒皮鉄板を採用。業務用の中華鍋やフライパンと同様の本格仕様になっています。柄の部分はステンレスで熱伝導を低減し、ブッシュクラフトで木の枝を取っ手にすることも可能。より自然の中でのキャンプを楽しめる工夫がされています。3,900円。

ファミリーの声を受けた新商品も多数

ソロを強化するとはいえ、ファミリー層をメインターゲットにしているユニフレーム。2018年の投入してヒットした「キャンプ羽釜」は、これまで最大3合炊きモデルだけの展開でしたが、子供の多い家族からの要望も受け、「5合炊き」(8,900円)のラインナップを追加しました。
さらに炊飯で失敗しないために、内側の米を炊いている様子が見えるようにした「ライスクッカーミニDX ガラス蓋」(1,300円)も追加。ありとあらゆる場面を想定したユニフレームの小物へのこだわりが感じられました。

ユニフレームの独自アイデアが光る小物も多数

ブレッドナイフも折りたたむ時代!

ユニフレームの幹部が「世界的にも珍しい」と胸を張るのが、本格的なパン切り専用包丁ながらも折りたたみができる「FDブレッドナイフ」(2,200円)。波刃の大きさが手前と奥で変えてあるため、パンの固さも選ばない優れ物です。刃物の商品開発のこだわりぶりは、金物づくりで知られる新潟・燕三条に拠点を置くブランドならではです。

他メーカーにない物=ユニフレーム新商品

他メーカーでは考えつかないような商品を多く生み出すユニフレームのものづくりも健在。折りたたみのシャモジ「ちびしゃもじ」(690円)もその一つで、米粒がくっつきやすいスプーンをしゃもじ代わりに使用していた人におすすめです。「普通のシャモジより一回り小さいので、そのままスプーン代わりにして使ってほしい」と説明の担当者。

金物だけではない、ものづくりへのこだわり

設営系アイテムのラインナップも強化

ユニフレームといえば、調理器具や小物をイメージしがちですが、2020年は設営系のアイテムも強化。「誰でも綺麗に張れる」という「REVOタープ」にソロ(11,900円)を展開。フロアレスのテント「REVOウォール」もソロモデル(19,000円)を用意しており、併用してツェルター仕様を楽しめます。フロアレスにすることで、近年人気が高まっているコットに対応するだけでなく、コスト削減も実現。フロアレスとはいえ、スカート付きで冷気の侵入も防げます。徹底して、使用者のことを考え抜いたものづくりに、うならずにはいられません。

終わりに

ファミリーからさらにソロへと裾野を広げようとしているユニフレームの新製品。さらに、他のブランドでは考えつかないような調理器具や小物も多数展開しているのは、1万円以下の商品を「主力」と位置付けている同ブランドならではです。「気がつけばユニフレームのアイテムに囲まれていた」というキャンパーがさらに増えそうな予感がした2020年の新製品でした!

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