キャンパーの期待を裏切らないロゴスの2020年新作

メープルリーフのロゴでおなじみの国内アウトドアブランド「ロゴス」。設立35周年を迎える2020年は、キャンプ愛好家の多様化を受け、3ルームテントや焚き火台の上級者モデルなどの新機軸に挑戦したのが特徴です。新作が並んだ展示会で、来場者の注目を浴びていたアイテムを紹介します。

新作はキャンプ人気を追い風に約300種

2020年は約300種の新作が登場!デザイン性とコストパフォーマンスを重視しながら、キャンプ愛好者のそれぞれのレベルに対応したラインナップを展開しています。

テント新作は、昨年の約2倍登場!

ロゴスのアイテムで中核を占めるテントは、前年のほぼ倍となる計19種の新作が登場。キャンプ人気の高まりを受け、初級者から上級者、ソロからグループなど、幅広い層に向けた新作がお披露目されました。

時代は2ルームから3ルーム!?

ロゴスが特に力を入れたのが、定番となった2ルームテントの機能をさらに拡充した「3ルームテント」。3ルームテントはロゴス初めての挑戦で、グループや家族など大人数でのキャンプ需要を取り込もうとする高い意欲を感じました。 3ルームを採用した注目のテントは「neos 3ルームドゥーブル XL-BJ」(88,000円)。展示会のテントコーナーの入り口に設置されたブランド一押しの新作です。3ルームの構造でリビングが2つになり、調理やイスでくつろぐ空間、荷物を置くスペースなどが確保でき、天候に関係なく快適なキャンプが過ごせそうです。 また、小さな虫の侵入や紫外線をブロックする「デビルブロックシステム」を採用。虫が苦手な女性や子供でも心配なくキャンプが楽しめます。

高級ラインでも3ルームを積極投入

そのほか、高級ラインである「ロゴスプレミアムライン」でも3ルームを採用。「プレミアム3ルームドゥーブル WXL-BJ」(169,000円)など、大人数でもゆとりのあるテントが今後のトレンドになりそうな気配がします。

初心者向けのワンタッチテントやソロ用も強化

そのほか、折りたたみ傘のようにワンタッチで開くシステム「Q-TOP」を採用した初級者向けのテントも、数分で組み立てられる手軽さで注目を受けていました。

焚き火台もさらに進化

ロゴスの焚き火台と言えば、「ピラミッドTAKIBI」シリーズ。この実績のある形状を維持しながら耐久性を追求したのが、高級ラインの焚き火台「LOGOS The ピラミッドマスター」です。 価格は54,000円。ほぼ同様のサイズである「LOGOS the ピラミッド TAKIBI XL」(13,200円)の約4倍しますが、ロゴスは「武骨なデザインで、こだわりある上級のキャンパーにも満足してほしい!」という想いで展開しました。

焚き火台周辺アイテムも続々登場!

焚き火台だけでなく、周辺のアイテムも充実させているのが近年のロゴスの強み。極厚の難燃性生地を採用した折りたたみチェア「Tradcanvas 難燃BRICK・回るんチェア」(8,600円)は、そのレンガ色もあって会場で一際存在感を放っていました。 焚き火台があるとはいえ、やはり気になるのは芝生やウッドデッキへの影響。2019年に発売を開始して好評だった「たき火台シート」に、2020年は幅を倍にしたワイド版も加わりました。 風の強い日でも、火の粉が飛ばないようにする陣幕型のスクリーン「TAKIBI de JINMAKU」(9,900円)も新たに投入。自分のものだけでなく、隣接のテントに穴を開けないようにするためにも、テント同士の距離が近いキャンプ場で威力を発揮しそうです。

ロゴスの真骨頂はBBQコンロ

「今の日本のBBQスタイルを定着させたのはロゴスなんです」と力強く語ってくれたのは、同社の広報担当者。輸入したBBQグリルが日本に合わないと考え、日本向けの商品を開発。今の日本のBBQ文化を作り出した先駆けがロゴスだったとのこと。 そんなBBQグリルにこだわりのあるロゴスが原点回帰し、初めて発表した新作が「LOGOS CHEF グランチューブラルグリル」(68,000円)。BBQ、オーブン、スモーカーの3種類の調理を1台で楽しむことができ、調理のプロや料理にこだわりのあるキャンパーに好評の予感がします。   取り回しの良い火床が2つのグリルも新たなラインナップに登場。BBQ台の高さはいずれも日本人の身長にあう80cmに設定され、日本のBBQ文化の発展に貢献してきたブランドの自負が感じられました。

痒いところに手が届く小物も多数

BBQコンロの上に置いてあったのは、サンマの皮が網にくっつくことを防げる「炭火サンマ焼き器」(2,200円)。キャンプ場のそばにある海や川で釣った小ぶりな魚の丸焼きにも重宝しそうです。
ホットサンドパンがすっかりキャンプの定番アイテムとなり、ロゴスが次に目をつけたのが、ゴーフレットとワッフル用の調理器具。キャンプを様々な方法で楽しんでもらうために、様々な専用品を生み出すロゴスの意気込みが感じられました。

まとめ

ブランド初の3ルームテントや高級焚き火台など、初心者から上級者までが納得できる新作をそろえたロゴス。今回紹介しているアイテムはまだ開発中で仕様や価格が変更になる場合もありますが、2020年もキャンプ場でメープルリーフのロゴを見る機会はますます増えそうです!


あわせて読みたい記事