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おしゃれなだけじゃない?奥深いクラフトビールの世界を学んできました!

2018.07.22ノウハウ

最近なにかと耳にする“クラフトビール”。おしゃれな感じがするものの、実際にビールと何が違うかを、知らない人も多いのでは?ビールが大好きである筆者も、実はクラフトビールについてよく分かっていないのが本音…。そこで今回は、最近クラフトビールに力を入れているキリンビール社にお邪魔してきました!

「クラフトビール」とは?

ビール嫌いの人のためのビール?

今回、hinata編集部のためにクラフトビールの底知れぬ魅力を伝授してくださったのは、キリンビールの吉田さん! 吉田さんいわく「ビールが苦手だった人も、今回をきっかけに好きになって帰られる人も多くいますよ!」とのこと。期待に胸が高鳴ります!
普段飲んでいるビールは「煮沸」のタイミングでホップを投入するので、熱によってホップの香りが飛び、繊細な味わいになります。一方、クラフトビールは、ホップの香りを強くすることで個性を際立たせるタイプが多く、これらは貯蔵する前のタイミングでホップを漬け込む「ドライホッピング」という製法で作られます。冷やしている状態にホップが投入されるため、香りが熱で飛ばない分、香りが強くつきます◎ 今回は、実際にホップからどれだけの苦味や香りを感じられるのかを、体験させていただきました!

クラフトビールに定義はない?

実は!クラフトビールは「小規模の醸造場による少量生産のビール」であるとアメリカでは定義づけられているのですが、日本にはクラフトビールについての明確な定義はないんだそう。 イメージとしては「地ビール」のような、現地の特産品をエッセンスとして加える、製造者のアイデアを取り入れるなどといった「独自性」が含まれたものを、クラフトビールと総称すると良いそうです☆

こうしてクラフトビールが作られる

そもそも、みなさんは普段飲んでいるビールがどのような工程で作られているか知っていますか?  ビールの製造は「製麦・仕込・発酵・貯蔵・ろ過」の工程を経て、作られます。その中でも仕込では「糖化・麦汁ろ化・煮沸」の3つに大きく分けることができます。 そして、ビールを作るのに欠かせない材料が「麦芽・水・ホップ・酵母」の4つ。その中でもホップは、ビールの特徴である「苦味」や「香り」に大きな影響を与える重要な要素なんです!
ホップが入ったコーヒープレスに一番搾り500mlを注ぎ、プレス(抽出)します。これは、ドライホッピング製法で作るビールの貯蔵タンクを再現している状態です。
通常の一番搾り(左)と、ドライホッピングをした一番搾り(右)です。見た目からして全くの別物と化していますが、果たして味は…?!
一口目は、これはこれで美味しいかも?なんて思いましたが、飲み進めていくうちに苦味が強くなってきました。通なクラフトビール好きには、これくらいパンチがある方が好き!という人も多いんだとか。なんとも奥が深いです…。

種類はもちろん、味わい方もさまざま!

まずは乾杯!実際に飲んでみる

みんなでタイミングを合わせてフタを開けます。「プシュっ」と、良い音!
お待ちかねの、試飲タイム…。では、みんなで乾杯です!今回、1杯目で頂いたのは「グランドキリンJPL(ジャパン・ペールラガー)」です。IPL(インディア・ペールラガー)と認知されている種類に、日本の感性を注ぎ込んだという逸品!

はじめてのクラフトビールに!

専用のグラスで味わう

グランドキリンJPLのために開発されたという専用のグラスで飲んでみます!何と言っても、この特徴的な形がポイント!グラスの上部がワイングラスのようなたまご型のため、吸い込まれるようにして口に入っていきます。 これによって、ビールの味わいや香りをノドからダイレクトに感じられるというわけ。プラスチックコップとも飲み比べてみましたが、グラスによって味わいが変わることに感動しました◎
ビールの香りを最大に楽しむためには、このように思いっきり前傾姿勢になることが大事なんだそう。確かにこの姿勢になるとしっかりと香ってきます!

たくさんの種類を吟味してみる

今回は新商品も含めて、7種類のクラフトビールを飲み比べさせていただきました!パッケージのデザインも可愛いのでキャンプ先でも絵になりそうですね◎
見た目の色合いもここまで変わってきます!ビールの飲み比べをするときは、気になるものから飲むのも良いですが…味の印象が柔らかいものから飲んでいくと、それぞれのクラフトビールをしっかり味わうことができるそうです☆(目安では、色の薄いものが比較的柔らかい口当たりなんだそう。)

○○とペアリングして味わう

hinata編集部も驚きだったのが、クラフトビールと「チョコ」のペアリング!中でも、こちらのAfterdark(アフターダーク)という、ダークビールとチョコは相性抜群です! ダークビールは香りや特長をより感じられるため、あえて常温で飲むのがおすすめ◎キャンプ中でも、冷やして置かなくて大丈夫な点が嬉しいですね!日本では「ビール=キンキンに冷やす」で認知されている場合が多いと思いますが、必ずしもしっかり冷えているから美味しい!ではないということも新たな発見でした!

実際に体験してみよう!

CRAFT BEER ROOM

今回のようなクラフトビールの楽しさについて教えてもらえるワークショップは、キリン公式オンラインショップのDRINXから応募でき、月に数回開催されています!クラフトビールを楽しく学んでみたいという方はぜひチェックしてみてください☆ CRAFT BEER ROOMの詳細はこちら;イベント情報
また、さまざまな種類のクラフトビールと、こだわり食材を使用したビールとの相性ぴったりのお料理も楽しめるレストランもありますので、そちらもぜひ利用してみてくださいね◎ ■SPRING VALLEY BREWERY TOKYO 住所:東京都渋谷区代官山町13-1 ログロード代官山内 TEL・予約:03-6416-4960(受付時間10:00〜22:00) 営業時間:月〜土 8:00〜24:00(L.O22:30) 日 8:00〜22:00(L.O21:00) 詳しくはこちら:SPRING VALLEY BREWERY TOKYO ■SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA 住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1 キリンビール横浜工場内 TEL:045-506-3017 予約TEL:045-503-8250(受付時間10:00〜17:00) 営業時間:火〜日 11:00〜22:00(L.O21:15) 定休日:月(祝日の場合営業) 詳しくはこちら:SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA

期間限定「GALAXY HOP」発売!

2018年7月10日(火)から期間限定で全国発売され、ぜひ皆さんに味わって頂きたい一杯が「GRAND KIRIN GALAXY HOP」。 ホップの中でも、希少品種と言われる「ギャラクシーホップ」を使用したビール☆爽やかでフルーティな香りが特長なので、これからの夏の時期にもピッタリ!実際に飲んでみると、柔らかい口当たりのなかに爽やかさをしっかりと感じられ、ゴクゴク飲めちゃいそうです!「ここまで香りを楽しめるビールって飲んだことない!」と、hinata編集部もご満悦でした◎

まとめ

いかがでしたか?ビール嫌いのスタッフも、今回をきっかけにクラフトビールの美味しさに気づけて大変感動していた様子。キャンプ中のお酒は欠かせないキャンパーさんも多いかと思います。普段飲むビールではなく、次回のキャンプではこだわって「クラフトビール」で乾杯するのはいかがでしょうか?


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