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自然と音楽の共生。気持ち良くフェスを過ごすための「OSAHO」キャンペーン

2018.08.06ノウハウ

今年も「FUJI ROCK FESTIVAL2018」(以下、フジロック)が無事に終了しました!フェス参加者が快適で気持ちのいいフェスを過ごすために、フェス会場内にアウトドア・フットウェアブランドKEENが、長年フジロックの環境対策活動に取り組んできた「NPO iPledge」とコラボしてOSAHOブースを作り、環境についての取り組みを実施。実際にどんな取り組みをしていたのか、調査すべくhinata編集部が参加してきました!

世界一クリーンなフェス!のはずが...

世界一クリーンなフェスと称されているフジロック。最近では外国人の来場も増え、ますますの盛り上がりを見せています!しかし、昨年2017年の開催ではゴミの放置が多く、ポイ捨てをはじめとしたゴミや簡易テントの放置が多く見られました。さらに、禁煙エリアでの喫煙など...参加者のマナーの低下が問題になっています。そこで、フジロック2018では、参加者ひとりひとりのマナー向上を目指し、フットウェアブランドの「KEEN」が、"自然環境問題・若者の成長"をコンセプトにフジロックの環境対策活動に取り組んできた「NPO iPledge」とコラボしてOSAHO(お作法)キャンペーンを開催!

そもそもOSAHOって?

OSAHOとは、フジロックが企画したフェスマナー向上キャンペーンのこと。誰かがゴミを拾うのではなく、自分のゴミは自分で捨てる。フェス参加者が、自らのマナーを見直すことによって、クリーンなフェスを楽しむことを目的としています。

KEENとiPledgeで協同開催!

フジロックのコンセプトは、「自然と音楽の共生」。これに深く共感したKEENが、OSAHOのプロジェクトに参加!以前から会場の環境問題対策活動の一環としてiPledgeが展開していたeco actionキャンペーンブースとも協同してブースを出していました。「環境保護」という少しお堅いコンセプトですが、フェス会場で行うことにより、フェス参加者が気軽に参加してもらえるのではないか?という狙いもあるそう。

OSAHOに参加してみた!

今回フジロックに参加した私自身、プライベートでもフェスに行く事があり、マナーの低下についてはとても共感していたところ。そこで今回は、「クリーンなフェスの楽しみ方」を知るべく、実際にOSAHOキャンペーンに参加してきました!

KEENブースでの取り組み

<マナーレクチャー>
ここでは、昨年のフジロックフェスにおけるゴミ問題や、クリーンにフェスを楽しむための正しいマナーについて、レクチャーを受けました!OSAHOとは何か?ということから始まり、ゴミの放置が近年フェスで問題になっていること、リサイクルがどれだけ大切な事であるかなどについて知ることができました。環境問題対策というテーマにも関わらず、お話ししている方はユーモアがあり、楽しいレクチャーだったので、私だけでなく参加者全員が聞き入ってました♪
<VR体験>
レクチャーをしている横では、ゴミのない苗場スキー場をVRで観賞!ゴミひとつない会場は、非常に心地がよかったです。参加者全員で、綺麗な会場を目指していきたいですね。

iPledge eco action キャンペーンブースでの取り組み

<資源の再分別作業体験&レクチャー>
iPledgeのブースでは、会場で出た紙コップ・ペットボトルなどの資源をリサイクルできる形に再分別していました。実はペットボトル1本でごみ袋5〜6枚、紙コップ17個でトイレットペーパー1個が作れるとのこと!今回分別した資源は、リサイクルされて、来年のフジロックで活用されるようです!
また、環境保護についてのレクチャーでは、リサイクルをする際に、工場から大気汚染物質が排出されることを学ぶことができました。「分別はいいこと。リサイクルはいいこと。」というイメージが強かったですが、一番環境に良いのは、実はマイボトルやマイ食器を持ち込むことだったのです!

参加したお客さんに感想を聞いてみました!

iPledgeの取り組みに参加したお客さんに、参加したあとの心境の変化について、話を聞いてきました。

フェス会場にゴミがたくさんあると、汚いし、匂いもするので最悪ですね...。フェスは、参加者が快適な環境で楽しめることが大事だと思います。そのため、マナーを守り、他の人に迷惑をかけないようにしたいです!

フェス参加者、個人の行動ひとつで、フェスの快適度が大きく変わることを感じました。また、環境問題についてもっと考えなければいけないなと思いました。まずは、誰でも簡単に始められるマイボトル・マイ食器を持ち運ぼうと思います!

自然環境とフェスの環境。どちらもクリーンである方が良いですよね。「ポイ捨てをしない。自分のゴミは自分で捨てる。」これらは誰でもできるので、クリーンで気持ち良いフェスを過ごすためにも、ひとりひとりがしっかり意識を持つことが大切ですね。

マナー守って楽しくフェスに参加しよう!

今回は、OSAHOの取材を通して、ひとりひとりの意識改革が重要であることをお伝えしました。フジロックのコンセプト、「自然と音楽の共生」。フェス会場をクリーンに保つことで、快適に心地よく過ごすことができます。来年も気持ちよく、楽しいフェスライフを過ごしましょう!

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